孵化する街に産み立ての建造物群(@ The Hatching City) |
説明 | ||
「この街で見られる 卵型の建物は、 一般住宅や店舗にオフィス、 駅前のスーパーマーケットに至るまで 何一つ例外はなく全て あの鶏の卵から産まれたもの。 街の街路には建物が孵る際に 破れた殻に色付けをして モザイクのように貼り付けられている。 この街の中であれば何処からでも あの鶏の姿がよく見えたりするものだから、 C.T.W.(Colour-Trash World)内の大企業は 挙ってトサカに広告を入れているのだが、 その見返りとして鶏には 栄養豊富な最高級の餌を与えている。 その為なのか近頃は あの鶏から産まれる卵から孵る建物が 次第に大型化してゆき、 役所や公共施設はもとより、 街の郊外に続々と立ち並ぶようになった 近代的な高層ビルやコンドミニアム、 海外資本の大型ホテル、 そしてこの街の玄関口の新駅舎も全て あの鶏の卵から孵ったものだ。 建物の大型化と共に 発展していく街には 続々と人口が増え、 駅には一部の特急が停まるようになった。 今日もあの鶏の懐には 新たに産み落とされたばかりの卵の姿。 これから孵るであろう建物の形態が もう既にうっすらと見えている」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 完成の後A4(210×297)サイズ程に切り取った水彩紙に 水彩絵の具、水彩色鉛筆で描いたもの。 グループ展「Mix展 2」の展示作品となっております。 実は、この絵は元々「勘違い」− 本の表紙に写っている鶏を木の幹と勘違いしたのが切っ掛けで、 そこから「鶏の木を中心に街が拡がっている構図」→ 「その街は全部卵で出来ていて街路も卵の殻で出来たモザイクで 出来ている」...と言う具合に さらなる細部も含めて構想が拡がっていきました。 |
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都市 C.T.R. train ワールド 電車 鉄道 アナログ 鶏 fowl 卵 | ||
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