異世界冒険譚 魔法少女リリカルなのは月 IF もしも思い浮かべたのがあのキャラだったら?
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yukito side

 

その時に思い浮かんだのは勇者の親。人、魔、竜の力を持った騎士の最強の姿だった。

 

「トレースオン。」

 

 

sideb out

 

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FATE side

 

「……ユ…エ。」

 

逃げて!

 

そう言おうとした時だった。

 

「トレースオン。」

 

その言葉が聞こえ、ユエの手に何かが現れる。

 

あれは……装飾品?

 

ユエの手にはマスクのような物が握られていて、刃が付いているのか握った場所から血が滴っていた。

 

「……え?」

 

「なん……だと?」

 

「……血が……」

 

赤から青に!?

 

「う……うおぉおおおおおおおお!」

 

ユエが手を上に上げて叫ぶ。装飾具に雷が落ちる。

 

「ぐぅ……ああああああああ!」

 

ユエの体に変化が起きる。

 

筋肉は盛り上がり、手に竜の顔のようなものが浮き出て、竜のような翼が生える。

 

そして額には紋章のようなものが。

 

「………………」

 

変身するとユエは静かになった。

 

「トレースオン。是、真魔剛竜剣。」

 

いきなりユエは剣を取り出す。竜の頭を象った装飾のある剣。

 

それを仮面の男に向けて言う。

 

「どうした? かかってこないのならこちらから行かせてもらうぞ?」

 

さっきまでのユエと全く別人みたいな落着きようだった。

 

それに……ユエの方から冷気が漂ってきているみたいに寒い。ここは砂漠なのに。

 

「貴様らのような少女1人を犠牲に世界を救おうとしているやつを見ると反吐が出る。」

 

「なっ!?」

 

仮面の男の人が声を上げる。

 

「何が封印するまでは幸せに…だ。封印しか考えなかった貴様らが言っていいセリフじゃ無いんだよ。解るか? 猫娘。」

 

猫娘? この人は男の人なのに何を……?

 

「貴様……どこまで知っている!?」

 

「敵に言うはずがあるまい? 聞きたかったら……」

 

ユエは男の人を手招きする。

 

「実力で聞いてみろ。」

 

「いい度胸だ……」

 

そう言って仮面の人は私の胸から手を引き抜いて、ユエに向かって走っていく。

 

「はあっ!」

 

仮面の人はユエに向かって拳を……ユエが防御しない!?

 

ユエ!

 

そう叫ぼうとした時……

 

――ボキン!

 

外れちゃいけないような物が外れた音がした。

 

side out

 

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yukito side

 

リーゼロッテ……アリアだっけ? まあ良いや。とにかくリーゼは俺に殴り掛かってきたが竜闘気を纏っている俺にそんなものは効かない。

 

バランがポップに言っていたように相手の腕がへし折れた。

 

「なっ!? ……ああああああ!?」

 

「この程度か。……シネ。」

 

俺はリーゼに向かって剣を振り下ろす。

 

――ザウッ!

 

オリハルコン製の剣はリーゼのバリアを切り裂き致命傷を負わせた。

 

「ごぷっ!?」

 

このままじゃ終わらせない。今、ここで、確実に死んで逝け。

 

――ズパッ! ゴトッ!

 

猫の首を叩ききった。首は地面に落ちていき、同時に変身魔法が解けた。

 

「え? うそ……あなたは……」

 

フェイトが驚く。

 

これで終わりだ。俺は竜闘気を解除しようとした瞬間。

 

「うわああああああああ!」

 

後ろから悲鳴が聞こえ、そっちを向くと俺に魔法が迫っていた。

 

――ザシュ!

 

斬られた…………コロス。皮も血も骨も内臓も脳みそも、その存在すらも。

 

俺は両手を合わせて竜闘気を溜める。

 

「シネ。ドルオーーーーラ!!」

 

圧縮された竜闘気が放たれる。

 

「つっ!?」

 

ドルオーラはリーゼのもう一人に着弾した。すさまじい爆発音がする。

 

大陸が一つ消し飛ぶ核兵器より上の技だ。食らったら塵一つ残らんだろう。

 

俺は竜魔人化を解いてシグナムと一緒に帰って行った。

 

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1週間後。

 

世界が終わった。

 

いや、その表現は的確ではない。

 

世界の生命が全て消し飛ばされたといったところか。

 

俺は地下室に居て、竜闘気を纏っていたおかげで助かった。

 

生き残った人はいるのだろうか? 居るのかもしれないし居ないのかもしれない。でもどうでも良かった。俺はまた大切な人達を守れなかった。

 

なのはちゃんは無事だろうか? フェイトは? はやては死んでしまっただろう。

 

この世界の外に巨大な魔力反応があると知ったのは世界が終わってから10分後に気が付いた。……あいつらか……あいつらが俺の大切な人たちを!

 

俺はすぐさま瞬間移動した。管理局の時空航行船に。

 

そこから先は良く覚えていない。ただ、激情に任せて局員を殺したことは理解している。

 

俺は提督だと思うやつを拘束して聞いた。なぜこの世界を攻撃したのかを。

 

するとそいつは言った。

 

「へへ……上層部がよ……お前は危険だと判断したらしくてな? お前の居場所が分からないならその世界ごと消し飛ばせってよ。」

 

「なん……だと?」

 

そんな……俺の……せい? あの竜魔人の戦闘力が見られて危険だと判断された!?

 

「まさかアルカンシェル食らっても生きてやがるとはこの……化け物めぺっ!?」

 

そう言われた瞬間、俺はそいつの頭を吹き飛ばしていた。

 

「そうか……俺は化け物か。……ならいいさ。」

 

ああ……頭が冴えわたっている。こんなふうに一つの事を考えるなんて初めてだ。

 

「なら……化け物は化け物らしく……殺し、蹂躙し、破壊しつくしてヤル!」

 

待ってやがれよ? 管理局……くくくっ!

 

その1年後、管理局は壊滅した。

 

壊滅させた者はその後色々な世界を歩きまわり、捕まえようとした者や、抗議してきた者をことごとく殺して回ったという。

 

次元世界最強の怪物その名は……高科雪人。

 

 

殺戮者END

 

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あとがき

 

はいどうも〜作者です。

 

今回は異世界冒険譚のIF。

 

もし雪人君があのキャラを思い出して、管理局が非常識な組織だったらEND

 

本編はこんなことにならないで欲しいな。

 

さて、今回の最強スキルは!?

 

竜魔人化!

 

人の心を消して魔族の魔力と竜の闘争本能、パワーを最大限に引き出した竜の騎士最強の姿だ。

 

得意技は額の紋章から闘気を放つ紋章閃。

 

必殺技は両手を合わせて圧縮した闘気を放つドルオーラ。

この必殺技でバランは大陸の一つを地図から消せるくらいの高威力技。

 

タグの「ある意味リリカル」はリリカル=叙情的な=自分の感情を述べ表す=「化け物は化け物らしく破壊してやる。」ってこと。ね? 感情を述べ表してる。

 

うん。鬱だね。

 

次回も鬱展開になるかもだからこの回でアップしておいてね。

 

それじゃあ次回もよろしくね〜!

 

説明
交通事故によって死んでしまった主人公。しかし、それは神の弟子が起こした事故だった!?主人公はなぜか神に謝られ、たくさんの世界へ冒険する。

これはそのIFのお話。
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コメント
竜の騎士てロマンあるよね。で魔改造すると人はゴジータ(DBGT)、魔は大魔王ケトラー(ハーメルンのヴァイオリン弾き)、で竜は何か良いかな?と(天意無法の歌武鬼者 鬼龍院獣侍郎)
田仁志さまコメントありがとうございます。意外と鬱展開になりました。本当にこんな展開じゃなくてよかったです。(RYO)
重い!!そして暗い!!!こうならなくて本当良かったよ…(ペンギン)
ZERO様初めまして。コメントありがとうございます。強すぎる力は恐れられる対象ですからね。しかも雪人君は管理局に敵対していましたし。(RYO)
brid様コメントありがとうございます。私もビックリしますた。(RYO)
こわ〜、強いとこうなることもあるんですね。(ZERO&ファルサ)
なるほど・・強すぎてもだめな訳だ・・・しかしこんな所にBADEDの分岐があるとは。。(brid)
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トリップ 多重トリップ 魔法少女リリカルなのは グロ? ある意味リリカル 

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