メリーさんを大雨と水跳ねから守ってあげたい!
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メリーさんと相合傘して肩寄せ合いながら雨の中を帰りたい 俺とメリーさんがお出かけして突然雨に降られた時は雨宿りしながら家までの距離や雨足と相談して勢いが弱まるのを待ってからダッシュで競争しつつ帰ったりあるいは軒下づたいに濡れないようなルートを探しつつ帰ったりするんだけどちょっとこれは濡れずに帰るの無理だなーって位勢い良く雨が降ってる時はやむをえずビニール傘を買うことにしたい その場合傘からはみ出て濡れたりしないよう大きめの傘を買ったりましてやふたり分の傘を買うといったことはせずに小さめの傘を一本買ってメリーさんと互いをかばうように身を寄せ合いながら帰りたい 当然お互い濡れないように気を配ることになるので自然と二人の距離は近づくって言う寸法なわけでメリーさんのあたたかい体温を身近で感じ取れるし雨で少し濡れた衣服がメリーさんの体にベタッとひっつきつつ雨の雫がその折れそうなほど細くてスラっと整った体を伝って落ちて行く様を身近で観ることができ眼福だしで一石二鳥というわけよ でもそういった企みを一切抜きにしてももうちょっと大きい傘なかったの?って歩きづらいのが不満そうなお顔して聞いてくるかわいいメリーさんとザーザー音を立てて降りしきる雨の情緒を感じとりながらいつもより小さい歩幅でゆっくり時間をかけて歩いて帰るのは楽しいことだと思う 交通量の多い道を歩くときは前後から迫ってくる自動車の水跳ねでメリーさんの大事なお洋服とお手手に握ったドーナツ箱が汚れてしまうとメリーさんが悲しむのがわかりきっているから常に車道側の位置をキープしメリーさんを泥水からかばえるよう意識しつつ歩くんだけどメリーさんってば俺のそんな心の機微には気づかずちょっとこの傘小さいんだから左右にあっちこっち動くのやめてよって不満を漏らしたりするからそういう時は笑いながらごめんねって言いつつも守ってあげたい 可能なかぎりくっつきながら帰ってもやはり傘の小ささをカバーしきれず家に着く頃には膝から下を中心として結構雨に濡れてしまっていたのでメリーさんには着替えを促しつつタオルで全身拭いて乾かしてあげたい 脱いだ上着をハンガーで干して乾かす用意を整えた後はあったかいお茶とメリーさんが雨から守ってくれたドーナツを一緒にいただきつつゆっくり休息のひとときを過ごし降りしきる雨の音に耳を傾けて何となくいい気分に浸れたらいいと思う

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メリーさんかわいい!
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