「くだんのはは」(2/11)〜鬼子神社事件始末〜 |
「くだん?」
レイコの話の途中だったが、菊一は思わず聞き返してしまった。
「《くだん》って あの、生まれた直後に大きな災厄の予言を残して すぐ死んでしまう、っていう、人面の牛の?」
「人間界の伝承では そうですね」
日付は変わって、レイコは再び横浜中華街のほど近くにある《日本鬼子神社》を訪れていた。
『余計な首を突っ込むな』と釘を刺されていたにも拘わらず、アレコレと聞き込んだ成果を持って意気揚々と戻ってきたレイコを見た時には、鬼子は発作的にその首を絞め殺したい衝動にかられたものである。
とは言え、情報提供者が超のつく有名どころ かつ 神としての大先輩とあっては その厚意を無下に扱う事も出来ず、今のところは おとなしくレイコの報告を聞いている。
「と、言う事は、その子は くだん の屍骸を抱いていた、という事ですか?」
「いいや」
菊一の問いに、レイコは例によって回りくどく答える。話がまだ途中だったので仕方がないとも言えるが。
「私としても戦友に恥をかかせるわけにいかないんで、一応裏取りはしてきたんですよ。そのボス鼠にも会って、直に話を聞いてきました。
その話によると、そいつ自身は くだん の姿を直接見たとかではないらしい。
その娘を見た時、直感的に…というか本能的に感じたんだそうです。
『くだん を抱いた娘』だと。
『くだん の屍骸を抱いた娘』でもなく、『人面の牛の嬰児を抱いた娘』でもない。『くだん を抱いた娘』です」
「どういう事でしょう?」
「妖怪である その鼠は、《くだん》という名前の指し示すものを直感的に理解していた、という事じゃな」
レイコの代わりに鬼子が答えた。
「《くだん》という名は、その予言が文字通り『件(くだん)のごとく』現実に起こるから そう呼ばれておる。
名が体を現し、体が名を成す。
その娘が抱いていたのは、その姿形ではなく『正確な予言を成すモノ』という性質において《くだん》であった、という事じゃ」
「と、なると…」菊一は少し考える。「その《くだん》が死んでいない・生きている、とするなら、その子は生まれたばかりの…まだ予言をして死ぬ前の くだん を連れて逃げている…とか?」
「いやァ、それも ちぃとばかり矛盾するんですよね」
菊一の推論に、レイコは問題点を指摘する。
「今、《金魚(レイコがこの世界の鬼子に勝手に付けたアダ名)》が言ったとおり、ボス鼠が《くだん》と感じたのならば、ソレは『くだん として成立』してなくてはならないんです。予言をする前の くだん は、単なる人面の牛の嬰児に過ぎません。そのまま予言も何もせずに死んでしまったら、すなわちそれは『くだんではない』って事になっちゃうでしょう?」
「確かに」
分かったような分からないような顔をしている菊一に、鬼子が更に補足で説明する。
「仮に目撃者が人間で、その娘の抱いているものを見たとして、それが人面牛の赤ん坊だったならば、『あれは くだん だ』と勘違いする事も有り得るじゃろうがの。ボス鼠は妖怪としての直感で『くだん だ』と感じたわけじゃし、だとすると その《くだん》は既に予言を終えた後で、しかも その予言は既に的中しておらねばならん」
「既に、予言が現実になっている…?」
鬼子の説明に、菊一は何か不穏な感情を抱いた。
「そこなんだよなぁ」
レイコも心なしか顔を曇らせている。
「『人間界での伝承と、実際の性質や現象が異なる』というのは、まあ、あるあるで済ませるとして」
「お前、ちょくちょく重大な事をサラっと流すよな」
「問題は、どこまで伝承と違うのか、どこで伝承と一致してるのかなんだよ…。
ボス鼠が本能的に《くだん》だと確信したなら、それは必要最低限の《くだん》の要素を持っている。つまり『予言をして、それを必ず的中させる』という要素を満たしているわけだ。金魚の言う通り、既に予言は成されて、現実にソレが発生しているはずだ。
しかし、ソレ以外の要素…『人面牛身の嬰児』とか『生まれてすぐ予言をして死んでしまう』とか『概ね予言の内容は災厄である』といった部分も、《くだん》の核心ではないにせよ、《くだん》を構成する要素の一つである事には違いない。有名な伝承として現代にまで伝わっているという事は、それだけ多くの事例で、あるいは記憶に焼き付くような印象的な事例で、それが起こっているという事だからね。
このうち『生まれてすぐ予言をして死ぬ』という要素は今回の場合 当てはまらないとして、その他の要素はどうなのか?他の要素も同じように無効化されているのか?それとも部分的には今回の事例にも当てはまる点があるのか?
その辺を推測しようとしても判断材料が全然足りないわけだが、ただ…」
「…うむ、ワシも気付いておった」
「何がですか?」
困惑顔で聞いた菊一に、今度はレイコが答えた。
「この件は元々、小児性愛者連続殺人事件についての話でしたよね?」
「ええ、まあ」
「それに関連して何か情報は無いかと思ってたところに、滝殿…《神》の一角である滝夜叉姫殿から、その断片がもたらされた。《神》から もたらされるモノには、全くの無駄という事は まず無いんです。必ず何らかの意味がある。
だから、この《くだん》の話は、きっとどこかで連続殺人事件と関わっているはずなんです」
「なるほど…」
仮にも神主の身としては うかつ だったかも知れないが、常日頃から限りなく人間に近い《神》と生活を共にしていると、どうしても《神》が『人智の及ばぬ何者か』である事を忘れがちになってしまうものなのかも知れない。
その、限りなく人間に近い《神様》がレイコの言葉の後を続けた。
「そこから察さんとするならば、まず『生き延びた くだん は、複数の予言をする事が出来るかも知れない』という可能性が考えられるな。伝承では生まれてすぐに死んでしまうゆえ、その前提が覆った時点で矛盾なく成立する。
二つ目は、『予言は災厄についてである』という点。これは、恐らくは伝承に準じている可能性が高い。もっとも、それは戦とか自然災害などというものではなく…現実に起こっておらんからの…もっと小規模な、人間の個人レベルでの不幸ではないかの?くだん の予言は、いわば『その寿命を使い切る』事と引き換えじゃ。予言を的中させて尚も生き延びているという事は、それに費やされたエネルギーが比較的小さなものだったと仮定できる。事故とか病気とか、ともすれば人目につかず気付かれないような…まあ、実際には世間は その話題でもちきりじゃが」
「…連続殺人事件を、くだん が言い当ててる…?」
「そうだと考えると、その《くだん》の持つ能力や、何故 娘と行動を共にしているのか、その目的は何なのか、といった事への推理の取っ掛かりくらいにはなるじゃろう。そして、ソレは最終的には事件の真相とも繋がってくる、じゃろ?ミタマモリ(鬼子がレイコを指す時の呼称)」
「まあ、人間の知恵や努力で何とかなる部分は、警察に任せておけば良いからな。私達は私達ならではの方法でアプローチしていく方が『らしい』ってもんさ」
レイコは外国のテレビドラマのような仕草で肩をすくめ、掌を上げた。全然似合っていない。
「《くだん》が…必然的に《それを抱いた女の子》が、事件に関わっているとして」菊一は顎に口に手を当てて尚も考える。「ミタマモリ様は、それについて他にも情報を掴んでいるんですよね?」
「いや、それが全然」
「ハア!?」鬼子が甲高い声を上げた。
「いや、これは冗談抜きで。
目撃者であるボス鼠いわく、《その娘》の方は間違いなく『生きている人間』だったそうだ。
なら、事故現場周辺の監視カメラに映ってるかも知れないと思って特徴を聞いたんだが…あのクソ鼠、その容姿、顔はおろか髪型・服装に至るまで、特徴を何一つ覚えていないと言うんだ」
「まあ、妖怪と人間じゃモノの見え方感じ方が違うものじゃが」鬼子も不可解そうに顔をしかめている。
「それにしたって極端すぎるのう。いくら《くだん を抱いた娘》というインパクトが強かったとして、その娘自体の印象を何も覚えておらんというのは…」
「普通の人間じゃない、って事ですか?まあ、くだん を抱いて夜中に彷徨い歩いてる時点で普通ではないんですけど…ほら、《岡島さん》みたいな、先天的な対霊ステルス体質とか」
「まあ、そんなところだと思います。
事件現場にも いくつか足を運んでみたんですが、周辺のアヤカシ・精霊の類からもコレといった情報は得られませんでしたし…。まあ、くだん は予言をしてるだけだとすれば、霊的痕跡なんか残ってるはずもないんだけどね。都会は人が多いから、余計にそういうのは感じにくくなってるし。
ただ、《娘》が生身の人間だとなれば、事件の性質上…ちょっと変な言い方になるが…被害者達が餌食にしようとしてたらしい《子ども》というのは、その娘だったんじゃないか?って可能性も出てくる。
警察も被害者の生前の足取りについて捜査してるはずだし、そのうち二件でも三件でも、同じ背格好の女の子を連れた様子が防犯カメラで確認されてれば、その《娘》も捜査線上に浮かびそうなもんだが…」
そう言いながらレイコは横目で鬼子に視線を送る。
「いや、ワシらのコネでも捜査情報は流してくれんじゃろ」
レイコの期待した通りにはいかないらしい。
「神奈川県警ならともかく、警視庁の知り合いなんて二人くらいしかおらんし、テロ対策課と殺人課の刑事が変死事件を担当してるとは思えん」
「そっかー」
レイコは わざとらしくテーブルに伏した。
「それに、その仮説もちょっと無理がありますよ。くだん の予言があるなら、その子が そんなアブない男達に付いていく理由がありません」
「どうせ相手が死ぬと分かっていても、一歩間違えれば強姦されるか、最悪殺される可能性じゃってあるからのう」
「…ソレ込みでの『予言』っていう線はどうだ?」レイコは更に仮説を出す。「性犯罪被害に遭うのだって、その娘からしたら『災厄』だからな。娘にとっての災厄と、被害者の男どもにとっての災厄がワンセットで予言されてて、それを現実のものとすべく…つまり、娘は『自分が強姦される事で男達の死を確定させようとした』、くだん の予言を使って間接的に男達を殺そうと…っていうのも無理か」
「ええ、被害者達が『行為にまで及んだ』という痕跡は無かったみたいですね。あったら『男たちによって被害に遭った少女』の行方も、捜査されてるはずですから」
「ていうか、十歳になるかならんかの子どもが、何人もの大人の男を相手に『身を挺してでも裁いてやる』と思うほどの憎悪は持てんじゃろ」
「だよなー…」
そもそも、レイコは人間の社会について所々大雑把にしか把握していないところがある。元来、殺人事件の推理なんて向いていない。
「ていうか、ソレを言い出したら『何故くだん は男どもの死を予言したのか』ってところで引っかかっちまうんだけどなー。まあ、くだん が『何を』予言するかなんて、それこそ くだん の勝手だから、何故もクソもないんだけどさ」
「無理矢理 人間の世界の出来事と符号させようとしてものう…それでいて、『事件と無関係ではない』という漠然とした前提だけはあるわけじゃし、毎度ながら面倒な話じゃな」
「『生きている くだん』の前例でもあれば、参考になりそうなんですけどね…」
「《くだん》の前例自体が、9割がた風説・流言・噂・怪談・ゴシップやジョークの類だからなぁ…戦時中なんて、割と鉄板ネタでしたよ?どこそこで くだん が生まれて、『もうすぐ戦争は終わる』と予言した、とか」
「そうそう、最初は日本が勝つ前提で『いつ終わる』だったんじゃよな。それが、戦争が長引いて世間がだんだん疲弊していくにつれて『日本が勝つ』『いや、負ける』って話になってった。
戦地から離れた日本本土ですら、戦局が危ういという空気が隠しきれなくなってたんじゃよな…」
〜〜〜◆〜〜〜
「そういや、ソレを題材にした短編小説があったな。小松左京の『くだんのはは』。そうそう、アレに出てきたのも『生きながらえて、命を削りながら予言を続ける』くだん だったっけ」
「どんな話です?」話の流れで何気なしに、菊一が聞いた。「小松左京と言えばSF作家だと思ってましたけど」
「まあ、妖怪が主役の話ではないですよ」
レイコは思い出し笑いのような苦笑を浮かべて言った。
「ネタバレでザッと まとめちゃいますが、主人公の少年が家を焼け出されて ある金持ちの家に身を寄せる。
その家は戦争末期にも拘わらず、なぜか暮らしに困っていない。米もあれば夕食に肉すら出る。
大きな空襲があっても、家主である婦人は『この家は大丈夫です。娘がそう言いましたから』の一点張りで避難しようともせず、実際に屋敷は空襲を免れる。
その『娘』は物語終盤まで姿を見せないんですが、『日本は負けました』という予言に怒り狂った少年が とうとう襖を開けて、その正体を見てしまう。
それが、その家系の因果によって生まれた、牛頭人身の《くだん》だった、という筋です」
「牛頭人身?」アレッ、という顔で菊一が聞き返した。「伝承の《くだん》と逆じゃないですか?」
「その通り。まあ、小松も別に妖怪の話を書きたかったわけじゃないようですからね。あえて伝承とは逆にしたんでしょう」
「そもそもタイトルからしてダジャレじゃないか」
ニヤニヤ笑うレイコに対して、特に面白くもなさそうに鬼子は愚痴った。
「《くだんのはは》と《くだん》じゃ、同音異議も甚だしいわい」
「そうかぁ?私に言わせりゃ、《くだんのはは》なんてもの自体が、タチの悪いブラックジョークみたいなもんだと思うがね」
「何の話です?」
一人だけ会話の内容についていけない菊一の問いに、鬼子が不機嫌そうに答える。
「《くだんのはは》の『くだん』は、階段の一段、二段と同じ字で、九段と書くんじゃ」
「菊一さんも神主なら、『九段』で思い当たる神社がありますよね?」
「くだん…靖国神社ですか!」
菊一はハッとなったような顔で答えた。話が戦争がらみになっていたせいもあって、すぐに思い出せたようだ。
「そう。元々は『九段の母』というのは戦時中の言葉で、戦地で息子を亡くした母親、という意味です。同名の流行歌もありましたよ。
ソレに引っ掛けるために、小松は あえてタイトルを全部ひらがなで表記しています。
戦争で息子を亡くす、というのは、戦時中という特殊な世相風潮の中では『誇らしい事』とされていました。
お国のために命を捧げた若者…我が子を そのような『立派な男』に育てた母親もまた『立派な母親』だと、そういう理屈ですね。
もちろん、現実的には気休めに近い同情や慰めだし、《戦争》という国家の大ポカを無理矢理にでも正当化しなければならん連中による詭弁なんですけどね」
「じゃあ、小説に出てくる娘の母親とは真逆ですね。だから牛と人間の部分が逆になってるのか…」
「いいや、一緒ですよw」
笑って話せる話でもないのに、既にレイコは何かを見下したような笑みを隠そうともしない。
「小説の母親は、先祖の陰惨な所業の業として生まれた《くだん》の娘の、命を削った予言のおかげで、焼け出されもせず衣食住にも困らない生活が出来ていた。
《九段の母》も、我が子の命と引き換えに『賢母だ、これぞ日本の母親だ』と称えられ、ある種の社会的ステータスを得る事が出来たんです。
まあ、大半は『そんなもの いらんから 息子を返してくれ!』と思ったでしょうが、そんな事を口にすれば たちまち非国民扱いですからね。本音を押し殺して、有難く名誉を頂戴しといた方が得というものです。その程度の打算も出来なければ、あの時代を生きる事なんて無理というもんですからね」
「そんな、身も蓋もない…」
そう口にした菊一であったが、戦時中の『身も蓋もない』話は くどいほど聞いて知っているため、レイコの見解に反論も出来なかった。確かに、その時代であれば現代とは逆転したような価値観が まかり通っていたのだろう。
「で、小説の最後なんですが」
菊一の心情を計る気配もなく、レイコは続けた。
「主人公の少年が大人になって娘を授かるんですが、これが何故かツノが生えてるんです。《くだん》の家とは何の血縁もないのに。
そこのところは伝承にも無いし、完全な小松の創作によるものなんですが、『将来、娘が くだん になるかも知れない』と匂わせる事で、つまり『いずれ、くだん が予言とするような災厄≒あの戦争のような世の中が 訪れるかも知れない』という、未来への不安を提示して物語は幕を閉じます。このくだりは、『戦争を知らない次世代の日本人』への皮肉ですね。
戦争を経験せず、その狂気にも悲劇にも現実感を持つ事が出来ない若い連中は、ともすれば容易に『銃を持って敵と戦う事は勇ましい、国を守る立派な行為だ』みたいな価値観に流されてしまう。現に、最近じゃ やれ国防軍だの、日本も核防御すべきだ、だのの主張を恥ずかしげもなく振り回してる連中が少なくないでしょう?中には自分自身の考えによるものではなく、『偉い政治家や強い政党が そう言ってるから』程度の理由で、ただそれに賛同しているだけの奴らもね。まあ、そいつらも口では『そうではない、自分自身の意思だ』とは言ってますけど、私に言わせりゃ戦時中の、国に言われるがままに日の丸振ってた連中と同じですよw
10歳〜14歳の多感な時期を『戦争』に潰されて、時流に流され主義主張をコロコロ変える大人達の都合に翻弄されてきた小松にとっては、そういった若者達が まるで化け物か何かのように思えたんじゃないでしょうかね」
「う〜ん…」
菊一は黙ってしまった。彼自身も、レイコが言ったような『戦争に対する忌避感のない連中』への嫌悪感はあるし、そのような思想は危険だとも思っている。反面、彼とて30前の若造である事には変わりなく、『実感としての戦争』を知らない世代だ。
だから、戦時中、もっと言えば戦国時代からの数々の『戦(いくさ)』を見てきたであろうレイコの言葉を、その核心までもは決して理解し得ないだろう事も、また分かっている。
故に、彼は次に言うべき言葉を見つけられない。
〜〜〜◆〜〜〜
■■■(二の段終わり)■■■
説明 | ||
☆目次→https://www.tinami.com/view/1149571 【ご注意】 この物語はフィクションです。実在または歴史上・の人物、実在の団体や地名、事件等とは一切関係ありませんのでご了承下さい。 ●作中に 小松左京・著「くだんのはは」のネタバレおよび独自の考察が含まれます。ご都合が合わない方の閲覧はご遠慮下さい。 ●日本の歴史、主に太平洋戦争について、やや偏見に伴う批判的・侮辱的な描写がございます。苦手な方は閲覧を控えて下さい。 ●神道・仏教等について独自の設定を行っております。実在する書物・記録とは異なる点が多々ありますので、あらかじめ ご了承下さい。 ●猟奇事件・性犯罪・近親相姦・小児性愛などの描写がございます。同じく、苦手な方は閲覧をお控え下さい。 ●この物語に登場する呪術・仙術・神通力・儀式等は、全て架空のものです。 2023年作。登場人物の「日本鬼子/多縫喜守日本鬼子/金魚」は、「狸野」様作の「萌えキャラ日本鬼子」のイラスト(https://www.pixiv.net/artworks/14280981 )よりインスパイアさせていただいたキャラクターです(元キャラには特に設定などはありません)。 |
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