戦闘経験の少ない
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説明
ヒュドラーとは古典ギリシア語で水蛇を意味する。だが神話ではアルゴリス地方のレルネーの怪物のことを指し、ヘーシオドス(叙事詩人)によれば 女神ヘーラーがヘーラクレースに対する恨みの感情から育てたとされる。ヒュドラーは巨大な胴体に9つの首を持つ大蛇の姿をしていたが、首の数については50や100とする説もある。もっとも、パウサニアス(2世紀の地理学者)は『ヒュドラーの頭はもともとは1つだったと考えており、ペイサンドロス(ロドス島の詩人)が恐ろしさを強調するために多頭の姿で描いたと』述べている。ヘーシオドスはヒュドラーの姿については触れていない。『後代の絵画などではヒュドラーを前足と後ろ足、翼を持った姿で表される』こともある。―Wikipediaより    一般的にヒュドラの首は9つで 中央の首以外は再生するという設定が主流だ。物語によっては首が切られると 倍に増えるとされている。切られているうちに、50、100と増えたのかもしれない。100にもなるとメドゥウサのような気がする。僕は長く生きているうちに、戦いが多くなり 徐々に首が増えていったと考えている。しかし、ヒュドラが ただの毒蛇ではつまらないので、16世紀の絵画のように 四つ足に翼のあるドラゴン風の容姿を想像してみた。神話などでは 蛇と竜はしばしば混同されたりしている。しかし、これでは水蛇座にはなれない。やはり水蛇座なら細長くなくてはいけないのだ。いくつかの文献には『みずへび座には足がある』と書かれている。水を操る体躯の細長い竜、それはつまり東洋の龍ではないか。ヒュドラはヤマタノオロチなのだ。 架空の生き物だから どんな姿にしようと作家の自由だが、【頭が2つある毒龍】が原初のヒュドラの姿かもしれない。  ヒドラは現実の生物にもいる。ヒドラ科 (Hydraceae) の動物は、細長い体に長い触手を持つ。淡水産で群体を作らず、浅い池の水草の上などに生息している。体は細い棒状で、一方の端は細くなって小さい足盤があり、これで基質に付着する。他方の端には口があり、その周囲から6 - 8本程度の長い触手が生えている。体長は約1cmで触手はその数倍に伸び、刺胞という毒針を持ち、ミジンコなどが触手に触れると麻痺させて食べてしまう。ゆっくりだが移動することもできる。暖かな季節には親の体から子供が出芽することによって増える。円筒形の体の中程から横に小さな突起ができ、その先端の周辺に触手ができて、本体よりも一回り小さな姿になったとき、基部がはずれて独り立ちする。ミニサイズだから良いが、大きければ かなり恐ろしいモンスターだ。
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