俺じゃなきゃ見逃しちゃうような違和感
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帝令学院の調査中。

存在しないはずの旧校舎について調べる。

 

【教室にいく】←

 

教室についた。

 

そこには、たくさんの女生徒がいた。豊満な胸元が制服の生地を押し上げ、華やかに揺れる。艶やかさをまとう彼女たちの姿が、教室に活気と色香を漂わせていた。

 

歓迎されている俺の周りには数人の女生徒が侍るように寄り添っている。

密着するほどの距離で若々しい肉体の熱が伝わり、柔らかな胸や腰の感触が意識を刺激する。彼女たちの視線は熱を帯び、吸い寄せられるように俺を見つめていた。肌が触れそうなほどの距離にいて、その体温や甘い香りがじんわりと染み込む。潤いのようなものが身体に、艶のようなものが心に染み渡っていく。思わず喉が鳴った。

 

だが、教室には俺に付き従う女生徒たちだけではなかった。

 

奥の方では、数人の女生徒が談笑していた。彼女たちは屈託のない笑顔を浮かべ、じゃれ合い、青春を謳歌している――そう見えた。

 

 

しかし、その光景。

 

――俺じゃなきゃ見逃しちゃうような違和感。

 

笑顔の角度、頷くタイミング、視線の動き――まるで何かに操られているかのように、彼女たちの動きは妙に揃っている。

 

綺麗すぎるのだ。

 

帝令学院の闇。ここには、確かに何かが潜んでいる――。

 

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