恋姫無双・雪と桃と華 6
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 どうも。たこやんです。6個目投稿します!

 

そして…お気に入りが80人超えてました!凄くびっくりしました…。

読んで下さっている皆様に感謝の気持ちでいっぱいです!

本当にありがとうございます!そして、今回はデートまで持っていけませんでした!期待してくれた皆様には申し訳なく思います;それではお話をはじめます!

 

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「んもう…ご主人様ったら強引なんだから…」

 

ブツブツと身なりを整えながらこちらを向く貂蝉。

 

「自業自得だと風は思うのですよー?」

 

かわいらしく首をかかげる風に癒されたのは内緒だぜ!

 

「とりあえず、ここまでの状況の説明を頼む」

 

一刀がそう言うと貂蝉は説明を始める。

 

「そうねん。今がどういう状況かっていうと、第一段階を突破したって所かしらね」

 

「第一段階?」

 

「ええ。今、外史が一つに統一されてる事は知っているわよねん?」

 

「ああ。それで俺の中にみんなの記憶があるんだろ?いや…記憶だけじゃない…みんなのぬくもりだってあるんだ…」

 

胸を押さえながらそう呟く一刀。

 

「それによってあっちとこっちの時間軸もずれてしまっていた…」

 

何かを確認するように呟く蓮華。

 

「だからご主人様はこんなにかっこよく…あわわ」

 

雛里は顔を真っ赤にしている。

 

「そうなのよね。ただ、ご主人様が手に入れた鏡のお陰で、あっちとこっちの時間軸は安定したはずよん」

 

「そうなのか?」

 

「ええ。そして私が皆の所に置いて行った鏡がこっちとあっちを行き来するための触媒。ご主人様の探している鏡こそ、あっちとこっちの関係をまっすぐにする為の道具。そう言えばわかりやすいかしら?」

 

「あいよ。なんとなくだがわかってきたよ。てことは俺もあっちにいけたりするのか?」

 

期待に満ちた目を向けるが返ってきた答えは違うものだった。

 

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「それはまだできないわ…」

 

「そうか…いや、いいんだ。なんとなくだけどわかってたしな…。とりあえず俺はまた鏡を探せばいいわけだな?」

 

「ええ。そうなるわねん」

 

「そんな申し訳なさそうな顔すんなよ。それでいい。俺が諦めなければいいだけだろ?簡単さ」

 

悲しそうな顔の貂蝉を慰める。それを見ていた3人は顔を真っ赤にして一刀の事を見ていた。

 

「あぁ、それと3人はいつまでこっちにいれるんだ?」

 

暗い空気を振り払うかのように一刀が声をだす。

 

「そうねん…彼女達の存在はこちらでは酷く薄いわ…もって一週間って所かしらね…」

 

「俺みたいに光になって消えるってことでいいのかな?」

 

一刀がそう聞くと貂蝉は悲しそうな顔をして

 

「そうねん…」

 

そう、一言だけ言った。

 

「それを止める為には何かあったりするのでしょうか?」

 

雛里がおずおずと聞いてくる。

 

「一つだけあるわん…」

 

「それはどういった方法なのだ?」

 

浮かない顔の貂蝉に蓮華が聞く。

 

「鍵があればこちらとあちらを繋ぎ、こちらの空気に触れた、鍵を持つ彼女達はあっちとこっちを行き来できるようになるはずなんだけど…鍵がどこにあるかわからないのよ…」

 

「鍵ってそんなに大きい物じゃないんだろ?」

 

一刀がそう聞くと。

 

「ええ。これくらいの大きさでそれぞれ綺麗な色を持った石だったはずねん…」

 

そう言って貂蝉が教えてくれた石の大きさは3cm程度の石。それに綺麗な色がついていると言う。宝石みたいな感じらしい。

 

「ん?それって30個以上あったりする?」

 

「そうねん。彼女達の分あるはずだから50以上あるでしょうねん…」

 

「それなら多分あるぞ?」

 

一刀の言葉に驚く4人。

 

「ちょ、ちょっとどういうこと?ご主人様!?」

 

「ちょ、気持ち悪いからあまり近づくな!」

 

興奮する貂蝉を押しのけて説明をする。

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「俺と及川ってのがいたろ?」

 

うんうんとうなずく4人を見渡しながら説明をする。

 

「あいつと俺で義賊をしてるのはもうみんな知ってるよな?」

 

自分達の為とはいえ一刀が盗賊まがいの行為をしているのはみんな知っていた。【自分達の為】そのせいで一刀が怪我をしたり死にそうになったのも知っている。

 

「おいおい。そんなに悲しい顔すんなよ。俺がみんなにあいたくて好きでやってる事なんだからさ。っと。話を戻すぞ?」

 

そう言った、一刀の顔に嫌な事は何も無かったとハッキリわかる位いい顔をする一刀。

 

「その時さ。あれはどっかの寺院に潜った時だったかな?その寺院ってのが子供を受け入れたりと、表ではいい事してるとこだったんだけどな。裏返せば、子供たちに軍事訓練させるような反吐が出る施設だったんだよ…その時の依頼がそこの破壊だったんだ。一応世間では泥棒だったから、盗んだついでに主要施設の破壊をするってのが仕事だったんだ。あらかた仕事が終わったからそこの宝物庫に忍び込んだら、結構な数のお宝があったんだよね。」

 

「そこに石があったとでもいうの?そんなに簡単にみつからないはずよん…私も探していたのに見つからなかったんだもの…」

 

そんな言葉に一刀はニヤッと笑ってみせる。

 

「まぁそうだよな…。でもこれをみなよ」

 

そう言ってクローゼットの中のレバーを引くと、ガコン!っと音がしたと思ったら隠してあった金庫が出てくる。金庫にはお札のようなものが貼られていた。

 

「それって存在を隠すためのお札じゃない!?」

 

「やっぱりそうか…これがお前にも見つけられなかったんなら、やっぱりこれは本物だな」

 

カチカチカチと番号を打ち込むと金庫が開く。ぎぃぃぃっと少し寂れた音がした。

 

中には綺麗な石が30個以上入っていた。

 

「な!?なぜここにこんなに石があるの!?」

 

驚いた顔の貂蝉に一刀は笑いながら言う。

 

「神様も外史の続きがきになってんじゃねーの?」

 

「し、信じられないわ…私なんて一個も見つけてないのに…」

 

「俺には石の声が聞こえるみたいでな…たぶん、雛里、蓮華、風の石はここにあるぜ?これとこれと…これかな?」

 

一刀が出したのは綺麗な3色の石。

 

雛里には薄い藍色の石を。

 

蓮華には赤い透明な石を。

 

風には緑色の透明な石を。

 

「これが風の鍵ですかー?なにやら…ふむふむ…力がわいてきたような気がしますねー」

 

「たしかに…暖かい。それでいて力強い…」

 

「あわわ、しゅ、しゅごい…」

 

「さすがご主人様ね…」

 

「これで3人はいきなり消えたりしないよな?」

 

「そのはずね…」

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ここで皆がほっとする。

 

「よし!それなら難しい事は後回しにして、ご飯でも食べに行こう。俺は3人に俺の育ったところをみてもらいたいからな」

 

「おぉーそれはいいですねー」

 

「そ、そうだな。それには賛成だ」

 

「あわわ…ご、ごしゅ、ご主人様とご飯なんて……」

 

3人とも心なしか顔が赤い。

 

「ふふ…いいわね。私は少しやる事があるから退場させてもらうわね」

 

「ああ。ありがとう貂蝉。この借りは俺の大親友を紹介(生贄)って事でな!あいつもいいやつだしな。お前になら任せられる!」

 

「あらん?いいのかしら?」

 

「ああ。構わない!」キッパリ

 

「ご主人様の親友なんて…ゾクゾクしちゃうわ〜」

 

クネクネと体を揺らす貂蝉。

 

「貂蝉!何かわかったら連絡くれ。」

 

「…はっ!わ、わかったわ。じゃぁ、名残惜しいけど私もいくわね。ふんぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」

 

ビュン!っと音を立てて窓から飛んでいく貂蝉。

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怪ぶじゃなく貂蝉を見送った後に3人は近くのレストランに来ていた。一刀行き着けで個室もあるレストラン。そこで4人は今まであったことなどを話していた。

 

ちなみに3人は服を着替えた。やはり現代であのような格好だとイロイロとまずいと言うことで一刀プロデュースによる恋姫現代化計画はスタートしていた。

 

風は宝ャを手に持ち頭に黒いニット帽を浅めにかぶり、上には黒の少し大きめのトレーナー。下は短めの白いスカートを着てもらった。うむうむ…やっぱり、足出さなきゃな足…。

 

蓮華は白いワンピースタイプの物を着てもらっている。上に何か羽織らないと恥ずかしいというので、薄いカーディガンを羽織ってもらった。もっと肌をさらして欲しかったぜ…ゲフンゲフン。

 

雛里は俺の用意したスカートが短すぎると言っていたので、残念ながらパンツ姿…。今日は帽子を被っていない。上着は薄い緑色の七部丈で下は藍色のハーフパンツ姿。元気っ娘みたいになっている…。それでお兄ちゃんと…ゲフンゲフン。なんでもない。

 

一刀がなぜこんなに服を持っているかというと。これはあの子に似合うなぁ。などと言って女物の服を買いまくっていたため。自分でデザインしたものも含まれる。装飾品なども数多くしまっている。

 

ご飯を食べながら(注文は全て一刀がした)3人の格好を見ていた一刀は思った事を口に出す。

 

「3人にはこれから少し勉強してほしいんだ」

 

その言葉を聴いて3人は。

 

「はい」「そうですね〜」「わかっているわ」

 

と、答えた。

 

「この世界の文字も覚えなきゃいけませんしねー」

 

「そ、そうでしゅ。あう」

 

「そうだな。何も知らないままだと一刀に迷惑がかかる」

 

「いや、迷惑なんてなんでもないけど、この世界はみんなのいたとこと違って進んでるからね。例えば携帯電話も3人には持ってもらいたいんだ」

 

「けいたいでんわですか?」

 

「それはどのような機械なのだ?」

 

ゴソゴソとポケットから携帯を取り出す一刀。

 

「これだよ」

 

「おお。あの音が鳴る光る箱ですかー」

 

「この世界でこれを持っているといつだって俺と連絡がとれる。まぁ、みんなから離れるきはないけどね」

 

ニコっと話す一刀。

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一度家に帰ってからこれからの事を話し合う。

 

「ではでは、けいたいでんわの使い方がうまくなった人からお兄さんとでーとできるわけですね」

 

「そうだなぁ、メールで俺の事を誘ってくれた子から案内するよ」

 

ニコニコと話す一刀。一刀は家に戻ってから3人に携帯の使い方を教えた。3人ともすぐできるようになるだろう。ちなみに携帯は3人を家に連れて帰ってから即行で買いに言った。あまり難しくない物を選んで買ってきた。

 

「いよっし!それじゃぁ、今日はもう寝ようか」

 

「そうですねー風ももうクタクタなのですよー」

 

「そうね…確かに少し疲れたわ…」

 

「はいでしゅ…」

 

3人は新しい事の連続で疲れた顔をしていたし、携帯の使い方なんてのも勉強した為、実際に疲れていた。

 

「じゃぁ、みんなはこの部屋と両隣の部屋を使ってよ。俺は道場で寝るからさ」

 

一刀はそんな事を言うが…。

 

「一緒に寝ればいいじゃないですかー」

 

という、風のお陰で皆と寝る事にした。その夜の一刀君は獣だったと3人は語る。

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〜〜大陸〜〜

 

こちらでは、魏、呉、蜀で大変な騒ぎになっていた。

しかし、3国でその問題はすぐ解決する事になる。何処に行ってしまったのかが誰にでもわかったから。鏡が光を放ち3人が笑顔で一刀と一緒にいるその光景を皆が見ていたから………。

 

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〜〜現代〜〜

 

貂蝉に説明を受けている時。及川は会議に参加していたのだが…。

ゾクゾクゾク…寒気に襲われていた。

 

「な、なんや…誰かに狙われてるんか…?さ、寒い…」

 

と、一日中ゾクゾクしっぱなしだったとか…。

 

一方、一刀も一刀で3人に会えたのがよっぽど嬉しかったのか及川の説明は一切行っていなかった…。

 

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 ごめんなさい!たこやんです。

冒頭でもいいましたが、今回は3人とのデートとかいってましたが、いけませんでした!次の更新になりますねぇ…。

次回こそはちょっと現代について勉強した3人が仲良く?遊びにいきます!

あまり大きな期待はしないで待っていてくださいwできる限りがんばりたいと思います!

であ、次の更新であいましょう〜。たこやんでした!

説明
 ちょっと遅くなりましたが6個目投稿です!
お楽しみいただければ幸いです!
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コメント
なんだろう…いろんな意味でいろんなところにカオスの嵐がw  とりあえず…一刀GJ!及川にg…なくていいや(よーぜふ)
残された子達からしてみたら生殺しもいいところですねww嫉妬が半端なさそうだなぁ、本当ww及川の悲劇はまだはじまったばかりですが、どうなることか。(gmail)
まあ、及川にとってのナイトメア!悪夢しかない彼に祝福あれ(あれ?でも彼浮気しまくっていたような・・・・)(黄昏☆ハリマエ)
みんな嫉妬してるだろうな(宗茂)
早速三人いただいたんですねw(2828)
よっ!この世界一の種馬!!!この先全員食べるフラグがコレでたったなwついでに及川新しい道を見つけれると思うよw(sink6)
及川が売られた(neko)
次は誰が来るんだろww(GLIDE)
今回も楽しませてもらいました。次の話も楽しみにしています(ガブリエル三世)
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恋姫 真・恋姫 ハーレム 

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