赤薔薇†無双〜第五章
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第五章〜赤薔薇 荊州にて虎と出会うのこと〜

 

南皮の街から私達は1月かけて荊州の地に踏み入った。

 

その道中にも幾度も賊に襲われはしたが、全て撃退し、今にいたる。

 

それを繰り返していた所、恐怖と共に賊の間に『赤薔薇』『天の御遣い』の異名が広まったようで、名乗るだけで逃げていく者達も出る始末であった。

 

今では、戦闘に関しては殆ど愛紗、蘭、灯の3名に任せている。日々の訓練とその才故に、腕を上げてきており、賊相手の戦闘はよい訓練の一環となっている。

 

愛紗には地槍ゲイボルク、蘭には魔剣ミストルティン、灯には聖斧スワンチカを武器として私が作り与えた。素材は全て銀で出来ている。更に私の魔力で加工したので、生半可なことでは壊れないであろう一品である。

 

賊との戦闘の一部始終・・・

 

「この関羽に斬られし名誉を後世に残すがいい!関帝武神青龍斬波!」

 

「いきます!雷光一閃!華炎乱舞!」

 

「夜よりもなお暗く 闇よりなお深きもの 混沌の海よ たゆたいしもの 金色なりし闇の王 我ここに汝に願う 我ここに汝に誓う 我が前に立ちふさがりし全ての愚かなるものに 我と汝が力もて 等しく滅びを与えんことを 重波斬!」

 

チュドーーーーーーン!!!!! 「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

 

・・・・・・・・・・(--;)

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荊州の地に踏み入ってすぐ、更に南下していた所、私達は偶然にも孫堅率いる軍と山賊と思われる集団の戦闘に出くわしてしまった。愛紗、蘭、灯は直にでも介入しようと動くのを私が止めた。

 

「なぜ止めるのです!」

 

「愛紗、戦況をまずよく見なさい。そして、私達が介入する余地を探してみなさい。」

 

戦況は1000の孫堅軍に対し賊軍2000、数の面では賊軍有利だが流れは完全に孫堅軍が握っていた。賊軍は孫堅軍に3方向から攻められ、崩され、崩壊寸前であった。今戦闘に介入しても邪魔者扱いされであろうことがわかる。

 

「うっ・・・・凄い・・・私達が入る余地などありませんね・・・。」

 

「理解したのであれば、今後の見識を深める意味でも彼らの動きを良くみておきなさい。」

 

「おそらく、まず中央の一隊が山賊の群れに攻撃をしかけ、時を見て引き、引き付けた所に左右の伏兵が攻撃を開始、それを見て中央も再度攻撃を加えたといった所でしょう。」

 

と状況をから戦術を予想した。

 

「なぜそう思うんだい?」

 

「はい。まず1つ目に戦場から少し離れた所に壊された柵が放置されています。あそこで最初は中央部隊が戦闘を行ったと思われます。次に左右の兵達の持っている旗の数が実際の人数と比べると少ないこと、最後に後方で上がっている狼煙です。」

 

「桂花ちゃんすごーい。私には全然わからなかった・・・流石桂花ちゃんだね♪」

 

ステラがそういって褒め、頭を撫でると桂花が真っ赤になって照れていた。

 

「良く見たね、桂花。恐らくその通りだろう。あの戦法は破ろうと思っても中々に難しいものがある。日本でいう釣り野伏せりというものだろう。桂花、今見たからには、今後、君があの策に嵌ることはないだろう。」

 

「はい!策を逆手にとって見せます!」

 

と、会話をしていると戦闘が終わったようで、孫堅軍は軍を纏めているのが見て取れた。そこで私はいい機会なので、一つ挨拶に赴くこととした。

 

「さて、終わったようだし、一度挨拶にいってみるか。」

 

「「「「はい!」」」」「は〜〜い♪」

 

 

 

孫堅軍 天幕

 

「孫堅様!旅の者が面会を求めております。いかが計らいましょうか?」

 

「ん〜〜?旅の者だ?俺達は今戦後処理で忙しいのだぞ。適当に追い返せ!」

 

「そ、それが・・・かの者は『赤薔薇』と名乗っておりますれば・・・」

 

「な、何?!今噂の『天の御遣い』とな?!」

 

「はい。ですのでいかがすればよろしいでしょうか?」

 

「馬鹿者!最初からそれを言え!すぐにここに通せ!後、雪連 祭 冥林も呼んでこい!」

 

「ははは、まさかこのような所で会えようとはな・・・」

 

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「お初にお眼にかかる、孫堅殿。私はローズレッド・ストラウス、赤薔薇、天の御遣いとも呼ばれております。」

 

「おお、おぬしが赤薔薇か!私は孫堅 文台 この軍の大将を勤めておる。こちらが我が娘孫策 白符 宿将 黄蓋 公覆 軍師 周瑜 公瑾だ。」

 

「あなたが赤薔薇さんね♪ 私は孫策 白符 よろしくね♪」(へぇ〜かなりかっこいい・・・ッポ///)

 

「ほう、おぬしがあの噂の御遣いか・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・周 公勤」(ポ〜〜〜〜〜ッ///)

 

「私は関羽 雲長!兄様の一の矛!」

 

「あたいは張コウ 儁乂。ストラウス殿の一の盾!」

 

「我が名は徐晃 公明。ストラウス様の一の矢です!」

 

「ストラウス様の軍師 荀ケ 文若と申します。」

 

「ステラ・ヘイゼルバーグです〜♪」

 

と、まずそれぞれの自己紹介を終えた。

 

「さて、今回のご来訪の理由は?赤薔薇殿」

 

「特には・・・しいて言うのであれば機会に恵まれたので孫堅殿に会い来たというのはいかがでしょうか?」

 

「ふはははは、これは面白い。いや、よくぞ会いに来てくだされた。戦陣ゆえ碌なもてなしも出来ないがよく来てくれた。で、俺達の戦いをはどうだった?」

 

「見事の一言ですね。兵の練度、士気、将の力、軍師の智謀。」

 

「ふふふ、素直に褒め言葉と受け取っておこう。我らはこれより、長沙に帰還するがそなた達はどうする?我らと共に来るか?」

 

「いえいえ、私達は今見聞を広める旅の途中、一箇所に留まる事は致しません。お誘いはありがたいのですが、お断りさせていただきます。」

 

「そうか・・・出来ればもっと落ち着いた所で話を聞きたかったが仕方なし。また次の機会としよう。では、さらばだ。」

といい孫堅殿は天幕より出ていった。それに黄蓋殿、孫策殿と周瑜殿が続いていった。

 

「さて、少し寄り道してしまったが、私達も行こうか。」

 

「「「「はい!」」」」

 

と私達も天幕を後にした。

 

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「はぁ〜赤薔薇さんかっこよかったな〜。強そうだったし・・・ ねぇ 冥林♪」

 

「・・・・・///」

 

「冥林?冥林?」

 

「はっ!な、何だ?雪連?///」

 

「冥林・・・・ひょっとして・・・惚れた?」

 

「ななななななな、何をいっている!雪連!そ、そんなわけあるか!私はもう行くぞ!」

 

「あ・・・・・ちょっと冥林!っていっちゃった・・・明らかにあれは惚れたわね・・・まぁいいか・・・私も気に入っちゃったし♪また会いたいな〜・・・」

 

 

 

こうして、赤薔薇と孫堅との初の邂逅は幕を閉じた。

 

 

 

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あとがき

 

はじめての後書きです。駄文を読んでいただきありがとうございます。

 

いきなりですが・・・遊んじゃいましたw主に武器と必殺技で(’’

 

世界平和の前に世界滅びそうですね・・・(--;

説明
虎との出会い・・・
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コメント
そのうちラグナブレードも出すかな(’’(toki)
あの冥林さんをいとも簡単に堕とすとはwww(btbam)
一刀よりズルイ業だ!立ってるだけでもてるとは!!(VVV計画の被験者)
・・・ギガスレ・・・しかも完全版詠唱・・・世界滅びますから!!!(天魔)
何か軍師が重症なんですけど。(中原)
武器がwww(大ちゃん)
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