異世界冒険譚 魔法少女リリカルなのは月 A`S 7話
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それは小さな思いでした。

いつも一緒に居る彼女

戦闘しているときの彼女

はじめは少し違和感を感じました

次に会うときには心に怒りを感じました

 

あなたは大切な幼馴染。それなのになぜ・・・

 

魔法少女リリカルなのは月 A`S・・・・・・はじまります。

 

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龍種っていうのは俺にとっても梃子摺る相手だ。

 

龍殺しの武器があるだろ何言ってんだ。と思うやつもいるかもしれない。

 

確かに、龍殺しの武器を使えば瞬殺出来るだろう。しかし、それだと非殺傷でも魔力を一撃で0にしてしまうことが分かり使えなくなってしまった。

 

なので普通に戦うしかないのだ。おっと、そろそろ現実を見なければ。

 

俺達は前の世界の蒐集を終えて次の世界に来て蒐集活動を行おうとしている。

 

近隣の村(たしかポッケ村って名前)で魔獣や龍の情報を聞いて狩りに来た。

 

最初に会った目の前の龍。体の色は全体的に赤っぽい色をしている。腕は巨大な翼になっている。種族としてはワイバーンに近いだろう。

 

強靭そうな足、長い尻尾とその先についている棘、口から煙が出ている、火が吐けるのだろう。

 

ここまで言えば分かるだろうか?つまり俺の目の前にいるのは・・・

 

「リオレウスだとーー!?」

 

そう空の王者リオレウス。モンハンの代表格みたいなモンスターだ。

 

何故ここに?はっ!そういえばポッケ村ってモンハンに出てきた村じゃないか!

 

「知っているのか?」

 

「おおおう。ととととりあえずおお落ち着こう落ち着いて話し合おう!」

 

「龍相手に何言ってんだバカ!」

 

そんなことやってる間にリオレウスは火を吐く体勢になっている。

 

「まずい!散れ!」

 

シグナムの言葉にみんな散開する。俺はというと・・・

 

「ここはリリなの?それともモンハン?そうだ!モンハンの世界に来たならこれ言わなきゃ。ここは・・・モンスターハンターの世界・・・か。」

 

完全にテンパっていました。

 

side out

 

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sigunum side

 

新たに蒐集する魔法生物を求めて管理外世界に来た私達だったがタカシナが現れた火竜を見ていきなり慌てだした。

 

そういえばタカシナは蒐集以外で他の世界に行ったことが無いんじゃなかったか?

 

「GAAAAAAA!」

 

火竜のブレスが放たれる。その先に居るのはタカシナ。

 

はっとしてタカシナは正気を取り戻すが不意打ち気味のその一撃は避けられない。

 

「タカシナ!」

 

私は間一髪でブレスの間に割り込んで防御する。

 

危なかった。これが火球ではなく火炎だったら・・・・

 

ぞっとしない考えが頭をよぎる。

 

「気をつけろ!」

 

あまりにも無防備だったタカシナに渇を入れる。

 

「す、すまない・・・」

 

タカシナも今のがどれほど危険だったかが分かり恐縮している。

 

私は火竜の行方を目で追う。

 

空でヴィータが火竜と戦っている。

 

「ダメだ!ヴィータ!空で戦うな!」

 

いきなりタカシナがヴィータに向かって叫んで飛び出していった。

 

私も後を追って飛ぶ。

 

「タカシナ。あのドラゴンを知っているのか?」

 

「ああ。名はリオレウス。空の王者と言われているドラゴンだ。」

 

「空の王者?」

 

「ああ。俺も空中で戦っているところは見ていない。だが、他の飛行できる生物が居るこの世界でその称号が付けられているんだ。侮れない。」

 

なるほど。この世界にどれほどの生物が居るのかは知らないが王と言われるほどの実力というわけか。

 

「おらぁぁぁぁ!」

 

先ほどから攻撃を避けられているヴィータが焦れて火竜にグラーフアイゼンを振り下ろすが・・・

 

「・・・・な!?」

 

リオレウスがその巨体に似合わない素早く上昇してヴィータの攻撃を避ける。

 

「危ない!ヴィータ!」

 

リオレウスはヴィータに向かって火球を放つ。

 

side out

 

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yukito side

 

まずい!リオレウスの火球の威力は分からないけど結構な威力だと思う。

 

どうする?何か無いか?火を無効化、もしくは少しでも弱められるやつ。

 

俺は思い出そうとするが出てこない。

 

あ〜くそっ!どうして思い出せないんだ!火と言えばメラゾーマとか、メラゾーマと言えばカイザーフェニックス、フィンガーフレアボムズとか!・・・あっ!

 

あるじゃないか火に強くなる呪文が!

 

「フバーハ!」

 

ヴィータの体を俺の魔力が包み込む。

 

「GAAAA!」

 

次の瞬間にリオレウスの火球が放たれる。

 

しかし・・・

 

――バン!

 

その火球はヴィータに届く事はなかった。

 

「GYAA!?」

 

リオレウスは驚いて少しの間硬直する。

 

その隙に俺はヴィータを引っ張り地上に降り立った。

 

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「サンキュー、ユキト。」

 

「ああ。ヴィータ、怪我は無いか?」

 

「大丈夫だ。」

 

俺はヴィータを見る。・・・とりあえず怪我はしてないように見える。大丈夫そうだ。

 

「ならいい。みんな、ヴィータがあいつと戦っているのを見てわかった。あいつとは空で戦っちゃダメだ。」

 

「・・・・確かにヴィータを翻弄するあの機動力。空で戦うのは危険・・・か。」

 

他の皆も納得してくれたようだ。

 

「どうするタカシナ?やつの情報を知っているお前だけが頼りだ。・・・やつを地上で仕留めるのは・・・可能か?」

 

俺はその言葉を聞いて考える。モンハンの知識が本当に役に立つのか?と。

 

ゲームのリオレウスと上空にいるリオレウス。倒し方が同じであるか攻撃方法は?地上の動きに違いは?

 

情報を整理して答える。

 

「可能だ。」

 

「よし。なら、行くぞ!」

 

「「「「ああ!(ええ!)」」」」

 

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上空にリオレウスが飛んでいる。こちらを見つけて突進してくる。

 

「開戦だ!リアルモンハンを楽しんでやる!」

 

そう言って俺は剣を3本投影して射出する。ただのロングソードだが音速を超えるくらいの速度をもって放たれる・・が・・

 

「う・・・嘘だろ?」

 

なんとリオレウスが剣を避けた。体を右に左に下に器用に避ける。

 

全てを避けたところでリオレウスはその場に停滞する。どうやら更なる追撃を警戒しているようだ。

 

「ちっ・・・どうせなら今ので落としてしまいたかったんだが、そうも行かないか。」

 

「タカシナ!こちらは準備が出来ている。」

 

「OK!じゃあ行くぜ!太陽拳!」

 

うう・・・どうして俺がこんな格好を・・・しかもユエの格好でなんて・・・泣けるでぇ!

 

「GYAAAAA!?」

 

しかし、効果はばつぐんだ!

 

リオレウスは眩しい光を受けて地面に落ちてきた。これで気絶しないのは普通にすごいと思う。

 

そこからはリアルモンハン開始。シグナムが足を切り付けて体勢を崩し。ヴィータが殴って眩暈を起こさせ。ザフィーラが防御し。シャマルが回復する。実に凄まじい連携だ。

 

「行くぞ!」

 

俺はリオレウスの足元を錬金して落とし穴を作る。もちろん、その上に居たリオレウスは落とし穴に嵌って身動きが取れなくなる。

 

「今だ!ザフィーラさん!シャマルさん!」

 

「応!てぉあぁぁぁ!」

 

「バインド!」

 

ザフィーラさんの鋼の軛とシャマルさんのバインドでリオレウスは動けない。そこをヴィータが叩いてリオレウスを気絶させる。

 

「さてと。蒐集!」

 

闇の書がリオレウスの魔力を蒐集する。

 

「おっ!5ページも集まったぞ!」

 

「ほう。さすがは龍種というところか。」

 

「まあ、俺たちも結構苦戦したしこの位の報酬がなきゃやってけ無いよね。」

 

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そうやって話していると

 

「っ!?次元転移!?」

 

誰かがここに転移してくるようだ。いったい誰が?

 

考えていると誰かが転移してくる。そいつ等は

 

「ユエさん!」

 

「ユエ!話を聞かせて!」

 

なのはちゃんとフェイトだった。

 

嘘でしょ!?早すぎる!次は1週間は後じゃなかったのか!?どうして・・・・あっ。なのはちゃんを蒐集してないからか。

 

うわ〜何それ!めっちゃ俺のせいじゃん!

 

「生憎だが・・・君たちに構っている暇は無い!」

 

東方不敗の弟子のようなセリフを言う俺。同じ声で武術家なら史上最強の弟子のほうが好きなんだけど。

 

俺たちが逃げようとするとまたもや結界が張られる。

 

ちっ・・・そう簡単には逃がしてもらえないか。

 

「そこまでだ!時空管理局 執務官 クロノ・ハラオウンだ!君達には弁護の余地がある!武器を捨てて投降しろ!」

 

しかもクロノまでか・・・。だけどこっちも結界対策はしている。こんな結界すぐ解いてやんよ!

 

「トレース・オン」

 

投影するのは一振りの刀。所々ぼろぼろで年代物だという事がわかる。しかも刃こぼれしていて何も切れなさそうだ。

 

「?そんな刀でどうする気だ!」

 

「・・・こうするのだよ!」

 

俺は刀を鞘に戻して妖力を開放する。爪が伸びて体は頑丈になり、そして両頬に3本の傷が出来る。

 

俺は刀を鞘から抜き放つ。

 

すると刀は抜いた場所から巨大化していき大剣と言える大きさになる。

 

「是、鉄砕牙。」

 

そう俺が投影した刀は鉄砕牙。犬夜叉に出てくる妖刀である。

 

「何だその剣は!?魔力反応が無いのに巨大化した!?」

 

クロノがかなり慌てている。だけどそれはこっちにとっては都合が良い!

 

(シグナム、シャマル、ザフィーラ、ヴィータ。今から結界を壊すからその隙に転移して!俺はジャミング掛けて足止めするから!)

 

(大丈夫なのか?お前に何かあったら主は・・・)

 

(問題ない。ちゃんと帰れる。行くよ!)

 

「竜鱗の鉄砕牙は妖気を切り裂き。金剛の鉄砕牙は金剛を放ち。赤い鉄砕牙は結界を断ち切る!」

 

「!?待てっ!何をする気だ!?」

 

クロノはを自分たちではなく外に向かって振るおうとしている事に気づいて止めようとする。

 

「切り裂け鉄砕牙!風の・・・傷!」

 

結界が切り裂かれシグナム達はすぐに転移して逃げる。

 

「封鎖領域!」

 

そしてすぐさま俺は結界を張る。

 

「な!?」

 

「悪いが・・・追わせんぞ?」

 

「くっ・・・ユエ!」

 

「ユエさん!話を・・・」

 

「ほう?そちらの彼はとても話をしに来たようには見えんな?君達も武器を手にしている・・・そのような者と話せるか!」

 

「でも!私たちは!」

 

「それに・・・今の私達は敵同士だ。戦うか?それとも戦わないか?それだけだ。」

 

「・・・ねえ。ユエさん。落ち着いて話そう?武器を置いて話し合おう?」

 

・・・・・ああ。イライラする。・・・うざってぇな。この人を哀れんだ目がイライラする。まさか俺に勝てるとでも思ってんのか?なぜかこの高町なのはを見ているとイライラが止まらない。

 

「ああ。もう一つの理由を話していなかったな。」

 

「え?」

 

「私は君が温泉の近くでフェイトと会話をしていたときから・・・・大嫌いだったのだよ。」

 

 

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あとがき

 

久しぶり作者です。

 

はてさてリリカルなのはの世界にモンハンのリオレウスが!

 

実はこのリリカルなのはの世界はモンスターハンターとクロスしていたのだよ! な・・なんだってー!

 

自分も書いていてびっくりしました。くうっ・・・俺の邪気眼が!

 

他にも犬夜叉の鉄砕牙とか色々ネタを満載にしています!

 

まあそんな事よりも実は雪人君はなのはさんが嫌いな事が判明!

 

じゃあ何故今まで友達をしていたのか!?・・・それは次回に書きます。

 

 

それではまた次回に。じゃあね〜バイバイ!

 

 

説明
交通事故によって死んでしまった主人公。しかし、それは神の弟子が起こした事故だった!?主人公はなぜか神に謝られ、たくさんの世界へ冒険する。

そして物語はA`Sへ・・・
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コメント
arutoさまコメントありがとうございました。犬夜叉が好きです。でも殺生丸のほうが好き。鉄砕牙ツエー!(RYO)
黒幕様コメントありがとうございます。さてさて雪人君はなぜなのはちゃんが嫌いなのか?この小説の明日はどっちだ!?あっ指摘ありがとうございます直しておきました。(RYO)
田仁志様コメントありがとうございます。リリカルなのはの世界なので龍種のリオレウスから蒐集できるんじゃね?と思って書いてみました。よくよく考えるとこのリオレウスを魔法なしで狩れるこの世界のハンターさんたちは化け物。(RYO)
bridさまコメントありがとうございます。(RYO)
犬夜叉のネタにテンション上がりました!(aruto)
え!?嫌い? と言う事は、弱いからですね!!魔王のように圧倒的な破壊力を見せつければ好きになるに違いない。と言ってみるw  打ち間違いかな?7P 東方不敗の弟子のような“セルリ”を言う俺。(黒幕)
リオレウスから蒐集ってできるんか!?!?(ペンギン)
今回はモンハンネタか〜好きな人にはたまらないですね〜やってないけどwww><(brid)
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