オタク
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突然だが、俺はオタクだ。

 

漫画やゲームをこよなく愛し、それに注ぐ情熱と資金に躊躇などありはしない。

 

必然、俺はオタクである事を周囲に公表している。

 

後ろめたい事など何一つ無いのだから。

 

よくオタクである事を恥ずかしがって秘密にしている奴がいるが、はっきり言って逆効果だと俺は思う。

 

悪い人だと思っていた人がちょっと良い事をすると『あの人って実は良い人なのか?』と思う事があるだろう。

 

その逆も然り。

 

要はそれと同じだ。

 

オタクである事をさも悪い事であるかのように隠すから、余計に世間に悪い印象を与えるのだ。

 

 

 

オタクである事の、何が悪いのだろう?

 

 

 

俺達オタクが漫画やゲーム等に注いでいる『好きだ』という感情は、世間一般で言う『普通』の趣味に注がれているそれと何ら変わらないというのに。

 

想像してみて欲しい。

 

貴方が自分の趣味を『ただそういう趣味だから』という理由だけで否定されたり敬遠されたら、一体どう思うだろうか。

 

間違いなく不快になるだろう。

 

俺達オタクが常日頃から感じているのは、正にそれだ。

 

俺達はお前達と何ら変わりなどありはしない。

 

ただ情熱を注ぐ対象が違うだけで、何故ここまで否定されなければならないのか。

 

確かに中には行き過ぎた行動に出る輩もいるが、それは何にだって言える話だ。

 

俺はそれが実に納得いかない。

 

――――長々と説いてきたが、つまりは何が言いたいのかと言うとだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・振られたんだよ。『オタク』って言う理由で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

校舎裏に呼び出して、なけなしの勇気で告ってみたんだよ。

 

そしたらなんだよあの女。

 

よりにもよって『キモい』の三文字で片付けやがったんだぞ。

 

これだからリアルの女は。

 

やはり俺の心を癒してくれるのは君だけだよ麗タン・・・・

 

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―――――彼は気付いていない。自分が正にその『行き過ぎた輩』として告白した彼女はおろか学校の友人や教師、果ては家族にまで白い視線を送られている事に。

 

 

 

 

 

 

 

説明
投稿29作品目になりました。
文芸サークルにて執筆した短編第二弾。
30分くらいで書きあげたので、低クオリティには目をつむって頂けると・・・・アハハ( ̄▽ ̄;)
中間試験も今日で一段落し、後は文芸の講義で提出する小説を明後日までに仕上げなければ。
そんな多忙な気分転換に書いてみたものです。

余談ですが、コメント欄にて何か短編のお題を貰えたら書くかもです。
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コメント
msy024さん、コメント有難う御座います。解ってくれますかwwwwああいうのって、大体は言われた方がどう思うかなんて、あまり考えていないんですよね・・・・(峠崎丈二)
ああw分かるw昔オタクでも無いのにキモイといわれ凹んだ過去がある(msy024)
曹仁さん、コメント有難う御座います。前半部分は俺の本音が殆どです。落ちは創作ですがねwwww 客観的な視点と数の暴力って、怖いっすよね・・・・皆さんは、本当に大丈夫ですか?(峠崎丈二)
心を・・・抉られる様な・・・こう(曹仁)
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