異世界冒険譚 魔法少女リリカルなのは月 8話
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ついに出会った運命の名を持つ魔法少女

初めて会った彼女は機械のように冷たい瞳をしていた・・・・

俺はなのはちゃんだけじゃなく彼女にも幸せになってもらいたい・・・

そう思うのは傲慢なことだろうか・・・・

 

 

魔法少女リリカルなのは月・・・・・・はじまります。

 

 

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yukito side

 

 

 

今日は連休。年中無休の喫茶翠屋も連休の日は他の店員に任せて家族旅行に行ったりする。

 

高町家と月村家(メイドさん達も)、そして俺とアリサで連休中にお温泉に行って日ごろの疲れを癒そうという。いつものプランだ。

 

ちなみに俺はアニメでユーノのケースが置いてあった場所に座っている。

 

 

宿に着いた俺達は、荷物を置いて、温泉に入ろうということになった。

 

士郎さんは跡で入るらしく桃子さんと散歩に行ってしまった。

そんなわけで俺は恭也さんと一緒に入ることにして温泉のほうに行ったが・・・・

 

「キューー!」

 

「あきらめなさい!ユーノ!あんたは私たちと一緒に入るのよ!」

 

 

アリサとユーノが格闘していた。

俺はどうしようかと迷ったがユーノに1人だけうまい思いをさせるのも癪なのでユーノに話しかけた。

 

「ユーノ。そっちが嫌ならこっちで一緒に入るか?」

 

「キュ!キュキュ!」

 

ユーノは高速で頭を縦に振っている。

 

「そういうわけだ。アリサユーノを離してあげろ。」

 

「嫌よ!ねえユーノいつもかまってくれないユキトより私達と一緒に入るわよね?」

 

「キュキュキュ!」

 

今度はさっきより速く横に振っている。

 

「そんな〜」

 

「ほらユーノこっちに来い。じゃあユーノは後で渡すから。」

 

そう言って俺と恭也さんは、温泉に入っていった。

 

俺は温泉で自分の身体を洗ったあとユーノを洗い始める。

 

「どうだ〜?気持ちいいかユーノ?」

 

「キュ!」

 

「ははは。そうか。」

 

頭から尻尾まで一通り洗い終わった後。

 

「ユーノ。お湯かけるから気をつけろよ?」

 

「キュキュ!」

 

 

お湯をかけて一緒に風呂に入った。・・・・そういえばここフェレットって入れていいのか?

 

 

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温泉から出た俺は、なのはちゃん達を待ちながら、マッサージ器に座っていた。

 

「あ〜・・・」

 

「枯れてるわね〜あんた。」

 

「ア・・・アリサちゃんそんなこと言っちゃだめだよ。」

 

「よう。アリサにすずか、なのはちゃん。すずか、そう言うってことは、お前も俺が枯れていると思ってるわけだな?」

 

「そんなことないよ!?・・・・雪人君!ひどいよ〜」

 

俺がニヤニヤしているのを見てすずかは俺にからかわれたと気づいたらしい。

 

俺がマッサージ器から降りて、なのは達とこの後どうするかを話していると。

 

 

「はぁ〜い。おちびちゃん達。」

 

 

前から声をかけられた。

こいつはアルフだな。オレンジ色の髪の毛、そして額の宝石、間違いない。

 

 

「ふむふむ。君かね?うちの子をあれしてくれちゃったのは。」

 

なのはちゃんが怯えていたので俺はなのはちゃんの前に出る。

 

「いきなり何なんですかあなたは!・・・なのはちゃん、知り合いの人?」

 

なのはちゃんは首を横に振る。まあ、知ってるけど。それを聞いて俺はアルフをにらみつける。そして俺は面白いいたずらを思いついた!

 

(全く何なんだこの人は・・・いきなり因縁つけてきて。酔っ払いか?だとしたら本当に迷惑だな。・・・早くどっかに行けよ、おばさん!)

 

そう念話を全方位に向けて発したのだ!なのはちゃんが驚いた顔をしてこちらを見ている。

 

「な!?なんだと!このガキんちょ〜!」

 

「うわっ!?いきなり何するんですか!?やめてください!」

 

やっぱりアルフも女性だったようで掴み掛かってきた。いきなり念話で罵倒されれば誰だって怒るか。

 

「そうよ!いきなりなにすんのよ!」

 

「くっ!・・・・邪魔したね!」

 

さすがに、分が悪いと思ったのか。アルフは俺達を通り過ぎて向こうに行ってしまった。そのときなのはちゃんとユーノに念話を飛ばしていたようだが、たぶん脅しだろう。

 

「なんなのよ〜!今のは〜!」

 

さてアリサをなだめますか。

 

 

side out

 

 

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nanoha side

 

 

(全く何なんだこの人は・・・いきなり因縁つけてきて。酔っ払いか?だとしたら本当に迷惑だな。・・・早くどっかに行けよ、おばさん!)

 

その念話が聞こえてきたときに、わたしはびっくりした。だってその念話はユキくんから聞こえてきたんだもん。

 

 

(ユ・・・ユーノくん!今の聞こえた!?)

 

(うん。聞こえたよなのは。)

 

(もしかして、ユキくんも魔法使いなの!?)

 

(・・・・ううん。今、魔力量を調べてみたんだけど、なのはがAAAランクだとして・・・彼は、Eランクくらいの魔力しかない。だからたぶん彼は魔法使いじゃない。おそらく、無意識に思ってることが念話に出ちゃったんだね。)

 

 

そっか・・ユキくんは魔法使いじゃないんだ。ちょっと残念なの。でもユキくん、女の人にそれは、ひどいと思うよ?

 

そんなことを思っていると女の人がこっちに歩いてきた。

 

(今のところは・・・・・挨拶だけね。忠告しておくよ?子供はいい子にしてお家で遊んでなさい!おいたが過ぎるとガブッといくよ?・・・・・あの小僧にもそう伝えておきな!!)

 

ふぇぇぇ。やっぱり怒ってるよ〜。でも今の人、この前の女の子の知り合いなのかな?

 

あ!アリサちゃんが怒ってる。ユキくん〜何とかして〜!!

 

 

side out

 

 

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FATE side

 

ジュエルシードを探索しているとアルフから念話が届いた。この前の女の子を、偵察しに行ってもらったんだけどどうだったのかな?

 

 

(アルフ、どうだった?)

 

(どうだったもこうだったも無いよ!!あの小僧あたしの事をおばさんって呼びやがって!今度あったらただじゃおかないよ!)

 

 

え?小僧?どうして男の子の話をしているんだろう?もしかしてあの子本当は男の子だったのかな?でもスカート穿いてたし・・・・

 

 

(フェイト!?聞いてるのかい!?)

 

(あ!うん聞いてるよ。)

 

(それであの小僧は・・・)

 

この後アルフの機嫌が直るまで、あの女の子の話は聞けませんでした。

 

side out

 

 

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yukito side

 

 

それからは、夜になるまで特に何事も無くすごした。

 

「・・・あ・・」

 

ジュエルシードの魔力を感じ取り、なのはちゃんは起き上がる。どうやらジュエルシードのところに行くようだ。

 

なのはちゃんが行った後、俺も起き上がって髪を伸ばし、装備をつけジュエルシードのほうへ向かう。

 

 

見つけた!フェイトとなのはちゃんだ。

 

「だから!そういうことを簡単に決め付けないために話し合いって必要なんだと思う。」

 

「話し合うだけじゃ。言葉だけじゃ何も変わらない。伝わらない!」

 

そう言ってフェイトは、なのはちゃんの後ろに回り込んで切りかかる。

 

ガキィ!!

 

俺はそれをライオンハートで防ぐ。

 

 

フェイトはいきなりの俺の登場で驚き距離をとる。

 

 

「あなたは!この前の!」

 

どうやらなのはちゃんはこの前のことを覚えていたようだ。

 

 

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俺は声を低く、エミヤシロウを意識して声を出した。

 

 

「やれやれ。不自然な魔力を感じてここに来てみたが。まさか魔法少女と出会うとはな・・・」

 

「・・・・何者?その子の仲間?」

 

「ふっ。違う。ただ・・・その子はこの前、世話になったのでね。その子と戦いたいと言うのならばまずは、私を倒してからにしたまえ。」

 

「あなたとは・・・戦う理由がありません。そこをどいてください。」

 

「・・・これでもかね?」

 

俺は懐から聖骸布を取り出し、その中にあるジュエルシードを見せた。

どこで手に入れたかって?この前偶然見つけて拾っておいたんだよ。

 

 

「それは!」

 

「その反応。やはりこれを集めていたか。」

 

「・・・それを渡して下さい。」

 

「・・・嫌だといったら、どうするかね?」

 

「っ!」

 

フェイトは戦うことを選んだようだ。俺の目の前からフェイトが消える。後ろに回りこまれたか!?

だが・・・甘い!

 

「写輪眼!白眼!・・・ふっ!」

 

ガキン!

 

「な!?」

 

俺は写輪眼と白眼を発動しフェイトの攻撃を正面を向いたまま防ぐ。

俺はフェイトのほうを向いて話しかけた。

 

「ふむ・・・・いきなり攻撃を仕掛けてくるとはな。ではこれを1個ずつかけて戦うのはどうかね?私が負けたら、これを君にあげよう。しかし君が負けたら、これを1個私に渡す・・・・と言うのは。」

 

「・・・良いです。私は負けませんから。」

 

「たいした自信だ。・・・では今度はこちらから行くぞ!」

 

 

俺は瞬動でフェイトの後ろに回りこみライオンハートで切りつける。

 

「くっ!?」

 

フェイトは少し驚いたようだが、それを避けて俺に反撃をしてくる。

 

「ふっ!はぁ!せやぁっ!」

 

「くっ!・・・なかなかの連撃だ。・・・だが甘い!」

 

「カハッ!?」

 

 

俺はフェイトに蹴りを入れると同時に距離をとり呪文を使う。

 

俺の手のひらから大きな火の鳥がでてくる。

 

「カイザーフェニックス!」

 

「炎の魔力変換!?・・・くぅ!?」

 

フェイトは飛行魔法を発動させ上空に逃げる。

 

「今のも避けるか!だがそろそろ終わりにしよう!」

 

俺は、体勢の崩れたフェイトに瞬動で近づき剣を突きつけ、その場で魔力の玉を出しながら縦回転し、1回転し終わったところでライオンハートの引き金を引く。

 

「エアリアルサークル!」

 

ズドン!

 

「きゃぁぁぁ!?」

 

魔力の玉が外方向に炸裂し、フェイトは防御したようだが地面に叩きつけられる。

 

「くぅ・・・」

 

フェイトは起き上がろうとしているが、俺はフェイトの後ろに降り、ライオンハートを首にあてる。

 

「っ!?」

 

「チェックメイトだ・・・私の勝ちのようだな?」

 

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フェイトと俺、どちらも動かない。その沈黙を破ったのはバルディッシュだった。

 

「PULL OUT。」

 

「バルディッシュ!?」

 

バルディッシュがジュエルシードを1個吐き出した。

 

「どうやら君の武器は主人思いのようだな?これは貰っていくよ。」

 

「・・・・わかりました。・・・・アルフ行くよ。」

 

「フェイト!?・・・・覚えておきなよ!?」

 

アルフはこちらを睨んでいる。

フェイトが帰ろうとすると、なのはちゃんはフェイトを呼び止めた。

 

「まって!あなたの名前は?」

 

「・・・・フェイト。フェイト・テスタロッサ。あなたはもう私たちの前にもう現れないで。」

 

そう言ってフェイトは飛んで行ってしまった。

さて俺も帰るとするか。そう思い帰ろうとすると、ユーノが呼び止めてきた。

 

「まって!それは危険な物なんだ。だから、僕達に渡してくれませんか?」

 

「断る。」

 

「ど・・・・どうしてですか!?」

 

「これが危険な物だとは判っている。これほどの魔力なのだからな。」

 

「なら・・・・」

 

「だからこそ、君達のような子供に渡すことなどできん。第一、君達がこれを危険なことに使わないと、初対面の私にどうして言える?」

 

「そ・・・それは・・・」

 

「わかったかね?なら、私は帰らせてもらう。」

 

俺が帰ろうとすると今度はなのはちゃんが話しかけてきた。

 

「待ってください!・・・あの!この前はありがとうございました。」

 

「ふむ・・気にしなくて良い。あのまま町に被害が出れば私の大切な者たちにも被害が及びそうだったので止めただけだ。」

 

「それでも、ありがとうございます。」

 

「ふむ・・・感謝の気持ちは受け取っておこう。」

 

そういって俺は帰ろうとする。

 

「あ・・・あの。私の名前は、高町なのはって言います。あなたのお名前は?」

 

「・・・・わけあって名は言えないがユエ、と呼んでくれ。中国語で月を意味する」

 

その言葉を言うと俺は林の中に入っていき旅館に向かう。

 

そして服と髪を元に戻して布団にもぐりこんだ。

 

side out

 

 

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nanoha side

 

 

 

「ユエ・・・さん・・・・か」

 

仮面越しだったけど綺麗な人だったな〜。

 

「フェイトちゃん・・・か」

 

私は月を見ながら思い出していた。

 

「なんであんなに寂しそうな目をしてたんだろう・・・?」

 

お月様は答えてくれなかった。

 

 

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あとがき

 

はい!ようやく雪人君がフェイトと会いました。

 

これから、雪人君はどんどん原作に介入していく・・・・予定です。

 

 

それでですね。今日は、お知らせがありまして。

 

私は今日から学校に行かなければならないので更新が少し遅れるかもしれません。

 

楽しみにしてくださっている方、ご理解をお願いします。

 

 

感想等をどんどんコメントして頂けたらうれしいです。

 

それでは異世界冒険譚をこれからもよろしくお願いします。

 

説明
交通事故によって死んでしまった主人公。しかし、それは神の弟子が起こした事故だった!?主人公はなぜか神に謝られ、たくさんの世界へ冒険する。
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コメント
黒幕様、コメントありがとうございます。そうですね〜。最終回ぐらいには明かすつもりです。(RYO)
正体はずっと秘密にしとくのかな?(黒幕)
bird様、いつもコメントありがとうございます。(RYO)
カイザ−フエニックス・・バ−ン様の技も追加されたみたいですねwww春休みもいよいよ終わりですか次回作気長にお待ちしてますね〜(brid)
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