あの日の空との交錯地点(Crossing The Another Sky)
説明

「ギターを抱えた
タイムマシーン型ロケットで
あの頃へと向かうのならば、
あの日と同じ色をした空と
交わるこの時間帯の
この場所から出発するのが
一番のおススメなのだそうだ。

着陸予定地点で
開催されているパーティは
ラジオで流れた唄によれば
時計の針が
ゼロの時代を告げた瞬間、
終わるらしい。

遺産めいたものを恐らく
何も残す事はないであろう僕が
パーティに持ち寄る事が出来るのは
色彩加工工場から流れて来て
線路脇の在庫処分セールで
売れ残っていた色彩の欠片。
その中でも
比較的マシな色の組み合わせ。
着陸先のその場に居合わせた
参加者全員に配ろうかな。
パーティを終えた後の世界では
何らかの彩りを添えたりする位の
役には立つのだろうからさ。

発射地点すぐ傍の住宅は
当時の最先端の存在だった
パソコンを改装したもの。
それが今巷で増えている...
なんて話題もきっと
それなりの話の種にはなるのだろうね。」


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

完成後にA4(210×297)サイズ程に切り取った
水彩紙に水彩絵の具、水彩色鉛筆で描いたもの。
...「タイムマシーン」の話がずっと続いていて
何か申し訳ないです。(汗)
Princeの「1999」
...をカヴァーしたmimiさんと言うアーティストのCDの歌詞
...の訳詞カードを
読んでいた時にふと思いついたものが切っ掛けで、
キャプション内の「パーティが終わる」箇所は、
上記の「1999」の内容についての言及をしております。
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