リンゴを考える
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説明
今は一年中リンゴを食べることができるようになったが、リンゴの本来の季節は10月から12月だそうだ。リンゴといえば「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」と言う文句が有名で 体に良い食品の代表のように言われている。(ただしリンゴの種子は毒である)この言葉は1866年にウェールズ地方から広まったらしい。この1日1個リンゴを食べると 本当に健康になるのかどうかを調べたデータを見つけた。アメリカが全米健康栄養調査で8,399人を対象に調べているが 昔から言われているような効果はないようだ。1866年当時のウェールズのような寒冷地では、野菜や果物が少なくビタミン類が不足することは容易に想像がつくし、バランスよく栄養を摂ることが難しかったのでリンゴが良いと言われていたのだと推測する。栄養が有り余っている今ではリンゴを1個食べたぐらいでは健康は変わらないみたいだ。リンゴは全ての栄養(タンパク質、脂肪、ビタミンD、ナトリウムは無い)を1/10くらいづつバランスよく含んでいる(カロリーも1/10以下)らしい。逆に考えると1/10しか無いのだ。リンゴを1個食べるとけっこう腹にたまるが、栄養は全然足りないのだ。日本で一番リンゴを食べる県民は青森県民で二番目は秋田県民だが、日本で一番寿命が短いのも青森県民で二番目も秋田県民だ。だからと言って リンゴが寿命を縮めるとは言えないが、リンゴで健康になるとも言えないようだ。青森県民はカップ麺の消費が多いから短命なんだという説もあるが、これも怪しい。青森県民は喫煙者が多いからだという説や塩の摂りすぎという説もある。確かにリンゴのカリウム量では相殺できるナトリウム量に足りないのかもしれない。日本一リンゴを生産して 日本一リンゴを消費している青森県民のために原因を追求しなくてはならない。原因は食事以外と考え、他に目をやると青森県民と秋田県民の自殺率の高さが気になった。東北は全体的に自殺率が高い。(1位岩手県 2位新潟県 3位秋田県、青森県は8位) 自殺してしまえば寿命は短くなるなぁ と思いながら さらに検索を続けると医療施設の不足に目が止まった。病院や医療施設の不足で困っているランキングの1位は岩手県、2位は青森県、3位は秋田県だった。僕は日本が長寿の理由は医療が進歩した結果だと思っている。長生きしているのではなく、長生きさせられているのだ。自殺しようとしても 見つかってしまい 有無を言わさず治療費を請求されてしまう。そして病気で倒れてもすぐ病院に運ばれて、本人の意志にかかわらず無理矢理生き返らされて高額な医療費を請求されてしまう。結果として 命は繋いでも残りの余生を障害者として過ごさねばならない人達が多い。医療施設が充実していれば東北の県民も確実に寿命は伸ばせるはずだ。 でも健康は寿命ではないと思うのだ。医者と薬に無理矢理生かされるより、寿命が縮んだとしても リンゴを食べて自然な健康と寿命を手に入れた方がいいと思うのだった。
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