恋姫小説15〜蒼天賛歌〜番外 |
番外編です
伏線にもなっていない・・・
生暖かい目でみてくだしあ
洛陽陥落の数刻前。
とある町の、とある場所。
洛陽から三キロ程度離れた、大きすぎず、小さすぎない町。
そこの酒家に仮面で顔を隠し、酒を呷っている男が一人、この時代に『ありえない』物ばかり身につけている。
漆黒と緋色を基調としたレザーのロングコート、黒色のシャツにダークカラーの迷彩カーゴパンツ。
無骨なコンバットブーツ、背中には大野太刀、腰には六本の刀、酒を呷る度にガチャガチャと、
コートから音がするあたり何か隠し持っているのは間違いない。
「なにやらきな臭いねぇ、おやっさん何かあったのかい?」
南蛮風に仕立て上げられた仮面、から覗く目は緋色、口には笑みを絶やさない。
「何でも洛陽で戦だとよ、連合組んで董卓様を討とうだなんてねぇ」
「へぇー、でも董卓ってのは悪い奴なんじゃないの?」
また酒を呷る。
「とんでもねぇ!!董卓様のお蔭で俺達がどんだけ楽させてもらってるか!」
「おいおい、オレァただ噂を聞いただけだよ。もう一杯」
「すまねぇ・・・ほら、・・・でもよ俺は信じてるんだ」
「何を?」
ぐぃっと酒が胃に消える。
「董卓様の勝利を・・・なんてったって董卓様には御使い様がついているんだ」
ピクッと男が反応する。
「御使い様ねぇ・・・どんなお人なんだい」
「一騎当千!神算鬼算の大将軍って噂さ!しかもかなりの男前らしい!」
「へぇ〜・・・大将軍ねぇ・・・」
「ところで兄ちゃんは、兵隊か何かかい?随分物々しいが」
「あぁ、俺は戦争屋さ。傭兵だよ」
「へぇ、傭兵か。その顔も戦争で?」
「あぁ名誉の負傷だ」
意味深な笑みを浮かべて、仮面を撫でる。
「ちょいと見てもいいかい?」
「あっははは、やめときな。好奇心は猫をも殺すんだぜ・・・晩飯の肉が食えなくなんのは嫌だろ?」
「うっ・・・そういうことなら・・・止めとこう」
ザワザワと店の外が騒がしくなる。
「なんだなんだ?」
「・・・・・・」
「オヤジ!!」
「おぉ肉屋!どした!」
「やったぞ!あの業突張りが死んだってよ!!」
「なんだって!本当か!!」
「業突張りてのは、あの悪趣味な館にすんでた商人さんのことかい?」
「そうだ、よく知ってるな兄ちゃん」
「まぁ・・ね・・・一応知り合いかな。一応」
「絡まれたんだろ、兄ちゃんここらじゃ見ない物一杯持ってるしな。そうかあの野郎がくたばったか」
「あぁ!これでここでの商売がやりやすくなるってもんだ!!」
「でもよ!あいつの私兵は?」
「そいつらも全滅だ!!無理矢理に連れて行かれた娘達も戻ってきたってよ!!」
「ははははは!やったぞ!!」
「オヤジも来い!皆広場に集まってる!」
「あぁ!兄ちゃんすまねえが・・・」
「ん、いいよいいよ。そろそろお暇しようかと思ってたしな。ほい」
ジャラと金を置く。
「んじゃ、達者でな」
「あぁ!兄ちゃんもな!」
ばたばたと慌しく駆けて行く、一人町の出口に歩いていく男。
「死神のご加護がありますようにってか・・・」
血濡れの懐紙をバッサと放り投げる。
「さて・・・御使い様は何処にいくのかねぇ・・・魏?呉?蜀?まっどこでもいいか・・・どの道・・・」
ポケットから煙草を取り出し、ライターで火を点ける。
香ばしい匂いが肺を満たす。
「俺と殺しあう運命なんだからな」
肺に溜まった煙を吐き出し、仮面を外す。
その顔は・・・・
北郷一刀であった。
アンケートで独立の人気が高いようで・・・
一応独立ルートもあるんだが、なぜこんなに人気なのか
今の私には分からない・・・
まぁ、どのルートになっても全力で書くだけですがね!!
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番外編です | ||
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コメント | ||
続き読みたいです(>_<)(十六夜) 続きはまだかな?(デューク) 続きをよろしくお願いします(k.m) アー--フラグですね、分かります。……まぁ、最強系だとどうしても同等以上のライバルキャラを出しちゃいますよねwテンプレ展開来ないことを期待してますー。(takewayall) 続きが読みたいで〜す(黄昏☆ハリマエ) 伏線ですねー(天覧の傍観者) 伏線ですねー(ゆきな) |
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