バンダイ SMP ぼくらの ジアース
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説明
そして
ぼくらは、
あれに
出会った。

バンダイの大人向けプラキットブランド「SMP」より、『ぼくらの』に登場する「ジアース」を作りました。
実はこの『ぼくらの』、私の人生にすごく影響を与えた作品です。
当時、現実のつらいことを作中のキャラクターたちが悲惨な現実に立ち向かう姿に重ね合わせて勇気を貰っていました…。
そんな『ぼくらの』のジアースが、この令和の時代にプラモデルとして立体化されるなんて!
生きていて良かった。ありがとうバンダイ、ありがとう『ぼくらの』。
バンダイさん、できれば原作版のジアースも発売してほしいです…!


キットですが全高25cmくらいなのでスケールは約1/2000ぐらいでしょうか。ちょっと大きめで存在感あります。
仮組みの時に腕の関節と背中のトゲを折っちゃって、なんとか補修したんですが、関節が緩くなっちゃいました。
可動部が結構渋めに作られていてそのまま動かすと折れやすいです。
ヤスリで調整したほうが良いかもですね。
バランス良く立たせればスタンドなしでも自立できます。
こんなに立体化が難しそうなデザインを再現してくれて、本当にありがとうバンダイ!
あとできれば原作版を(

作製
長期休暇中に完成させることを目標にしました。ただ、継ぎ目消しや表面処理の工程がどうしても苦手で、つい作業が進まなくなるので、今回はもう全部サボることにしました(笑)。
腕とか大きいパーツが多く、普通に塗装するだけじゃ面白くないと思ったので、『ホビージャパン』で紹介されていたシタデルカラーを使っての凹凸表現に挑戦。スポンジに塗料をつけてポンポンと叩く感じでやってみました。簡単にできると思ったのに、塗料の量によって凹凸の感じが変わって、意外と難しかったです。結果、左右の腕で凹凸の感じが違ってたり。

塗装
デザインはアニメ版だけど、色味は原作の鬼頭先生が描く真っ黒ではなく、青緑っぽい雰囲気を再現しようと思いました。まず、ガイアノーツの黒サフを下地にして、その上からシタデルカラーをスポンジでポンポン。
本体にはシタデルカラーの「ナイトロードブルー」をベースに、「ダークリーパー」を重ねました。乾燥後、シタデルカラーを塗りつぶさないように、Mr.カラーの「333番 エクストラダークシーグレー」をエアブラシで重ね塗りして、さらにその上から「LP-15 横須賀海軍工廠グレイ」でモジュレーション塗装をちょっと意識して塗りました。背面はもう一度薄く塗装を重ねて、自然な感じにした方が良かったかも。
関節部分の黒はシタデルの「コーヴスブラック」に、その上からMr.カラーの「513番 ジャーマングレー」を使いました。

本体の顔は小さくてモールドがつぶれているのですが、その代わり顔を模した台座がとてもいい感じです。塗り分けがちょっと大変でしたが気合入れて塗りました。
黄色はMr.カラーの「39番 ダークイエロー」と「321番 黄土色」を1:1で混ぜて使用。赤には「81番 あずき色(赤2号)」を使いました。
目の部分は、Mr.カラーの「GX1 クールホワイト」を塗装した後、エアテックスの「ブラックライトペイントルミネ」を赤・緑・青で混ぜて塗りました。この塗料、ブラックライトで照らすまでは透明な代物。他にも何か使いたくなりますが、透明なせいで扱いが難しい…。
あと3色を混ぜて白く光らせるのがめちゃくちゃ難しかった。
仕上げに、本体全体にはプレミアムトップコートの艶消しを、台座には半ツヤで仕上げました。
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