Octo Story 第7話「最初の"アレ"」 |
アレに辿り着くまで、あと少しとなった。
「あと少しでス、頑張ってくださイ」
ナマコ車掌が応援してくれている。
彼(?)の応援に、応えなければ。
食らって!タコのカルパッチョ イタメ市駅
→時間内に コロガリウムで 敵 全員たおせ!
チャレンジ料 200
ブキ1 カーボンローラー
ブキ2 ホクサイ
私はカーボンローラーを装備して、イタメ市駅の試練に挑んだ。
制限時間は2分、コロガリウムでタコ達を全滅させるのか。
次々と現れるコロガリウムを、私はカーボンローラーで飛ばしていく。
空中には大きなゲーム機がたくさん浮いている……地下鉄にたくさん埋まっているんだな。
おや、タコトルーパーも反撃してくるのか。
だが、私を倒せると思ったら、大間違いだ!
カーボンローラーで辺りを塗ってインクを補充し、上を向いて撃って高く飛ばした。
「あと1体! どこだーっ?!」
ヒメが叫ぶ。
どこにいても瞬時に対応できるように、私は立ち止まる。
……いた。タコスナイパーだ。
私はタコスナイパーの狙撃を落ち着いて避け、コロガリウムを撃つ体勢に入る。
……とどめだ。
私は高く飛び上がり、カーボンローラーでコロガリウムをタコトルーパーにぶつけ、倒した。
残り時間1分、試練達成だ。
「へー、やるじゃねーかハチ」
「ローラーの使い方、ばっちりですね!」
試練を達成した私を、テンタクルズがまた褒めてくれた。
記憶はないが、ブキを使う能力はある。
私はそれをきちんと理解したのだ。
ワナの満漢全席 ホンカ・クチュー川駅
→エイトボールを 運べ!
チャレンジ料 200
ブキ わかばシューター
エイトボールの動きは物理法則に従っている、私はエイトボールのレールには乗れない、か。
なるべく、エイトボールの中央を狙おう。
制限時間はないから、ゆっくり進んでもいい。
「あ、ボールがあんゾ!」
「エイトボールは専用のレールに乗せて運べそうですね♪」
テンタクルズに応援されつつ、
私はわかばシューターをちびちびエイトボールに撃ち、レールに乗せる。
エイトボールが矢印に乗ると、その方向にぴょん、ぴょんと飛んでいった。
その後、エイトボールが跳ね返ってタコトルーパーを踏み潰し、
エイトボールは動く足場の上に載った。
「ィヤッハー!」
「フォー! タマだけに、たまらんのゥ!」
……そういう意味じゃないよな、アタリメ司令。
エイトボール運びは上手くいったようで、ジャンプポイントが現れる。
私はジャンプポイントに乗って、次の場所に行く。
ウレタンがエイトボールの速度を吸収している。
「たこやき」と読めるネオンサインがある……。
む、魂無き敵《タコトルーパー》が現れたか。
エイトボールに隠れながら様子を伺い、落とされないようにタコトルーパーに近付く。
……そこだ。
私はわかばシューターを連射し、タコトルーパーを倒した。
敵がいなくなったのを確認した私は、わかばシューターでエイトボールを運ぶ。
ある程度進むと、バイタコトルーパーが現れた。
素早くそいつに近付き、わかばシューターを連射。
……よし、倒れた。
「ッシャー! いい動きだ!」
ありがとう、ヒメ。
「ボールバンパーには、真っ直ぐ当てましょ〜」
私は頷き、エイトボールをボールバンパーにぶつける。
ボールバンパーは砕け散り、エイトボールはちょっとだけ左に転がった。
おや、奥にもボールバンパーがあるぞ。
落とさないように、慎重に慎重に……。
エイトボールは落ちるギリギリまで転がり、ストン、と通路に落ちて転がる。
レールの上を走りながら、真っ直ぐボールバンパーにぶつかり、インクレールが繋がった。
そして最終チェックポイントに到達し、右に向かってエイトボールを運ぶ。
……またタコトルーパーか、邪魔をするな。
私はエイトボールをジャンプ矢印まで運んだ後、急いで上まで登り、
タイミングよくボム風船を爆発させる。
そして、エイトボールをゴールまで運び、試練を達成するのだった。
ピロピロ街道を ぶっち切れ! キレタミ山河駅
→宙をまいつつ ゴールせよ!
チャレンジ料 500
ブキ1 スプラチャージャー&クイックボム
ブキ2 わかばシューター&スプラッシュボム
ブキ3 スプラローラー&カーリングボム
緑の不気味なインクが飛び散る、ピロピロだらけのこの駅を。
わかばシューターを使って突破し。
ついに、この駅に到着した。
礎となりしアレ、ここに眠る ナルヘ荘駅
ブキ スプラシューター
「アレ」とは一体どんなものだろうか。
ナマコ車掌は何も答えてくれないし、私もアレについては一切知らない。
少し怖がりながらもその駅に入ると、目のシールがたくさんあり、
まるで私達を見ているかのようだった。
しかも、いつもはあるゲートが、ない。
「誰もいないみたいだゾ! 進めー!」
ヒメはこんな時でも、物怖じしない。
だから、彼女に続こうと、私は勇気を出してスプラシューターを撃ち、先に進んだ。
「一応、周囲に気を付けてくださいね♪」
分かっている、何が来るか分からないからな。
周囲を警戒しながら先に進むと、丸く光る何かを見つけた。
恐らく、これがナマコ車掌の言っていた「アレ」なのだろう。
私がそれをスプラシューターで撃つと、光の玉はどんどん膨らんでいく。
何度も連射するが、光の玉は膨らみ続ける。
そして、光の玉が直径数百mまで膨らむと、パリン、という音と共に光の玉が割れ、
中から「アレ」が飛び出してきた。
私はカメラ機能を使って「アレ」を撮影し、荷台を使って「アレ」を運んだ。
「おめでとうございマス! 1つ目のアレを手に入れましタネ!」
デンワに「アレ」を手に入れた事を報告すると、そいつは喜んで私を歓迎してくれた。
「アレが4つ揃えば、約束の地へ行けマス! それでは引き続き、アレを探してくださイネ!!」
残る「アレ」は、あと3つか。
よし、デンワのためにも試練を達成しよう。
「ふむ……4つのアレとはコレの事じゃったか……。
よぅ分からんが、こんな感じでアレを4つ集めればええんじゃな?」
アタリメ司令でも、「アレ」については分からないらしい。
つまり、こうして集めていくだけでいいんだな。
「そんじゃポリュープ、この調子でイカよろしく〜」
「アレ」の正体とは?
「約束の地」とは?
まだまだ謎は多いが、これから先、どんどん明かされていくだろう。
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ようやく1つ目のアレを入手します。 | ||
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