無真・恋姫無双 ワイワイキャーキャー3
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<WARNING>

本作品、無真・恋姫無双の作者は外国の人です。主に韓国人だったりします。

故、文章が下手だったり、その以前の問題として文法的に間違っている可能性もあり、しかもそれを作者本人では見切れないという深刻な状況を生み出すことがあります。

尚、本作品には北郷一刀は出演しないか、助演級に出されることを予想しております。

オリ主の作品が拒まれる方は「戻る」を押してください。またはマウスを右ボタンをクリックしたまま左へドラッグしてください。

作者は三国志演義及び正史についてあまり知識をお持ちしておりません。

オリ設定の中で歴史的な過ちを侵す可能性があります。

かなり危なっかしい作品ですが、それでもあなた様が「>」をクリックなさるのなら、私に止める術はないでしょう。

どうぞ、新しい外史の扉、お開きください。

 

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曹操軍と行動と共にして半年後、我々は暫くの間自分たちの兵を養えるほどの兵糧と兵装を曹操からもらいまた義勇軍の生活へと戻った。

曹操軍からもらったものはただの軍の物資だけではない。

稀代の天才と言えどまだまだ実践が少ない朱里ちゃんと雛里ちゃんには曹操たちの軍の使い方や陣形の組み方などの実践でのいい経験を積むことができた。

そして、今まで小規模の義勇軍でしか動いたことがない愛紗は鈴々たちも、軍の訓練や軍略知識を教えるいい機会となった。

桃香に至っては、私や朱里ちゃんたちが暇な時に政や経済についての知識を入れ込んでおいたが、どれだけわかっているかは少し心配になる。

 

そして私は、曹操軍で、もう会えないかお思った私の武器にまた出会うことができた。

以前桃香たちに助けてもらったときに家賃代わりに払っていた双剣。私が以前の世界で戦う時からずっと持ってきたものだった。

 

そう、私はこの世界でこの娘たちと戦う前からも戦いに慣れているものであった。

私は先頭に皆を指揮する位置に立っていた。

皆と助けるためにと、皆の居場所を作るために私は仲間たちと戦った。

 

だけど、最後に私たちはすべてを失って、私も、仲間たちも倒れてしまった。

それから私が目を覚ました時にはこのせかいにいた。

そして私と似ているところ目指そうとしているちょっと馬鹿な娘、桃香に会った。

私はもう一度戦ってみたくなってきた。

皆のために戦って、幸せな世を作るという桃香の姿から、昔の私の姿を見ていたのだ。

 

だけど、私がそのような夢から覚めるには、それほど長い時間を持たなかった。

 

 

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義勇軍としてはすごい善戦ぶりを見せた私たちの前にこういう知らせがはいった。

曹操が張角を討ったという話だった。

これで黄巾党は破られ、残りは名乗りにも醜い残党らになっていた。

桃香たちはこれで世が平和になれると喜んでいた。

 

だけど、あいにくそうはいかない。

黄巾の乱はまだこの世の乱世のはじめをしらす役割でしかないことを桃香が知ったらどれほど悲しむだろうか。

だけど、現実から逃げてはいけない。

あんなに大きな理想を持つものとして、現実は立ち向かい反発はしても決して逃げてはいけないものであった。

 

そして、ようやく私が待っていた連絡が入った。

義勇軍として活躍し名を上げた桃香を平原の相に任ずるという朝廷からの使者が来たのだ。

これで、私たちも自分の地を持ってこれからのことを準備することができるというわけだ。

 

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「ふええーーん」

「泣いて甘えても駄目。合格点取るまでずっとやるからね」

「ご主人さまの鬼ぃー!」

 

平原の城の中庭。

こんないい天気だからせっかくだと思って、

 

桃香と外で勉強をしようと思った。

 

「そう言ってもな。これは以前教えたものの確認テストだ。ちゃんと復習してなかったんだな」

「うっ!」

 

図星のように涙目だった桃香はだまりこんだ。

 

「はぁ……桃香。志だけで人を救おうというのはあまりにも夢物語過ぎる話だ。皆を助けたいと思う気持ちがあるのなら、それほどの力を得てして願うべきだ。それはいくらいい志だとしても同じだ」

「うぅぅ…それは分かってるけど…」

「それとも何だ?お前は私が天の御使いだとか言って、難しい仕事は全部私に押し付けて自分は口だけの人形になりたいというのか?」

「はうぅぅ……頑張ります」

 

最近は桃香を叱るのもなかなか楽しむようになった。

嫌、ある意味危険だな。これは……

 

「でも、どうしてご主人さまはこんなにたくさん知ってるの?前には文字すら読めなかったのに…」

「それか?私は単にこの世界の文字が読めなかっただけだ。というか、私にとってはお前と話し合ってること自体が一苦労なんだぞ?」

「へ?どういうこと?」

「…私と初めて会った時覚えてるな。あの時、私って桃香が知らない言葉で喋ってただろ?」

「うん。あ、そうか。天の国では私たちと使う言葉も違うんだね」

「嫌、なんというか。私が居た場所はこことは違う言語を使っててな」

 

私は韓国で生まれた。

他の言語も訳があって知るようになって、日本語もそのうち一つだった。

だけど、あくまで私が戦っていた主舞台は韓国の地で、使う言語もそれで統一してたので、ずっと韓国語で言うのが慣れていたが…ここに来てはずっと日本語で喋るようになった。

人間その夢のなかでも外国語でつぶやくようになったら良く勉強したものだと言うが、実際にそうなると少し自分の出身が危うくなって仕方がない。

でも、考えてみるとおかしい話だ。

韓国の人間が、中国で日本語で喋ってるという……なんてコラボなんだ、これは。

 

「と、そういう話じゃなかっただろ。もう後時間ないぞ。また一刻追加する?」

「ふえっ!ちょ、ちょっと待って!」

 

と、雑談は終わって。桃香はまた涙目になって試験問題に集中した。

 

平和だなーー……

 

 

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「ご主人さま」

「あ、朱里ちゃん、雛里ちゃん」

 

桃香が解いた問題の採点をしていたら、朱里ちゃんと雛里ちゃんがこっちに来ていた。

採点結果を待ちながらもじもじしていた桃香は、二人が来ると待ってたかのように二人に走っていった。

 

「朱里ちゃーん」

「はわわ!桃香さま、どうしたんですか」

「ご主人さまが酷いんだよ。朱里ちゃんはもっと優しく教えてくれたのに」

「厳しくしてもちゃんとしない生徒に優しくなどする必要があるか!」

「はうぅ……!」

「あはは……」

 

私が一喝すると、直ぐに凹んでしまう。

 

「?何か持ってきたのか」

「あ、はい、お茶をお持ちしたんですけど、一獅ノ如何ですか」

「わー!お菓子もある!これ朱里ちゃんたちが作ったの?」

「はい、最近桃香さまが勉強頑張っていらっしゃるようで、朱里ちゃんと私がちょっと時間を空いて作ってきました」

「こんなにまでしなくていいのに…」

 

二人が持ってきたお菓子はなかなか豪華なものだった。

店を出したらきっと一流級の菓子屋になるだろう。

 

「ね!いいよね、ご主人さま!」

「…そうだな。せっかく二人がつくってくれたから、頂くか」

「やったー!」

「でも……追試だな」

「えーー(涙)」

 

こんなにもするのにまだ赤点を採点しなければならない私が泣きたいわ。

 

「それじゃ、頂こうかな」

「はい、どうぞ」

 

朱里ちゃんが湯呑にお茶を注ぐと、桃香はそのお茶を啜った。

 

「はぁ……」

 

と、さっきまで涙目だったお嬢さんはどこに行ったのか知らずと和んだ顔になってしまっていた。

 

「おいしい!このお茶も二人が淹れたの?」

「はい」

「単に街で打っている普通の茶葉ですけど…」

「ほんと?私が作ったら絶対こんなに美味しくならないのに…ね、ご主人さまも飲んでみてよ」

「うん……私は茶の良さとかあまり分からないんだけどな……」

 

大体中国では脂っこい食べ物が多くてこういう茶が発達しているらしいけど、私の場合脂っこいものはまったく食べられないからお茶もあまり飲んたことはない。冷たい水さえあれば十分って感じで。

 

「<<すすー>>………」

「ね?おいしいでしょ?」

「……正直に言って、分からん」

 

やっぱ分からん。茶葉の香りとか……

昔あまりにも乏しい環境だったせいで、食えるものなら味とか考えず食ったせいで味覚もかなり質が落ちてるのかもしれない。。

 

「えー、絶対美味しいのに……」

 

桃香はそう言いながら今度は朱里ちゃんたちがつくったお菓子に手を伸ばした。

 

「……あはっ!これも美味しい!」

「………そうだな」

 

たしかに、これは私が食べても美味しいって分かるな。

 

「それにしてもすごいな、朱里ちゃんたち。頭も良いというのにこういうのも作れるのか」

「えへへー……学院に居るとき、すっごくお菓子作りが上手な友たちが居たのです」

「元直ちゃんが作ったお菓子は、私たちよりもずっと美味しいです」

「元直って…徐庶元直か?」

「ご存知なのですか?」

 

俺の言葉に朱里ちゃんが目を丸くして聞いた。

 

「まあ、な…その名前もまた俺が知ってる話では有名だし」

 

でも、元直まで会ってないのにもう臥龍鳳雛得てしまったんだよねー。

なんていい娘たちなんだ、この二人は。

特に孔明、元なら三回は会いにいかなければ行かないのに……

 

「いい娘だねー、朱里ちゃんは…<<なでなで>>」

「はわわ!ご、ご主人さま」

「あわわ、朱里ちゃん、いいな…」

「なー」

 

はっ!

ありのままに今起こったことを話す。

私は三顧の礼のことを考えていたら、いつの間にか朱里ちゃんの頭を撫でていた。

な、何を言っているのかわからないと思うが、私も自分が何をやっているのか分からなかった。

 

しかも!

何故か他の二人もすごく物欲しそうにこっちを見ている!

ど、どうすれば……!

 

取り敢えず残った片手で隣にいた雛里ちゃんの頭を撫でることにした。

 

「あわわ…撫でられちゃいました」

「ふえーー!ご主人さま、私もー!」

「それがなんと、もう手がないのよねー」

「は、はわわ、ご主人さま、私はもう大丈夫ですから、桃香さまに…」

「ふええー!朱里ちゃんに安っぽい同情されちゃったよー!」

「はわわー!」

 

臣下の忠節に満ち溢れる言葉になんという妄言を言うのかな、この天然娘さんは。

 

「そんなことを言う奴は……こうだ!」

「ふへっ!ごひゅひんひゃま!」

 

いつかやってたように、桃香の頬を両手で軽く抓る。

 

「いはい、いはひよー!」

「もう少し部下の忠義を考えた発言をしましょうね、劉玄徳殿?」

「ごべんなひゃい!ひゅりひゃんごへんなひゃいー!」

「はわわ!ご主人さま、もうそれほどしないと桃香さまの頬がのびちゃいましゅ!」

「そうだね」

 

朱里ちゃんも噛むほど驚いたようだし、もう勘弁するか。

 

「はいっ」

「ふぅっ!…うぅぅ…痛いよ、ご主人さま」

「はあぁ……後のテストで及第点とったら頭撫ででもなんでも好きなようにさせてあげるから勘弁しろ」

「なんでも!?☆」

 

なんでも聞いてくれるというから瞳が☆になってる。

一体何をさせる気だ、この娘は…?

 

 

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何か張り切っちゃった桃香は、自分の分のお茶を飲み干してから、自習してきます!と叫んで私と朱里ちゃんたちを残して行ってしまった。

あれでももし及第点取れなかったら本当に泣くよな。もう少し易しい問題あげようか。

 

「それにしても、最近の桃香は頑張ってるな」

「ここに来て、政も少しずつ出来るようになってきていらしゃってます」

「これも、ご主人さまが桃香さまを側で良く手伝ってくださったおかげかと」

「ありがとう。でも、二人が居てくれて、私も桃香のことに専念できたんだ。二人には本当に感謝してるよ」

「はわわ、もったいないお言葉でしゅ」

「………」

「?」

 

ふと、雛里ちゃんの目が俺の顔に止まっていた。

 

「雛里ちゃん?」

「……あわわ?」

「どうしたの?私の顔に何かついてる?」

「あわわ、…いえ、そうじゃなくて……あのご主人さまが首にしているその布なんですど……」

「?このマフラーがどうしたの?」

 

私の首には元は白かったマフラーが巻かれていた。

元は白かったというのは、続く戦いで、人の血を吸ったせいで汚れが取れなく布が赤くなってしまったのである。

だけど、その汚れたマフラーを私はずっとこのマフラーをまいてる。

このマフラーは、もっと恥ずかしい自分の恥部を隠すためのものであるからだ。

 

「血汚れているのに、洗ったりしないんですか?」

「それが、中々汚れが取れないんだ。仕方ないからこのままにしているよ」

「そうですか……あの、よかったら、私が新しいのを買って差し上げましょうか」

「……いや、実はこれ。死んだ姉がくれたものでな」

「あ」

「ご主人さま、お姉さんがいらっしゃったのですか?」

「ああ、義理の姉だけどな…」

 

それはほんとのことだった。

このマフラーは姉が買ってくれたものだった。

そのせいでずっと身につけておきたいと言う気持ちもあったのだ。

 

「でも、雛里ちゃんの気持ちもわかるかな。血汚れた布なんてずっとつけて歩いているとあまり見る人に良くないしね」

「あ、いえ…私こそ、良く知らないくせに出過ぎたことを言ってしまって…申し訳ありません」

「ううん、いいんだ。ありがとう、雛里ちゃん」

 

私はもう一度雛里ちゃんの頭を撫でた。

最近私、あまり小さな娘たちばかりに甘えてあげてるみたいで自分でも少しアブないと思ってるけど、だってかわいいじゃないか。

 

「さて、私もそろそろ行くね。二人ともお茶とお菓子、ありがとう」

「あ、はい。あの、また今度、たまたまこんなもの準備してさし上げても宜しいでしょうか」

「私は嬉しいさ。でも、政務を最優先にな」

「はい」

「それじゃ……」

 

俺は二人を残して、恐らく桃香が一人で勉強しているはずの桃香の部屋へ向かった。

 

 

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「はうぅ……ご主人さまとだけ居ると、胸がドキドキするよ……」

「………」

「あれ、雛里ちゃん、どうしたの?」

「あの布の中に…何かあったよ」

「ふえ、何かって?」

「この前…曹操さんとの共同作戦の時、鈴々ちゃんと一獅ノご主人さまが体を洗っている時偶然見たのだけど、首のところに何か赤い傷みたいなものがあって、ご主人さまは他のところよりもまずその部分を隠そうとしていたよ」

「あ……」

「何か……私たちに隠したいものがあるのかな」

「傷って、首に何か酷い傷でもあるんじゃないかな。あまり酷くて見せられないような…」

「そうかもしれないけど…でもそういうのだったらあんな嘘まで言うまで隠す必要はないんじゃないかな」

「うーん……それはそうかも知れないけど……でも、ご主人さまが私たちにも知らせたいことがあるのだったら、きっと深く知ろうとしない方がいいよ。ご主人さまでも隠したいことぐらいあるから……雛里ちゃんがこっそり寝台の下に隠しといた艶本みたいに……」

「そうだね………あわ?しゅ、朱里ちゃん、なんでそれを…」

「しらないと思ってたの?もうとっくにバレバレだったよ」

「あ、あわわー!」

「雛里ちゃんったら大胆だよ。あんなすごい内容を…」

「しかも読んだの!?

 

・・・

 

・・

 

 

 

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「赤点」

「うそぉーー!!」

 

ほんとにありえん(笑)

 

 

 

 

説明
あまりにも反応がなくてやめてしまった無真(新)をまた書いてみた。
今ではオリ主+中二+韓国人設定だったのがいけなかったんや反省している。
でも、今でもあまり変わってない件についてw

はじめから見たい方のために…この後はインスパイアを付いていってください。

無真・恋姫無双 一話~隠したいこと~ http://www.tinami.com/view/172705
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コメント
このシリーズ好きだからまた書いて欲しいです・・・(龍生)
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真・恋姫無双 恋姫 影子 桃香 朱里 雛里 韓国人 

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