前メイド長”シンシ”6 |
紅魔館は完全に封鎖されていた。
咲夜お得意の瞬間移動でも、結界を抜ける事は出来なかった。
そう、紅魔館全体が結界で封鎖されていたのである。
いくら攻撃を加えていても、解けない為、一旦中断して、集まった。
「出れないわね。」
「漫画みたいに、攻撃すれば良いって訳じゃないみたいだね。」
「どうでしょう?地下に潜るというのは?」
「良い案ね。」
その時、ラジオが奇怪音を立て始めた。
「ザー、ザー、こちら、藍。聞こえているか?」
ラジオは今は亡きパチュリーが改造して、「死んでないから。」通信を出来る様にしてあったのだ。
「パチュリー。ようやく目が覚めたのね?」
「ばらすと、二重に視覚攻撃を食らった訳ね。咲夜の代わりに視覚攻撃をうけたのね。だから、今まで失神していた訳。そういう魔法があるのよ。」
”フランドール”ようやく、咲夜は怪物の名前を思い出す。
「フランドール伝説という物語を知っているわね?その”フランドール”よ。」
パチュリーが喋った後、藍が喋り出す。
「もう良いか?紫様が倒れられてしまった。今は意識がない状態だ。結界はそちらで何とかして欲しいんだが・・・・・。」
「分かった。」
地下に行こうという案を受け入れたレミリアが朗々と答える。
「じゃあ、また。切るぞ。」
切って繋げる。つまり、レミリアは前メイド長であるシンシに繋げる事にした。
「シンシ、シンシ?レミリアよ。」
「お久しぶりでございます。」
「3年は経っているわね。」
咲夜は懐かしさを感じていた。
「咲夜です。シンシお疲れ様です。フランドール事変の事なのですが・・・・・・。」
「今調べている所よ。来るかしら?」
「行きます。」
こうして、地下行きが決定したのだった。
説明 | ||
咲夜が活躍する物語。 レミリアの予知能力が働く話。 |
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