愛紗で裸Yシャツ |
「・・・・・・・はっ」
う〜ん、暑い!寝苦しくて起きてしまった。昨日はそんなに暑かったっけ・・・?
「・・・すぅすぅ」
そっか、昨晩は愛紗と寝たんだっけ。流石に夏のこの時期に2人で寝てたら全裸とはいえ暑いか。
「う・・・ん」
愛紗も寝苦しそうだ。辺りに目をやると、事をいたすために脱ぎ捨てた2人の服やら、寝汗とかでグショグショになった敷布団やらでひどい有様だ。それはそうと汗が気持ち悪いな。せっかく早く起きることが出来たんだしすっきりしてくるか。愛紗も誘おう。
「・・・・・・」
俺が1人分抜けたせいか少し寝やすくなったみたいだ。規則正しい寝息を立てている。起こすのも悪いか。とりあえず額の汗を拭って、と。
「っくし!」
っとやべぇ。このままだと風邪ひいちまう。とりあえず適当に羽織るか。・・・・・・これでよし。
「じゃあ、愛紗いってくるよ」
愛紗を起こさないよう、そっと部屋を出て行った。
ほどなくして風呂場に着く。朝1番風呂!っていうほどいいものではない。昨日の残り湯なのでぬるい。けど寝汗を流すにはそれぐらいで十分だ。
「ふぅ・・・」
足をつけたときはぬるいと思ったけど、浸かってみると結構スッキリするもんだな。汗だくだったせいだろうけど、朝日も昇っていくのを眺めながらっていうシチュエーションが気持ちよさを倍増させてる気がする。・・・いいな。
「こんなもんかな」
5分ぐらいそうしていただろうか、湯船からあがる。元々は汗を流すためのもの。ぬるま湯で長々と浸かって風邪をひいては意味がない。さて、さっさと着替えるかね。
「喉が渇いたな・・・」
風呂あがりの帰り道。急にそんなことを思った。よくよく考えれば汗をガンガンかいた後でぬるま湯といえ風呂にはいったんだ。当然といえば当然か。厨房でなにかもらえるかな?
厨房に着いてから朝早くから作業しているらしい人を見かけたので声をかけた。
「すいません。寝起きで喉が渇いたんですけど何かあります?」
「え?あ、こ、これはご主人様!かようなところに来られなくても呼びつけていただければ駆けつけますのに。寝起き・・・であれば冷たいもののほうが良いですね。ちょっとお待ちくださいませ」
「うん、頼むよ」
恭しく一礼し、少しして水差しと湯のみを持って戻ってきた。そうだ。愛紗用に1つもっていってやるか。
「ありがとう。悪いんだけど湯のみをもう1つもらってもいいかな」
一瞬、怪訝な顔をされたがすぐ思い当たってようで何もいわずもう1つの湯のみをくれた。本来ならそのまま部屋に持っていくとか言われそうなところだけど、それをせずにまた厨房に戻っていった。細やかな気遣いにありがたさを感じながらも、それが当たり前になってる事実に恥ずかしさがこみあげてくる。なぜそう思うかって?そりゃ渡すときの顔がニヤニヤしてたからな、誰でも察しがつくというもの。そういう風に見られてるっていうのはあまり良いことじゃないよなぁ、今更いってもしょうがないけどさ。・・・・・・っとと考え事してて自分の部屋を通り過ぎるところだった。愛紗がまだ寝てるかもしれん。そっと開けよう。
「・・・・・・・・・」
「愛・・・・紗・・・?」
言葉を失った。そりゃそうだろう?部屋に戻ったら何故か愛紗が俺のYシャツを着てるんだからさ。何ていえばいいんだ?愛紗は愛紗で俺を見られたのがショックだったのか固まっている。
「こ・・・これは違うんです。ご主人様!あ、あ、ああああああ〜」
意識が戻ってきたと思ったのもつかの間。今度はパニック状態に陥る愛紗。
「と、とりあえず落ち着いて愛紗。ほら、水あるから。それ飲んで、ね?」
半ば自分に言い聞かせるように勧めて一緒に2、3杯と飲んだところでようやく落ち着いた。
「落ち着いたところで聞きたいんだけど、どうしてそんな格好を?」
「そ、それは・・・・その、何ていうか・・・・・」
居心地悪そうにモジモジする愛紗、その仕草は反則だろう。さっきは突然のことでまともに見てなかったが、こうして見るとやばいな。肩にYシャツがかかってるだけの半脱ぎの状態で胸とかへそがちらちらと顔をのぞかせて、すごくエッチだ。そのうえ、寝汗をかいていたということもあって火照っているのだろう、頬は蒸気し、恥ずかしさも手伝ってか目も潤んでいる。違った見方をすれば何かをせがんでいるかのように見えなくもない。まぁ、何が言いたいかというとすごく『おいしそう』だ。しかし何故、裸でYシャツなんか・・・。星あたりの入れ知恵だろうか。そうだとしたら俺はよくやったと褒めるべきだな、そうしよう。
「あの・・・。ご主人様?」
「ん?何でもないよ。それよりも愛紗はほしがりさんだな。そんな恰好で誘わなくたって言ってくれればいいのに・・・」
言いながら、そっと愛紗に触れていく。
「え?ちょ・・・。な、なんのことですかご主人様!?・・・ふぁ。そんなところつまんじゃ駄目です。おやめください・・・いやっ」
「またまたぁ。そこで寸止めとか生殺しは勘弁だよ。それにここは嫌とは言ってないみたいだけど・・・?」
「ひあっ!・・・お、お願いですからおやめください。・・・・ほんと・・・に・・・ああ・ち・・・がう・・・あああっ」
そんな問答が少し続いた。感じてくれてはいるみたいだが抵抗を止めない愛紗。どうやら俺の勘違いであるらしかった。いつもならいやいや言いながらも受け入れてくれるのが愛紗だ。
「なんか勘違いだったみたいで、いや、本当になんというか・・・ごめんなさい」
それからというもの、とにかく謝り倒す俺。嫌がる娘に無理に致そうとしたのだから例えその娘が自分に好意を持っていてくれたとしても許されるものじゃない。とにかく謝るしかない。
「もういいですから。頭を上げてください、ご主人様」
「本当に・・?許してくれる?」
「ええ、本当です。元々は私が原因ですし、その悪い気はしないですから」
許してもらえたようでとりあえずは一安心だが、そうなると・・・。
「それならいいんだけど、となると何故俺のYシャツなんかを?」
「う・・・。それは」
「それは・・・?」
「・・・・・・寂しかったからです」
「え?何だって?よく聞こえなかった」
嬉しさのあまり聞こえていながらついこんなことを言ってしまう。
「ですから、寂しかったからです!」
顔を真っ赤にしながら、そう叫ばれる。いつもならその迫力に縮こまるところだが照れながら、且つその動機故に全然平気だ。
「へぇ。寂しい?そりゃまた何で」
「な、なんでそんな楽しそうな顔して聞くんですか!」
「そりゃねぇ、寂しいなんて言われたら嬉しくなってしょうがないよ。ねぇ何で寂しかったの?教えてよ」
きっと、今自分はとてもだらしなくニヤけた顔でいるんだろうな。けど嬉しくって仕方無かったんだ。
「本当に言わなきゃいけませんか・・・?」
「ダメ」
「う〜・・・・。」
しばし、無言で見つめ合うとやがて根負けした愛紗がぽつりぽつりとつぶやき始める。
「起きた時のことです。ご主人さまに抱かれた余韻に浸っていた私はふと横に目を向けるとさっきまでそこにいた方が急に居なくなってました。ついさっきまで一緒だっただけに切なくって寂しくって・・・なんとなく横にあったご主人様のお召し物に触れると、そこはあったかくてまだご主人様がいる。これを着ればご主人様が横にいるような包まれるような感覚になるんじゃないかと思い、気づいたら自分が身につけていました。ご主人様もさぞ軽蔑したことでしょう。人のお召し物を着てドキドキするような変態では・・・」
言いながら今にも泣きそうな顔でこっちを見ている愛紗。知っててやってたら悪女だな、可愛すぎるぞ。コンチクショウ!
「まさか。その逆だよ。とても嬉しい。自分のことをそこまで想ってくれるなんて幸せ者だよ俺は。それよりもごめんな。寂しがらせるつもりはなかったんだ」
そういって、そっと愛紗の頭を撫でてやる。
「いえ、ご主人様が謝る理由はございません。謝るのはこちらです」
言いながら、重心をこっちに預けてきた。愛紗の女の香りが鼻腔を刺激し、やがてそれは自分の中にある男を虜にする。
「じゃあ、お互い様だな」
「ふふっ。そうですね・・・あっ」
言いながら、次の瞬間には愛紗の唇を奪っていた。よかった。今度はいやじゃないみたいだ。受け止めていてくれる。
「ハァハァ・・・。愛紗・・・喋りまくってたから喉・・・渇いてるだろ?」
一通り、唇を貪ったあと、だしぬけにそんなことを聞く。
「ハァハァ・・・・。少し」
激しいキスで脳内が痺れているのか何の疑問も持たずに素直に答えてくれる。その答えに満足した俺は先ほど侍女からもらった水を口に含むとそのまま愛紗の口に運んだ。
「んなっ。ん・・・・。コク・・・・コク・・・・・・・」
戸惑いながらもされるがままにそのまま飲み干してくれる愛紗。やがて全て飲みきると蕩けきった目でこう呟いた。
「もっと・・・ください」
気を良くした俺は続いて2杯目を口に含むとまたそれを愛紗へと運ぶ。さっきと違い愛紗のほうは戸惑いはなくさっきよりも上手に飲み干していく。なんだかそれが嬉しくて俺は3杯目、4杯目と次々と運ぶ。そして5杯目を口に含もうとすると、それを愛紗に遮られた。今度は私がという目をこっちに向けると今度は愛紗の方から水を口に含み、俺の口の中に流し込んできた。・・・これはやばいな。ただのキスよりも愛しさが増して興奮してくる。更に1杯流し込まれる。キスはもちろんそうだが、水を流し込む愛紗の姿にこれまた興奮が増していく。このままされるがままっていうのも悪くないがやはり男としてはされるがままよりは・・・。
「あっ」
3杯目に差しかかろうとした愛紗を抑える。愛紗は少し不満そうな顔でこっちを見る。
「攻守交代〜♪」
なんてことを言いながら今度はお互いに水の流しこんでいく。やがて、水は空になった。もちろん、これで終わらせるつもりはない。愛紗をそのまま乱暴に押し倒す。愛紗を見る。
「来て・・・ください」
今度は勘違いなんかじゃない。ほしがっている。
「ああ、今度は寂しいなんて感じさせないほど激しく行かせてもらうよ」
「はい。御心のままに」
俺たちは一つとなった。
余談だが、冷水をたらふく飲んだあげくに汗を大量にかいたままそのまま寝てしまったために体を冷やし風邪をひいてしまった。理由を巡り、あれやこれやと追及されるハメになる俺たちだった。
あとがき
大変、長らく間が空いて申し訳ありませんでしたー!(JUMPINGDOGEZA!!)
その、あれですよ。裸Yシャツでコーヒーに愛紗が呂蒙に負けたああああああああ!
しかも、萌将伝に愛紗とのイチャラブHが無いだとおおおおおおおおおおおおお!
という2段凹みで恋姫からしばらく遠ざかっていた次第です。
このまま俺の恋姫は終わってしまうのか、そう思った時のことです「神は言っている。こ
こで終わる運命ではないと」というわけで裸Yシャツでイチャラブな構図で脳内補完(爆
応援メッセージをくれた人たちに感謝と、萌将伝をプレイされて尚、愛紗が好きな方にこ
れを捧げます!(いらないとかいわんといてー)本当はもっとえっちく書きたかったけど規約ひっ
かかりそうなので、それこそ脳内補完でよろしく(ぁ
あと、こんなあとがきまでみてくれてありがとね。要望があればコメント欄には受けつけ
ま〜す。
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愛紗の裸Yシャツが見たいなぁ、もし見るととしたらどんな シチュかなぁ〜なんて考えてたらこんなんでてきました。 |
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コメント | ||
GJ!!!(萌香) 片桐雛太さん、以前に一度『裸Yシャツの愛紗』のイラスト描いてますからねぇ。唯一敗因があるとすればそれしか思いつかない。(Mr、加糖) GJ!(大ちゃん) やっぱり一刀×愛紗こそ恋姫ですよね〜最高でした^^ AC711様のイラスト見ながら読むと・・・(比良坂) ぐふっ!!(ばたっ・・・・(ほわちゃーなマリア) ちょ、だれでもいいからティッシュくれ。鼻血が止まらないんだ。(poyy) GJ!今日は良い夢見れそうだ(Do m.aoi) ただひとこと・・・GJ!(よーぜふ) |
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