野生の脊椎動物で 一番人を殺しているのはワニだそうだ。日本に野生のワニがいなくて良かった。世界で年間1,000人以上がワニの犠牲になっているらしい。「走って逃げれば大丈夫だ」と考えるだろうが、ワニは時速18kmで走るそうなのだ。大人の走る平均時速は8〜9kmというから ワニに狙われたら 逃げ切るのは無理だろう。 アフリカで300人以上を食べたという、 なかば伝説的な人食いワニ『ギュスターブ』は有名だ。東アフリカのタンガニーカ湖の住民を恐怖に陥れていると、英デイリー・スター紙などが報じたことがある。 推定100歳?で体長6メートル?、体重1トン?とされる人食いナイルワニだ。東アフリカのタンザニア、コンゴ民主共和国、ザンビア、ブルンジに面するタンガニーカ湖に生息している。何度も捕獲を試みたようだが、一度も捕えられずにいる。最初にギュスターヴの存在が発覚したのは1987年で、頭頂部に傷跡がある巨大ワニを目撃した人が何人も出てきたことから、人食いワニがいることが分かったそうだ。2015年からずっと生存確認がされていないので、現在は生死不明のようだ。 フィリピン南部ミンダナオ島で2011年に2名 食い殺して、生け捕りにされた体長6・17メートル、体重約1トンのイリエワニの『ロロン』は2013年に死んだ。ロロンは「生け捕りにされた世界最大のワニ」としてギネス記録に認定されていた。 現在確認されている世界最大はイリエワニの『カリア』だ。インドのビターカニカ国立公園で発見された。カリアの全長は7.01m、体重は2000kgに達するとされている。現時点で「世界で最も大きなワニ」としてギネスブックにも認定されている。カリアは大きすぎるうえ人前に現れることは滅多になく、目撃情報が少ないため、捕獲は難しいとされている。ギュスターヴより一回り大きいようだが、ギュスターブもカリアも未捕縛なので実測値は不明だ。 ちなみに飼育されていた最大のワニとしてギネスに載っていたのは、体長5・48メートル体重1tを越えるオーストラリアのイリエワニで『カシウス』だ。カシウスは2024年11月2日に死去した。老衰だそうで、推定年齢は120歳を越えていたらしい。 |