異世界冒険譚 魔法少女リリカルなのは月 A`S 11話 |
何なんだ?
この感情は……恐怖?
どうして君に恐怖するんだ!?
怖い…怖いんだ…
魔法少女リリカルなのは月 A'S・・・・・・はじまります
yukito K side
俺の名前は高科雪人。
皆この前の外伝見て知っていると思うけど、高科雪人の影分身だ。
ん?皆?外伝?何の事だ?やばい、ちょっと異世界とか来たから電波受信するようになっちゃったか!?
お、俺は一般人なんだ!電波なんか受信してないよ!
と、とりあえず落ち付いてっと。……ふぅ〜〜。落ち着いた。
本体が捕まってから3日たった。俺はまだ見つかってない。…まさかリンディさんは俺を捜索せずに本体をユエとして本局に送るつもりじゃないだろうな?
まあ、本体が管理局本局に連れて行かれても簡単に抜け出せるから大丈夫だろ。
俺のやる事は無人世界で魔力を出しながら移動するだけだ。
時空転移の反応。…来たな。
転移してきたのはフェイトだけだった。クロノやなのはちゃんはどうしたんだ?
「どうしたフェイト・テスタロッサ?そんなに慌てて。」
「ユエ、投降して。今ならあなたには弁護の余地がある。」
「ふう。またか。」
俺は呆れたようにため息をつく。
「前に言っただろう?私達は敵同士だ。私は管理局に捕まるつもりは無い。」
管理局は気に食わないしね。それに俺の能力がばれたら無実の罪で逮捕されて局員にされそうだし。
「私を捕まえたいのなら私を倒すことだな。」
「……わかりました。」
フェイトがバルディッシュを構える。
「ふっ。それで良い。トレースオン。」
俺は日本刀を投影する。宝具を投影しないのは魔力節約のためだ。
「それでは始めよう。」
俺はそう言ってフェイトに向かって走る。
「いくぞ!魔人剣!」
テイルズシリーズの基本的な技魔人剣。斬撃が地を這いフェイトに向かっていく。
「!?これは!?・・・くっ!」
フェイトは一瞬驚いたがすぐに正気を取り戻して魔人剣をかわす。
俺は瞬動ですぐにフェイトに接近する。
「雷斬衝!」
刀に稲妻を纏わせて振り下ろす。
「うっ!・・・・はあっ!」
しかしフェイトはそれを避け反撃してきた。
「つぅ!」
フェイトの攻撃が当たる。かすり傷程度だけど。こっちも反撃だ!
「・・・魔人剣・双牙!」
魔人剣を2度放つ。しかしこれも避けられる。
「……どういうこと?」
「?」
「どうして本気を出さないの?あなたの技はこの程度じゃ無かった。それに武器もそう。いつも使ってるロストロギアじゃ無い。」
これだけの戦闘で分かるなんてな。影分身だから魔力が少ないし、気とかも少ない。つまり本気が出せない。
つか本気出せって(汗)。バトルマニアかよ。なんかめんどくさいな。
「ああ、すまないな。こちらにも事情があってね。」
俺は刀を鞘に納める。すると・・・
「!?傷が回復した!?」
フェイトにつけられた傷が治る。テイルズのアスベルの能力だ。
「それでは第2ラウンドと行こう。それと気をつけろ?・・・足元注意だ。」
「?」
フェイトは俺の言葉の意味が分からないだろうな。これが詠唱なんて分かるわけない。
「ロックランス!」
『Defensor』
フェイトの足元から石の槍が飛び出すがバルディッシュが防ぐ。
「えっ!?」
フェイトは今混乱している。
「陵、其は崩壊の序曲を刻みし者!重圧!エアプレッシャー!」
「え?…きゃっ!」
――ズズズ…ズン!
重力が上がりかなりの衝撃と共に砂煙が舞う。
フェイトは装甲が少ないからこれで墜ちたろ。そう思ってフェイトの方から目を離す。
その声が聞こえたのは運がよかった。
『Photon Lancer』
「!?ATフィールド!」
――パキィン!
魔力が俺に飛んできたのだ。それはATフィールドに当たって俺には当たらなかった。
俺はフェイトのほうを見る。
「はぁ……はぁ……。危なかった。」
かなりボロボロになっていて息を切らしているフェイトがいた。
「まだ墜ちてなかったか。」
「私は…まだ…負けません!」
フェイトはそう言ってフォトンランサーを4つ展開する。
そろそろ良いかな?管理局に見つかったし。フェイトを戦意喪失させて逃げるか。
俺は刀を投影破棄して新たに投影を開始する。
「トレースオン。是、ハーディス。」
ブラックキャットの主人公、トレイン・ハートネットが使う拳銃。
「追加だ。トランス、右手ガラス化。」
右手がガラスに変化する。これはブラックキャットのイブの能力。
「ファイアー!」
フェイトがフォトンランサーを放つ。もちろん標的は俺。
「写輪眼!……はあっ!」
ハーディスでフォトンランサーを打ち落とす。
フォトンランサーは魔力変換で電気を帯びている。そしてハーディスは電気を吸収する。つまり……
「充電完了だ。」
レールガンが使用可能になった。ちなみに右手をガラスにしたのは痺れないようにするためだ。
「お前の負けだフェイト・テスタロッサ。」
「…ふざけないで…ください。私は…まだ戦えます。」
「これを見てまだそれが言えるか?」
俺はフェイトにハーディスを向ける。その瞬間にそれは起こった。
――カタ…カタカタ。
「!?なんだと?」
「手が…震えて?」
そう手がいきなり震えだしたのだ。
「くっ!?…静まれ!」
そう言ってみるが手の震えは止まらない。
「だ…大丈夫?ユエ?」
フェイトがそう言ったとたん…
「っ!?」
――バン!
俺はフェイトに向けて発砲していた。
side out
FATE side
ユエが私に銃を向けた途端にユエの手が震えだした。
「くっ!?…静まれ!」
「だ…大丈夫?ユエ?」
私は思わずそう言ってしまいました。ユエは何かに怯えるような顔をして普通の状態じゃありませんでした。
「っ!?」
その恐怖が一層深まりユエは私に向けて銃を向けて
――バン!
『Defensor』
――パリィン!
…え?今何が?
ユエが私に向けて銃を撃ったのは分かったけど……こんな威力があるの!?
「ユ…「来るな!」え?」
私はユエの側に行こうとしましたがその前にユエに止められました。
side out
yukito K side
なんだ!?フェイトが怖い。怖いコワイこわい怖いコワイ!
フェイトがこっちに来ようとしている。
「ユ…「来るな!」え?」
何故か知らないけどフェイトが怖い。
「来ないでくれ!今お前が来たら俺は、お前を殺しちまうかもしれねぇ!」
逃げなきゃ!フェイトが追ってこないように家に!……っ!次元転移!?こんな時に!
次元転移してきたやつは……管理局の魔導師か。……後、クロノ。
「ユエ!君は完全に包囲されている!武器を捨てて大人しく投降しろ!」
冗談じゃない。捕まってなんてやらねーよ。
だけどこの人数に包囲されたら正攻法じゃ殺す気でやらなきゃ突破するのは不可能。
仕方ない。あんまり使いたくなかったんだけど使うしかないか。
「さらばだ。クロノ・ハラオウン。」
「逃がすと思っているのか?いくら君でも転移には時間がかかる。そこを突けばいくら君でも…」
「ああ。そうだな。だが…私は逃げるよ。」
「……どうやら言っても無駄のようだな。全員攻撃開始!」
クロノがそう言うと周りにいる魔導師達がいっせいにデバイスを向けてくる。遅い遅い。
「さらばだ。…CLOCK・UP」
その言葉を言うと周りが遅くなる。いや俺が速くなる。
俺は魔法をすり抜け100mほど離れる。
「転移開始。」
そして俺は逃げ延びた。胸に不安を残しながら。
あとがき
ようやく新しい話が書けました!しかも前予告ありのです。いやー小説を書くにあたって予告とかはアニメとかと同じにしたいなーと思ってましたから最近前予告が書けなくて少し落ち込みました。
今回の話はフェイトとの戦いを書きました。テイルズのアスベルと教官の術技を使いました。
.hackをやっていた俺としてはあの組み合わせはすばらしいの一言…って脱線しちゃいましたね。
最後のCLOCK・UPを余り使いたくないといっていたのは、雪人君はフェアな状態で戦いたいと思っているからでCLOCK・UPは同じCLOCK・UPを使える人にしか使いたくないようです。
作者「君も結構バトルマニアじゃない?」
雪人「嘘だ!」
嘘らしいです。
そして謎の恐怖心。ちなみに雪人君の前世はいたって普通の人(転生以外)という設定です。
なぜ雪人君が恐怖したのかは…結構後になります。たぶんリリカルじゃ出しません。
それではまた次回に会いましょう。感想くれると嬉しいです。じゃあねーバイバイ!
説明 | ||
交通事故によって死んでしまった主人公。しかし、それは神の弟子が起こした事故だった!?主人公はなぜか神に謝られ、たくさんの世界へ冒険する。 そして物語はA`Sへ・・・ |
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コメント | ||
黒幕様コメントありがとうございます。とらハの神速とか、知らないかもしれませんがワイルドアームズの5作品目の主人公とかとにかくいろんな作品に出てましたよね。気のせいだったようですww(RYO) COMBAT02様コメントありがとうございます。チートは爽快感がありますよね。雪人君は努力するチートを目指します。応援お願いします。(RYO) aruto様コメントありがとうございます。仮面ライダーの技はたまにチートレベルのがありますよね。その中でもチート度が高いカブトのクロックアップ。余り使用しないように頑張ります。(RYO) 加速技は昔からあるし特に気にならなかったなぁ。それはそれとして、ぜんぜん話が思いつかないという文字を目にしたばかりだと思ったけど気のせいだったようだw(黒幕) ユエはチートですね・・・まぁそこがいいんですが・・・・。(COMBAT02) 仮面ライダーの技はさすがに卑怯ではないですか?(aruto) |
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