真説・恋姫†演義 北朝伝 終章・第一幕
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 「っ!!あ、ああ……夢、か。……はて?どんな夢だったっけ?なんだか随分鬱な夢だったような気がするけど」

 寝台の上。そこで目を覚ました一刀は、その上体を起こしながら先ほどまで見ていた夢の内容を、全く思い出せないで居る事に頭をかいた。

 「……ま、いっか。思い出せないってことは、どうせ大した夢でも無いだろうし。さて、と」

 一つ大きく伸びをし、寝台から降りて一人着替えを始める一刀。

 「あれからもう二週間、か。劉gさんが助かったのは良かったけど、問題はこれからなんだよなあ……」

 あれから―つまり、一刀ら華北連合と劉gら荊北軍による戦いから、すでに二週間という時間が過ぎていた。一刀との一騎打ちの最中に、血を吐いて倒れた劉gは、その後王?によって連れてこられた華佗の治療の甲斐あって、奇跡的にその一命を取り留めた。しかし、その華佗いわく、

 「……正直言って、俺でも彼女の病を完全に治すのは不可能だ。いっそ心の臓を丸ごと取替えでも出来れば、話は別なんだが。……流石に((五斗米道|ゴットヴェイドー))の奥義にも、そんな方法は存在していないからな」

 とのことであった。先端医療の進んだ現代でならばともかく、心臓移植などこの時代にはありえないこと。いかな名医華佗といえど、そしてどれほど知識の豊富な一刀であっても、医療、ましてや移植手術の知識などは、流石にそこには含まれて居なかった。

 「……彼女が生きていられる内に、なんとか望みを叶えてあげたいけど、その為には……」

 着替えを終え、一刀は閉じられたままの窓にその手をかける。ゆっくりと木の扉を押し開くと、外から朝日の光が部屋に差し込み、早朝の冷たい空気とともに彼のその体に降り注ぐ。

 「……袁術さんの所にいる劉協帝がどう出るか、だな。……蜀と呉の軍勢も、徐々に集結しつつあるし。……やっぱり、戦いは、避けられない、かな……?」

 窓から見えるその景色の中、意識を遥か南方へとやる一刀。華佗の手により劉gが救われたその直後、その報せは突如としてもたらされた。

 

 「劉協帝が?」

 「は。……先代の牧、劉景升さまに恩顧のあった者達により、そのご息女たる現・州牧劉jさまと、そして蔡氏一派によって虜囚の身となっておられた漢帝・劉協陛下が密かに城外へと連れ出され、江陵の地にあった袁術軍によって、その身柄を保護されたとの由」

 「協……そうか。無事で何よりじゃ……」

 「良かったな、命」

 自身のすぐ傍で嬉しそうに呟いた李儒に、一刀がその肩に手を置きつつ優しく声をかける。尚、彼女らが何故ここに居るのかと言うと。王?が華佗を伴って新野の地に到着してすぐ、長安にいた李儒・姜維・徐晃・司馬懿の四人も、部隊のそのほとんどを董卓に預け、わずかな供とともに一刀たちと合流をしていた、というわけである。そして一刀ら荊州入り組と、互いの情報交換を行っていたときに、先の報せが届いたのである。

 しかし、そうして李儒が安堵の声を漏らした直後、その彼女を落胆させる報告が、その草の口から報告された。

 「その袁術殿の手で保護された劉協帝ですが。その日のうちに蜀と呉に対し、襄陽攻略、そしてそれと同時に我らの討伐をも、皇帝劉協の名の下に、蜀、呉、そして袁術軍改め、漢帝軍の三軍合同によって行うよう、勅命を発したそうにございます」

 「……何だって?」

 「そうか……あれはまだ、諦めておらなんだのか。もはや、既に名だけの存在と成り果てて居る漢朝を、協よ、そなたはまだ、復興させる事を望んで居るのか……」

 「……命さま……」

 妹である劉協の、漢に対する執拗なまでのその想いは、李儒にとってもやはり嬉しい事ではある。だが、そうまでして劉協が漢朝復興に執念を燃やすその真意を、李儒はもう一つ測りかねてもいた。確かに、劉協は漢の現皇帝であるのだから、漢王朝に再び昔日の栄光をもたらさんとするその行為は、同じ母親の胎から生まれた双子である彼女にも、十分すぎるほどに理解は出来る。だが、理解は出来ても現実としてそれを見た場合、もはやそれが不可能なことであることは、誰の目から見てももはや明らかな事である。

 「大陸の、そのほぼ全土において、民衆の心はそれぞれの地を治めるそれぞれの王、もしくは領主に集まっており、漢朝にいまだ忠を尽くそうとする者は、もはや数えるほどしか存在しておらぬ。……協のやつとて、それが分からないはずは無いであろうにな……」

 「……それだけ、劉協帝が、漢を、“家”を大事に想っている。そういうことなのでは……?」

 「家、か……。なるほど、漢は確かに妾たち劉家直系の者にとっては、漢朝とは家に相当するのかも知れんな。だとすれば、少なくとも、その家を既に捨てた妾よりかは、その想いは大きいじゃろうが。果たしてそれだけの事であろうかの……」

 自嘲気味に、そう微笑んで見せた後、やはり李儒の中では何かが腑に落ちず、その目を細めてうつむき、その首をひねるのであった。

 

 そんな李儒の想いはともかくとして。襄陽にてその権勢を振るっていた蔡瑁が、己の最良札であった劉協と劉jという二枚の札を一度に失い、さらに劉協がついに自ら表舞台に出たことを知らしめたこの報せは、一刀ら華北勢にとってある決断を迫られる状況を作り出す。

 

 

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 先の報せがもたらされたその翌日。新野の城の玉座の間に、一刀ら華北勢の将と、袁紹と丁原の君臣が顔を揃えていた。ちなみに、曹操と公孫賛の主従は現在新野の地から離れているため、そこには同席して居ない。彼女らが何処に行ったのかは、また後々明らかにする事として。

 その一刀たちの前に現在跪いているのは、先日まで襄陽を牛耳っていた蔡瑁を始めとするその一派の者達であった。

 「……それで?貴方がたは俺達に保護を求める、と?」

 「はっ。御俊英たる晋王閣下のその御名は、ここ荊州にまで轟いております。さらに晋王閣下に置かれては、その懐、長江の底より深く広いものとも聞き及んでおります。ですので何卒、その深きお情けをもって、我ら一同をお迎えくださります様、この通り伏してお願いいたします」

 「……ぬけぬけと言いおる。今まで散々劉j殿や陛下を利用しておいて、その陛下らが自分の手元から離れた途端、今度は一刀殿に擦り寄るか。……お前は恥と言うものを知らんようじゃな、え?蔡瑁よ」

 「久遠さんのおっしゃるとおりですわね。晋王閣下、この様な痴れ者、すぐにでも追い出すべきと、私は具申いたしますわ」

 「丁建陽に袁本初か。お主らは黙っていてもらえんか?わしは今、晋王閣下に言葉を聞いていただいておる。おぬしらなぞに話しておるわけではないわ」

 「なんだと?」「なんですって?」

 「……麗羽、それに久遠さん。二人とも、この場は俺に任せて貰えないかな?」

 「……一刀殿がそういうのであれば」

 「……私達には是非もありませんわ」

 

 ちなみに、先ほど一刀が丁原と袁紹の真名を呼んでいるが、劉gがその一命を取り留めた際、二人とも主従揃って一刀らと真名を交換している事をここに補足しておく。

 

 閑話休題。

 

 「……蔡瑁どの」

 「はっ!」

 怒りの表情を露にした丁原と袁紹を諭し、落ち着かせた一刀は、彼女らから向けられた怒りにおびえる蔡瑁に向かって、その表情を笑顔にし、とある問いかけを始めた。

 「……貴方方の意向は分かりました。ところでこの場で聞かせていただきたいことが少々あるのですが、よろしいか?」

 「なんなりと」

 にやにやと。一刀の意によって渋々下がった丁原と袁紹を、まるでざまあ見ろとでも言っているような視線で見つつ、一刀に返事をする蔡瑁。……その先に待つのが、己の立場を無くす事となる問答となることも知らずに。

 「……先の荊州牧、劉景升どのが亡くなられた際、貴方たちは何故、g君ではなく劉jどのを主君として選んだのです?g君は俊英にして英傑の器。聡明な人物として民に愛されていたはずですが?」

 「それはもちろん、g君は御病弱ゆえ」

 「なるほど。確かに、g君は病弱ゆえ、牧としての激務に耐えられないと、そう判断したのは良いでしょう。ですが、何もそれなら政から完全に引き離す必要も無かったのでは?例えば……そう、劉j殿の後見としてお体に無理の無い程度に、かの御仁を支えられるよう取り計らえば、その方が遥かに建設的だと私は思いますが」

 「あ、いえ、それは」

 一刀の指摘に何かを反論しようとする蔡瑁であったが、一刀はその暇も与えずさらに問いかけを続ける。

  「皇帝である劉協陛下を庇護下に置いたのであれば、何故かの御仁をを前面に出して自身の正当性を示さなかったのです?何故主君の子であるg君と対立してまで、南部や益州への侵攻を推し進めたのでしょうか?」

 「で、ですのでそれは」

 「それと荊州各地の諸豪族に対し、人質をとったりなどして無理やり自分達に従わせたのは?一部の商人とは賄賂をやり取りし、さらにその上、税を必要以上に高くしたその目的は?あ、そうそう。戦のためとかいう名分でもって兵糧米をことごとく買い占め、その値を吊り上げたりもしてますよね?……それらは一体、何のためにしたことだったのですか?」

 「う、あ、その……」

 一刀の口から一気呵成に紡がれたそれらの事柄。蔡瑁らが今まで裏で行ってきたその全ての行為を、まさか知るはずが無いと思っていた一刀に問われ、蔡瑁達はあっという間にその顔を青ざめさせた。

 「それと、念のために言っておきますが、知らぬ存ぜぬと言うのは通じないものと思ってください。今の事柄は全て、その裏をしっかりと取ってあります。もし必要だと言うのなら、その証拠もお見せしますが?」

 「しょ、証拠……ですと?」

 「ええ。……瑠里」

 「はい。……みなさん、お願いします」

 司馬懿の声に促され、そこに何人かの兵士や文官たちが、その両手に持ちきれないほどの書類や竹簡を抱えて現れ、それらを蔡瑁達の前へと積み上げた。

 「これは……?」

 「……ここ一年ほどの間に、私の下に居る草の人たちが集めてくれた、貴方方に関する報告書、その一部です。たとえばこれは、貴方の手からとある商人に渡った賄賂の総額を示したもの」

 「なっ……!!」

 「こっちは豪族の人たちに対し、不法な手段で捕らえた人質達の、その幽閉場所と人数、及び名を覧にしたもの」

 「な、ななな……」

 「戦のために買い占めたはずの兵糧米を、なぜか闇市に流して利益を得ていたことも、ここにしっかりと書いてあります。なんでしたら、それらの証言をした人たちをここに連れてきましょうか?」

 「素直に全部話しさえすれば、罪一等を減じる。そう言ったら事細かに語ってくれましたよ。((?|かい))家のご兄弟とか」

  ?家の兄弟、といえば?越、?良という名の二人のこと。どちらも先の荊州牧劉景升の信任篤き人物でありながら、その裏では蔡瑁と密接に繋がってその恩恵を受けており、しっかりそのおこぼれを頂戴して懐を暖めていた。だが、今回のこの事態にその身の危険を感じたのか、身の安全と己が罪の減刑とを交換条件に、あっさりと一刀の下に降り、蔡氏一族の裏での所業を洗いざらい証言した、と言うわけである。

 

 なお、?兄弟二人のその後であるが、戦乱が全て終結した後、身分も財も、全てを没収されて平民に落とされて居る事を、一応明記だけしておく。

 

 

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 それはともかく。

 

 自身と深いつながりを持っていた?兄弟の証言がある以上、蔡瑁は完全に逃げ道を塞がれた。そして事ここに至り、蔡瑁らは大きく後悔した。ただし後悔とはいっても、自分達がしてきたそれらの行為についてではない。皇帝と劉jと言う良札を失った後、己が身を寄せる傘として一刀達を選んだという、その身勝手極まりない行動を、ではあるが。

 「……さて。俺から聞くべきは以上ですが、これらに対するそちらの弁明……。さ、していただきましょうか?」

 「……」

 彼らも確かに最初の頃は、荊州北部の安泰だけを願い、諸豪族を無理に従わせてまで兵を増強したり、いざと言う時のためにと手段を問わずに蓄財を行っては来た。だが、そうして増強されていく軍事力や貯まっていく財を見ているうちに、彼らの願望はいつしか欲望へとその姿を変え、その目的と手段が完全に入れ替わってしまっていた。

 しかし、一度欲に溺れた人間と言うのは、どうにも度し難いものがあるようで、彼らは自分達でもその事に気付いていながらも、結局はそのまま己が欲望を満たす事を選んだのである。

 とはいえ、それをこの場ではっきり答えると言うことは、すなわち彼ら自身の手で、自分達のその命脈を絶つことに繋がってしまう。多分に自業自得ではあるのだが、結局、彼らはその場で何も答えることが出来ず、ただただ無言のまま、その身を震わせることしか出来なった。

 「……どうやら弁明は無いようですね。では、貴方方のことはお望みどおり、こちらで“保護”させていただきます。その後の処置は、現在床に臥しているg君に委ねたいと思うので、それまで別室にて休んでいてください。……蒔さん、お願いします」

 「承知。……さ、お客人?こちらへ」

 

 力無くうな垂れたまま、徐晃の先導で玉座の間を退出していく蔡瑁たち。それを見送ってから、一刀は次に袁紹へとその声をかけた。

 「さて、麗羽。君はこれから……どうする?」

 「……お許し願えるのであれば、私はここに残って、一刀さん達のお力にならさせていただきたいと、そう思っておりますわ」

 「だがのう、本初よ。そなたがここで、妾たちに協力すると言うことは」

 「皆までおっしゃらなくとも、私も十分承知しておりますわ、白亜さま。それに、まだ直接美羽さんと戦う事になるとは、決まってはおりませんですわ。ね、徐元直さん?」

 「袁紹さんのおっしゃるとおりです、命様。瑠里ちゃんの調べによれば、劉協帝は袁術殿をその懐に取り込み、その身柄をもって、臣下の人たちや兵士さん達を従わせているそうです。なので」

 「袁術さんの身柄さえこっちで抑えることが出来れば、少なくとも、その袁術さんのところの軍とは、やりあう必要が無くなるって事か」

 袁術と言う人質が居るからこそ、荊州南郡の者達は劉協に否応無く従わされているだけである。なので、その彼女さえ救出しさえすれば、劉協はその影響力を一気に失うことになるはずである。

 「というわけで、それを踏まえた上での作戦を、私と由と瑠里ちゃんでもって、これから練るのですが、そのためにも、袁紹さんと顔・文の両将軍に、協力をして欲しいのですが、宜しいでしょうか?」

 「もちろん、私達に出来ることなら何でもいたしますわ。ね、斗詩さん、猪々子さん?」

 『はい!』

 「ならまずは明日、こっちに到着する予定の彩香さんと雹華を待って襄陽に向かい、先に向こうに行っている白蓮と合流。その間に輝里は由と瑠里、それと麗羽たちと一緒に袁術さんの救出計画を練る、と。その方針でいいね、みんな?」

 『御意!』

  

 そして翌日の早朝。許昌に戻っていた曹仁、曹洪の二人が、河北の地よりかき集めてきたおよそ三十万の軍勢を引き連れ、一刀たちと再合流。さらにそれから三日後、新野の街からその総数およそ四十万の軍勢が、威風堂々と襄陽目指して進軍を開始したのであった。

 

 〜続く〜

説明
どもども〜。

駄文作家の狼ですw

さて、いよいよ終章本編の開始です。

一体これからどういう風に話が進むのか?

それは作者にも分からない♪(オイ

と、冗談かました所で、お話の方をどうぞww
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コメント
遂に収束してきたなぁ。どこで駄皇帝になっちゃたんだろうな、劉協帝。……ま、最後は一刀の種馬パワーで終了しそうww(RevolutionT1115)
ほわちゃーなマリアさま、多分それは空耳ですww(狭乃 狼)
ん?なんか蔡瑁さんが「納得いかねー」と聞こえたんですけど、気のせいですねw(ほわちゃーなマリア)
村主7さま、脇役小物にそのような気概はありませんwww(狭乃 狼)
mokiti1976-2010 さま、蔡氏一派は結局ただのモブだったというオチですwま、せりふがある分モブよりはましかもですがww(狭乃 狼)
jonmanjirouhyouryuki さま、ま、所詮は脇の運命ってことでwww(狭乃 狼)
アルヤさま、なるほどw確かに今はそのほうがふさわしいですねww(狭乃 狼)
ブンロクZXさま、堅ママがどうしたのかは、次回にてお伝えしますw(狭乃 狼)
転生はりまえ$さま、さ、一体どうなんでしょうね?ww(狭乃 狼)
骸骨さま、協ちゃんが何を考えているのか。それが明らかになるのはほんとに最後の最後の場面でw(狭乃 狼)
shirouさま、確かにそうかもですが、相手も同程度の戦力を有していますし、そう簡単にはいかないと思いますよw(狭乃 狼)
流石にこの場面(悪事が全て晒された時点)で蔡瑁に暴〇ん坊将軍悪役みたく自棄になって襲い掛かる・・・といった気概を求めるのは酷という物ですかね (村主7)
蔡瑁さんあれだけ暗躍したのに登場した途端退場されました。次は駄皇帝との戦いですか。表と裏で様々な駆け引きが繰り広げられそうですね。(mokiti1976-2010)
system message:ランク「駄名家」が袁家から劉家に移りました。(アルヤ)
戦争はいわゆる主義主張のぶつかりあいであり、ただの喧嘩であり、嫉妬であったりといろいろあるがこれはどう何だろうな。(黄昏☆ハリマエ)
劉協は諦めが悪いというか一途というか、順調(?)に我が道を突き進んでいますねwww(量産型第一次強化式骸骨)
40万の軍勢あったらこの当時なら確実に天下とれるなあ、よく包囲戦とか聞くが大勢の軍が囲んでる軍を各個撃破すればどう考えても強いと思うんだけどなぁ。(shirou)
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