雪の日 |
濡れそぼつた小さな女の子が
涙を堪へて立つてゐた
冷え切ってかじかんだ爪先で
何かを堪へて立つてゐた
しとしとと降り積もる 冷たい羽毛
ああ 空はこんなに白いのに
どうしてこの世界は こんな暗くて寂しいのでせうか
傘は折れそうに細い指先で
庇ふようにして君を包み
しくしくと降り積もる 冷たい羽毛
ああ 空はこんなに白いのに
どうしてこの私は こんな暗くて寂しいのでせうか
説明 | ||
あまりに毎日暑いので、冬が恋しくなってきました。 | ||
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雪 冬 詩 | ||
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