異世界冒険譚 魔法少女リリカルなのは月 A`S 3話 |
yukito side
俺が家で模擬戦をしていたときにそれはおこった。
(高科。)
「ん?シグナmぐふぉア!?」
突然シグナムから念話が入って、それに気を取られてしまい影分身からの攻撃(おもいっきり)を受けてしまった。
「あ……大丈夫か?」
(高科?どうかしたのか?)
殴られました。影分身に。・・・痛い・・
(色々言いたいことはあるんだけど・・・どうしたんだシグナム?)
(先ほどザフィーラからの連絡があった。ヴィータが人を蒐集しようとしている・・・と。)
(なに!?)
あれだけやるなって言っておいたのに・・・嫌な予感がする・・・
(私達は今、ヴィータが張った結界のすぐ外にいる。・・・どうする?)
シグナム達だけじゃ本格的な戦闘になった時に色々と不味いことになる。
(すぐに俺も向かう。そこで待機していてくれ。)
(了解した。)
俺は装備を着け、全速力でシグナムのいる方向へむかった。
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『警告、緊急事態です』
「え?」
部屋で勉強をしていたわたしに、レイジングハートはいきなりその言葉を言ってきた。
次の瞬間。家ごと魔力で覆われる。
ユーノくんと一緒にジュエルシードを集めていたわたしには解る。これは…
「結界!?」
わたしは急いで窓に駆け寄る。
『対象、高速で接近中』
「近づいてきてる!?こっちに!?」
いったい誰が?
戦うかもしれない。でも、ここで戦ったらみんなに迷惑が掛かる。そんなのはダメ!
わたしはすぐに家から出て、迎撃しやすいビルの上に行った。
『来ます』
その直後に空から何かが降ってくる。
わたしは構えて、敵かもしれない人を待つ。
「え!?」
ようやく姿が見えたと思ったら、それは金属の球みたいな物でした。それがわたし目掛けて降ってくる!
『誘導弾です。』
わたしはその球をプロテクションで受け止める。ぶつかるとともにすごい衝撃がわたしを襲う。
「う…うぅ…」
誘導弾に気を取られていると後ろから人影が!
「テートリヒ・シュラーク!」
それもプロテクションで防いだけれど、すごい力でわたしはビルから投げ出されてしまった。
「きゃぁ!」
落ちていく。さっきの攻撃で手が痛い。でもやらなくちゃ!
「レイジングハート!お願い!」
『Standby ready setup』
わたしはレイジングハートをセットアップしてバリアジャケットを纏う。
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ようやく見つけた大物はどうやら魔導師だったようだ。
なかなかの魔力だな・・・これだったら30ページくらい埋まりそうだ。
あいつは今、バリアジャケットを展開している最中・・・
「まずは・・・先手必勝だ!」
『Schwalbefliegen』
あたしは鉄球を取り出してグラーフアイゼンで魔導師の居るほうへ叩き飛ばす。
――ドガン!
あたしの放ったシュヴァルベフリーゲンは相手に当たって爆発する。
「うぉらぁぁぁぁぁ!」
煙で相手が見えねーけど、どこにいるかくらいは分かる。
あたしは爆煙を切り裂き相手がいるであろう場所を攻撃する。手ごたえは・・・無い!
煙の中から白い魔導師が出てくる。どうやら当たる前に避けたらしい。
「いきなり襲い掛かられる覚えは無いんだけど!・・・どこの子?いったいなんでこんな事するの!?」
こっちに向き直って白いやつはそう聞いてきた。そんなこと言うかよ!
あたしは何も言わずに球を2つ取り出す。
「話を・・聞いてってば!」
白いやつの指示通りにあたしの後ろから魔力弾が飛んでくる。いい奇襲だ。だけど・・・
「めんどくせーな。」
ユキトと模擬戦してるあたしには通じねえ!
さっき取り出した球を後ろに振り向いて放つ。
――ドドン!
「え!?」
まさか打ち落とされるとは思わなかったんだろう。白いやつは無防備に呆けている。
『Schwalbefliegen』
「きゃあ!・・くっ・・・くぅ・・!」
あたしは白いやつにシュヴァルベフリーゲンを打ち込んで”防御させた”。
白いやつは防御に精一杯でこっちに何も出来ない。チャンスだ。
「グラーフアイゼン!カートリッジ・ロード!」
『Explosion』
あたしはカートリッジをロードしてグラーフアイゼンをラケーテンフォームにする。
「ラケーテン!」
ラケーテンフォームの後ろ側についている噴射機から火が出る。
その推進力とともにあたしは白いやつに突っ込んでいく。白いやつはまだ防御したままだ。
「おぉぉぉぉ!」
シュヴァルベフリーゲンと共に白いやつの防御の上からグラーフアイゼンを叩き込む。
一瞬の抵抗があったけど白いやつのバリアはあっけなく壊れた。攻撃はそれだけに止まらずに相手のデバイスに突き刺さる。
「ハンマー!」
あたしはグラーフアイゼンを振り切る。
「きゃああああ!」
白いのは吹っ飛んでいってビルに突っ込んでいった。
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「けほっ・・けほっ・・」
強い。わたしはそう思った。
赤いバリアジャケットを着た女の子のデバイスが何かをした瞬間にその子の魔力が爆発的に上がった。
そして魔力が上がった攻撃でビルの中に吹き飛ばされちゃったの。
「うぉらぁぁぁ!」
叫び声がしてビルの外を見るとさっきの女の子がこっちに向かってきている。
目の前にはハンマーみたいなデバイスを振り下ろしている女の子。
やられちゃう!誰か助けて!
――がしっ!
「なっ!?お前は・・・」
「ヴィータ契約違反だぞ・・・」
衝撃がいつまで経っても来ない。私は何が起こっているのか知りたくて目を開けた。・・・そこには。
白くて長い髪に白い服・・・そう、そこには
「ユエ・・・さ・・ん・・」
虚数空間に落ちて死んでしまったはずの少年がいた。
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シグナムたちと合流してヴィータを止めに来た俺は、ヴィータのラケーテン・ハンマーを受け止めた。
危なかった・・・もう少しでなのはちゃんがやられるところだった。
「引け、ヴィータ。」
「で・・でも・・」
「いいから引くんだ。外でシグナム達が待っている。」
その言葉を話しながら俺は念話でヴィータに話しかける。
(何やってんだ!このバカヴィータ!)
(なんだと!?バカって言った方がバカなんだぞ!バ〜カ!)
「すまないな。高町なのは。うちの連れが迷惑をかけた。」
「あ・・・いえ・・大したことじゃ・・」
(うるさいボケ!)
(なんだと!?)
「ほら、ヴィータも謝るんだ。」
「・・・・すみませんでした。」
(そもそも、なんで人を狙ったんだ!)
(だって・・・はやてに早く良くなってもらいたくって・・)
(・・おまえ・・・)
「・・・・・」
「あの・・ユエさん?」
「帰るぞヴィータ。」
(ふう。仕方ない。その心意気に免じてお仕置きはいつもの2/3で勘弁してやろう。)
(サンキュー。・・・・って!全然勘弁してねーじゃねえかよ!)
(ふっ。あれだけ強く言っておいたのにこんな事したからだ。ちなみに俺への当て付けとかだったらいつもの3倍にしていたが・・・まさか、そんなことないよな?)
(と、ととと当然だろ!あああたしはベルカの騎士だぞ!)
なんか怪しいけど・・・まあいいか。
俺たちがなのはちゃんの前から居なくなろうとしたその時だった。
「待ってください。」
そう、呼び止められた。なのはちゃんの方を見ると、さっきまで居なかった金髪でツインテールの女の子が立っていた。
・・・はあ。来るとは思ってたけど。空気読んでないタイミングだな。もしかしてクロノに似てきている!?そんなのお兄さん認めませんよ!
「あんだテメー?コイツの仲間か?」
「・・・友達だ。」
あとがき
こんにちは、おはようございます、こんばんは。
お久しぶりです。
修学旅行から帰ってきてさあ書こうと思ったら・・・書けねえ!!
どうやら微妙にスランプ?になってしまったようです。
さて今回は戦闘シーンが大盛りですねー。
ヴィータが微妙に強くなってますが・・・雪人君の模擬戦って・・・どんなのでしょうね?
雪人君、影分身に殴られます。思いっきり。気とか魔力で強化された拳でですよ。痛そう・・・
感想等があるならどんどん投稿してください。私が喜びます。
これからも異世界冒険譚をよろしくお願いします!
説明 | ||
交通事故によって死んでしまった主人公。しかし、それは神の弟子が起こした事故だった!?主人公はなぜか神に謝られ、たくさんの世界へ冒険する。 そして物語はA`Sへ・・・ |
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コメント | ||
bird様、いつもコメントありがとうございます。(RYO) 魔王と雷神・・なのはが魔王なのは知っていたけどフェイトが雷神・・・意外としっくり来るかもww(brid) bird様、いつもコメントありがとうございます。魔王と雷神が敵です。なんとかコメディーをがんばって書いていきたいですね。誰か笑いの才能をください。(RYO) 黒幕様、コメントありがとうございます。A`Sでは守護騎士側と行動を共にしています。ユエの時はなのはちゃんと行動を共にしたことがないですね。この主人公は。(RYO) なのフェイ戦闘コ−スか、自分としては、2話と3話の間のはやて家のやり取りを見てみたい・・・特に笑える辺りを(笑)(brid) なるほど。A`S編では別行動では無く守護騎士達と行動を共にしてるのか(黒幕) |
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