探偵事務所
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探偵・・依頼されれば捜し物、人を探し出してくれる職業

報酬金は依頼によりと言う・・・

のはずなのだが

ここの主はと言うと・・

 

「さぁ!今日も張り切ってラチってくるわよ〜!」

「ちょっ!いきなり何言ってるんですか!」

「いやぁ〜いつもそうじゃないのよ〜」

「そ、それはそですが〜・・」

この人は・・捜し物とかある人を見つけると・・

「その捜し物私が見つけようじゃない!」

とかなんとか言って事務所に連れ込んで勝手に依頼を解決、報酬は色々だったりする

「そうですが・・・」

「ま、行ってくるね〜」

「あぁ〜・・行ってしまった」

そんな主の所へ私がここに来た理由はと言うと・・・

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「あぁ〜やばい・・どこに落としたんだろ・・・」

私は大切にしていた姉の片身を落としてしまった

「あれが無いと姉のたった一つの片身が・・・」

そう・・私の姉は数ヶ月前に死んでしまった・・・残されたキーホルダーを私は片身として携帯に付けていた

「あぁ〜〜・・」

「・・その捜し物!私が見つけてあげしょうじゃない!」

そこにいたのは黒いゴス服を着た髪の長い女性

「・・・。」

「・・あぁ!報酬ね〜気にしないで良いわ〜私はお金じゃないから〜ねっ」

「だ・か・ら報酬に関しては問題ご無用〜」

「いや・・そではなく・・・」

「えぇ〜・・・何〜・・」

「あっ!アレね!」

「アレ?」

「お姉さんの下着が見たいとか!」

「まったく〜思春期の少年はもぉ〜仕方ないわね〜」

「いえ・・そんなどうでも良いことではなく」

「どうでもって失礼ね!」

「で〜・・何が言いたいのよ」

「そんな格好で暑くないんですか」

「・・・。」

「・・・。」

「・・っぃ」

「はい?」

「暑い!」

アホだ!

「あぁ!もう!信じられない!何で言うのよ!」

「そりゃ・・長袖のゴスを着ていたら言いたくもなりますよ・・」

今は真夏の猛暑日・・黒い服でオマケに長袖・・水分不足、熱中症にならないほうがおかしい

「あぁ〜もう・・駄目・・」

そう言うと私に寄りかかってきた

「ちょ!暑いんですから離れてくださいよ!」

「あぁ・・もう・・無理・・後は・・まかせた〜〜・・・」

そう言って私に紙を渡し何か気を失った

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それから私は渡された紙を見ながら歩きようやく事務所についた

「ここ・・だよな・・・」

そこにあったのは[貴方の捜し物探しましょう〜]と書かれた看板の掛かった事務所っぽい所

「つきましたよ」

「あぁ〜・・み、水を〜・・・」

言われた通り水を持っていた

渡すなりなんなり一気に瓶の水を一気に飲み干した

「くっ!はぁ!!!!」

「生き帰ったぁ!」

「で〜貴方の探してるものってなに!」

「えぇ〜っと・・姉の片身なんです・・」

「そう」

「で〜落とした場所は?」

「わかりません」

「ふん」

「落としたことに気づいたのはいつ?」

「えっと〜・・2日前です」

「遊びに行て帰ってわかったってことかしら?」

「はい」

「よぉし!」

「ふぇ?」

「行った場所を全て書きなさい!」

「え・・あ、はい」

私は渡された白い紙に行った場所とか全て書いた

「後はまかせて〜さぁ!帰った!」

「えぇ!!」

私は追い出されるように事務所から出て行った

「まったくなんなんだ」

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私の記憶からあの女性の記憶が消え失せようとしていたそんな家の帰り道

「見つけたわよ!失礼な少年!」

「げっ!」

「さぁ!」

「人違いです!」

「間違うわけないじゃない!」

「うぐ!」

私は逃げようとする中首根っこをつかまれた

「さぁ!はいこれ!」

渡されたのは泥のついたキーホルダー・・・それは姉の片身だった・・

「あ・・」

「全く・・そんな大事な物ちゃんともっておきなさいよね!」

「すみません・・」

私は溢れてきそうな涙をこらえていた

「・・・」

「よっぽど大事なものなのね・・」

「はい・・」

「はぁ〜」

「まぁ〜良いわ」

「じゃね〜失礼な少年」

「あ、あの!」

「ん?」

「お礼はどうしたら」

「そうね〜・・まぁ無くて良いわ〜」

「だってとても嬉しそうな顔をみれたしね」

「・・・」

「どうしてもって言うなら・・そうね〜・・・家で働く?」

「え」

「助手がほしかったしね〜」

「は、はい!是非!」

「なら明日から来るが良いわ」

次の日私は彼女の事務所へ向かった

「あらぁ〜本当にくるとわね〜・・・予想外だわ」

「あの!」

「はぁい?」

「まず何からしたよいでしょうか!」

「ん〜・・それじゃ〜・・はいこれ」

「何ですかこれ」

「何って掃除道具よ掃除」

「へっ?!」

「いやぁ〜ちょうど助手兼家政婦兼留守番担当がほしかった所なのよ〜」

「・・・あが・・・」

「ここなら学校も近いし住みなさい!ここにね!」

「はいぃ?!」

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これが私がここへ来た理由

「はぁ〜・・我ながらなさけないわ〜・・・」

そんなことを思っていると

「あ、いらしゃっ」

「何だ姉さんか」

「何だとは何よ〜」

私は主のことを「姉さん」と呼んでいる

それは何となく姉に似ているからかもしれない・・

最初のうちは嫌がられていたが慣れてくれたようだ・・と言うか本人も意外に乗り気だったりする

「今日もラチってきましたぁ〜」

「ちょっ!」

「さぁ〜入って入って〜」

「姉さん今日はどう言う了見で?」

「静かな場所で勉強したいって言うからラチってここでさせることにしたから騒いじゃ・・ダ・メよ」

「誰も騒ぎませんよ」

「ならよろし!」

「君の部屋使わせてもらうわね〜・・あっ!それとも・・・」

「はい?」

「見られたくない本や、ここに女子高生がいたってだけで興奮したりして!」

「バカ言ってないで好きにしてください」

「はいはい」

そう言って2階へと進んで言った

「はぁ・・・後で何か持っていくとしようかな」

 

ここは探偵事務所、依頼されればまぁ〜大方は解決するであろう!探偵屋

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