一刀「ああ、ここに居る関羽がな････恐怖のあまり」

関羽「いっ言うな！悪かった！ダカラ言わないでくれ！」

一刀「もらしたんだよ」

華琳「もらし･･･た？」

関羽「うう･･･」

一刀「結局強気で言ってるが臆病なだけだ････恋とやりあったのも趙雲や張飛と一緒だったのだからなぁ」

関羽「･･･」

一刀「劉備の一の家臣？聞いて呆れる･･･自分より強いものに挑んだこともない臆病者なだけだろ」

関羽「キサマ！」

一刀「口では強気だな･･･どうした？足が震えてるぞ」

関羽「くっ！」

一刀「華琳、どうだ？まだおいておくのか？臆病者の関羽を」

華琳「一刀の言ってることが本当なら････幻滅だわ」

華琳「桂花、劉備に文を出してあげなさい。関羽を返してあげるって」

桂花「御意」

風「お漏らしですか････」

稟「いい年したものが････」

一刀「方針は決まったな･･･『ガチャ』これは俺が預かる」

華琳「ええ、お願いね」

それから一ヵ月後･･･

華琳「一刀」

一刀「なんだ？」

華琳「蜀と呉が連合を組んだわ･･･」

一刀「そうか」

月「一刀様、お茶が入りました」

一刀「ありがとう」

月「はい！」

華琳「コレをみて『バサッ』私の見立てならここが主戦場になる」

一刀「こちらとアチラの兵力差は？」

華琳「私たちが５０万、あちらは多くて３５万くらい･･･」

一刀「なら、野戦しかも平地だと勝てないと思うだろうから････ここじゃないか？」

華琳「赤壁？そうね･･･たしかに呉は水軍が優れてると聞くわね････」

一刀「船が必要になるか････明命、七夜」

明命「はいです」

七夜「呼んだ？」

一刀「呉の水軍は凄いと聞いてるが･･･もし俺たちに対抗するとなればどういった策を思いつく？」

明命「さっ策ですか･･･う〜ん」

七夜「････火刑」

華琳「火刑！？」

一刀「なるほどな･･･船は木、木には火、そして風が吹けば････」

華琳「一気に燃え上がる･･･か」

一刀「そうゆうことだ･･･ありがとう」

明命「うう･･･」

七夜「(ニパッ)」

一刀「月、愛紗から何か連絡は？」

月「はっはい、愛紗さんからは魏と蜀の県境で鉱山が数箇所あると･･･あと、南蛮を平定したと･･･」

一刀「鉱山と南蛮平定か･･明命」

明命「はい！」

一刀「愛紗の元に言ってくれるか？」

明命「はい！お任せなのです」

一刀「伝えるのは鉱山に関してだ･･･そうだな･･･領土侵犯で討伐････軍入れ替えってところか」

明命「わかりました･･･では！」

華琳「優秀ね」

一刀「まぁ･･･ね」

華琳「では、その鉱山を調べるには真桜の隊がいいかしら？」

一刀「そうだな･･･月、真桜に伝えておいてくれ」

月「はい、わかりました」

華琳「次は政策についてなのだけれど････」

おまけ

関羽「くっ！弱みを握られたか･･･」

流琉「関羽さん？」

関羽「お前は･･･典韋」

流琉「はっはい･･･って、どうかしましたか？」

関羽「何のようだ？」

流琉「はい、兄様に言われて食事を･･･」

関羽「いらん」

流琉「でっですが･･･せっかく兄様が作ってくださったので･･･」

関羽「そもそもその兄とは一体誰のことだ？」

流琉「え？兄様は天の御使いの･･･」

関羽「北郷一刀か･･･そんなやつが作ったものなど」

流琉「食べても見ないうちから否定するなんて･･･」

関羽「ふん、して、私はいつまでこのような扱いを受けるのだ？」

流琉「知りません！」

関羽「そうか」

季衣「流琉〜あ、いたいた」

流琉「季衣！？どうしたの？」

季衣「うんとね･･･兄ちゃんが関羽さんのところにいけって」

流琉「兄様が？」

季衣「うん、ねぇねぇ、関羽さん」

関羽「何だ！？」

季衣「そんなにあのことが兄ちゃんに見られたのが嫌なの？」

流琉「あのこと？」

関羽「なっ！きさま･･･誰からその話を！？」

流琉「ねぇ、季衣。あの話って？」

季衣「ふぇ？関羽さんが兄ちゃんに恐怖してお漏らししたって話、流琉キイテナイの？」

関羽「イウナァァ！」

流琉「キイテナイよ･･･でも、それってそんなに恥ずかしい話？」

季衣「だよねぇ〜」

関羽「なんだと」

流琉「私だって季衣だって春蘭様だって秋蘭様だって」

季衣「凪ちゃんだって真桜ちゃんだって沙和ちゃんだって麟ちゃんだって」

流琉「霞さんだって恋さんだって月ちゃんだって」

季衣「華琳様だって」

『皆兄様(ちゃん)の前だったら一度はもらしてるよ？』

関羽「ではお前らもか？」

流琉「私は･･･その数え切れないくらい」

季衣「僕だって･･･」

関羽「まるで変態だな」

『変態じゃないよ！』

流琉「それをいったら関羽サンだってもらしてるわけだし･･･」

関羽「うぐっ」

季衣「兄ちゃんが本気を出してもらさない人見たことないよ？」

流琉「あ、そういえばそうだね･･･恋さんだって一度本気を見たら気失ってたし」

関羽「あの飛将軍の呂布がか！？」

流琉「そうですよ」

季衣「兄ちゃんに本気を出させるなんて････」

一刀「騒がしいと思ったら･･･何してんだ？」

『あ、兄様(ちゃん)』

関羽「北郷殿」

一刀「ん？」

関羽「先ほどこの者たちから話を聞いたところ中々本気を出さないそうですが･･･」

一刀「そうだよ」

関羽「なぜ？と聞いてもよろしいか？」

一刀「なぜって･･･戦場で本気になるって確実に殺すって事だよね･･･そんな殺気いつもだしていたら･･･」

関羽「出していたら･･･？」

一刀「華琳に使えることやこいつらを守ることなんかできないだろ？」

関羽「甘い考えですね」

『チャキッ』

一刀「無駄だよ」

関羽「やって見なければ････わかるはず！」

『ゴスッ』

関羽「ガハッ!」

一刀「季衣、流琉いくよ･･･月、しばらくの間頼むぞ」

月「はい」