Octo Story 第9話「2つ目の"アレ"」 |
2つ目のアレまで、残り半分となった。
私はアレを見つけるために、C区域の試練をこなしていった。
高いトコに住んでるヤツら ヒルズゾ区駅
→時間内に 敵 全員たおせ!
チャレンジ料 200
ブキ1 スプラチャージャー
ブキ2 ハイドラント
ブキ3 Rブラスターエリート
サブウェポンは全てスプラッシュボム
制限時間は2分、チャンスは3回。
でんでんスイッチを回すと、全て回る。
私は苛烈な敵の攻撃をかわしながら、スプラチャージャーで撃ち抜いていく。
こいつは狙い撃ちするタイプだからな、しっかり狙いを定めよう。
風船を撃って爆発させ、タコトルーパーを倒す。
「ひゅー! やるな、ポリュープ!」
ヒメが私を褒める中でも、私は集中する。
インクに潜りながら傷を癒し、正確に相手を撃って倒す。
「ひぃふぅみぃ……敵さん、残り10体じゃ!」
「って事は……」
もう半分いったのか、早い。
それでも私は気を抜かず、集中しながら撃つ。
こまめにでんでんスイッチを回し、インクに気を配りながら、敵をどんどん撃っていく。
「敵、残存数3体!」
「もーちょいだ! やっちまえ、ポリュープ!」
ヒメの応援を受けた私は、狙いを定めてタコトルーパーを撃つ。
だが、うかうかしているうちに、残り時間は30秒を切った。
「ちょっと急いだ方がよさそうです!」
ああ、分かっている!
時間は残り20秒、私は慎重に狙いを定める――そこだ!
敵は残り1体、スペシャルウェポン――ハイパープレッサー!
射程距離無限、壁やあらゆる遮蔽物を貫通するインクレーザーが最後の1体を貫く――!
――やった、試練を達成した。
「なかなかの腕前じゃった! これでまた、アレに一歩前進じゃ!」
ありがとう、アタリメ司令。
私はアレを手に入れて、地下鉄を脱出して、光を見たい気持ちがより一層強くなった。
グソクさんのためにも、光を見なければ――
私が、地下にいるオクタリアンとして(恐らく)初めての脱出成功者として、名を刻みたい。
ちょっと野心が強くなってしまったな。
ここからは、私がアレに辿り着くまでのダイジェストとしよう。
エイトボール、撃って走ってスイッチON ナルハ屋駅
→エイトボールを 運べ!
チャレンジ料 200
ブキ ホットブラスター
「エイトボールを追いかけ、早くスイッチを塗るのでス」
うわっ、エイトボールが転がっている。
急いでスイッチを塗って、追いつこう。
エイトボールを撃って、急いで先に進んで、スイッチを押しながら進んでいく。
「タマコロちゃんは自分で押して、調整できそうじゃな!」
そして、ある程度進んで、エイトボールを落として試練を達成した。
ジェットパック、よける姿は ゲキマ部駅
→ジェットパックで 一定時間 よけろ!
チャレンジ料 200
ブキ ジェットパック
また、あの時のように避けるのか……!
しかし丸腰だったあの時と違って、私にはジェットパックがある。
敵の攻撃を避けながら、ジェットパックに取り付けられた弾を撃って反撃する。
なるべく深追いはせず、攻撃が激しくなっても落ち着いて……よし、試練達成。
道を切り開け! ファスナーは閉じろ! シャキィ・ノマド・アイ停留駅
→道を探しながら ゴールせよ!
チャレンジ料 200
ブキ1 バレルスピナー&カーリングボム
ブキ2 14式竹筒銃・甲&クイックボム
道を切り開け? どういう事だ?
……そうか、見えない足場という意味だったのか。
私はバレルスピナーで見えない場所にインクを塗りながら、慎重に進む。
制限時間はないから、ゆっくり進んでも大丈夫だ。
チェックポイントを踏んだ後、カーリングボムで色を塗りつつ、ライドレールに乗って先に進む。
「地面が見えるまで、撃って撃って撃ちつくせィ!」
「戦場の鉄則ゥ!」
「否ーーーーーッ!!」
アタリメ司令もヒメも、本当にノリがいいな。
イイダも「仲良しさんですよね」と言っていた。
まあ、とにかく、今は先に進もう。
相手のインク弾幕が切れるまで待機して、バレルスピナーで倒してジャンプポイントに乗る。
見えない場所をインクで塗り、敵の攻撃を避ける。
道は長かったが、それでも、私は順調に進む。
ゴールポイントまであと少し、といったところで私は足を滑らせ、落ちかける。
「危ない!」
だが、落ちる直前で私は体勢を整え直し、ギリギリで踏みとどまった。
後は、ここをカーリングボムで壊すだけだな!
……よし、試練達成だ。
1つでも壊し間違うとアウトです ハン・パネッ州駅
→同じ形にせよ!
チャレンジ料 500
ブキ1 ボトルガイザー&スプラッシュボム
ブキ2 スプラチャージャー&スプラッシュボム
全く同じ形にしないとダメという事か。
しかもチャンスは1回……かなり難しい試練だが、達成しなければアレには辿り着けない。
「これと同じ形に右の木箱を削るのか……」
「型抜きみたいでわくわくしますね〜♪」
テンタクルズは楽しそうな様子だ。
というか、左のモデルは一体誰なんだ?
私はじっくり見本の形を確認しながら、細部を慎重に木箱を撃っていく。
おっと、上も撃ち忘れないようにな。
ヒメは一気に爆破したいと言ったが、それでは試練を達成できないぞ。
……この試練は二度目で達成したぞ。
制限時間はなく、ちゃんと覚えれば達成できるものだったからな。
そして私はついに、アレが待つこの駅に向かった。
断罪せしアレ、ここに眠る キテミ荘駅
ブキ スプラシューター
1つ目のアレを入手したところと、全く同じような場所に着いた。
目玉のようなシールは少なかったが、蛸の落書きが壁に描いてあった。
「奥に部屋があるようじゃ! 進めィ!」
「戦場の鉄則ゥ!」
「否ーーーッ!!」
相変わらずノリがいいアタリメ司令とヒメの声を聴きながら、私はアレが待つ場所に歩いていく。
しばらく歩いていくと、光の玉に包まれた“アレ”があった。
やはり、1つ目のアレと同じ空気だ――
私は迷わず、スプラシューターで光の玉を撃ち、“アレ”を中から取り出した。
それは、棘がついた突起がたくさん生えた、丸く光がたくさんあるものだった。
私は2つ目のアレを撮影し、台車で運ぶのだった。
「おめでとうございマス! 2つ目のアレを手に入れましタネ!!」
2つ目のアレを手に入れた私がデンワに報告すると、デンワは喜んで口(?)を動かした。
「もう、アレ半分も集めちゃうトハ……いやぁ、アナタは有能デス!
残りも探してくださイネ!!」
有能、か……。
デンワは本当に私の事を信頼しているみたいだな。
彼(?)の期待に応えなければな。
「ふむ……4つのアレには色んな形があるようじゃな……」
「何かの部品みたいに見えますが……これだけだと、メカ好きのワタシでも分からないですね……」
テンタクルズとアタリメ司令は、アレについて推理していた。
しかし、アレに関する情報が少ないため、結論はまだ出ていなかった。
私も、今は何も考えずに次の駅に向かう事にした。
「2個の“アレ”を手に入れたものの……何じゃこれは……。
お腹空いたのゥ……おはぎ食べたいのゥ……」
アタリメ司令は空腹なようだ。
この地下鉄に食べ物はほとんどもない、彼はちょっと苦しそうな様子だ。
早く、地上に出なければ……私はそう思いながら、アタリメ司令と共に次の駅へ向かうのだった。
説明 | ||
2つ目のアレ、入手します。 | ||
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