雪蓮(最後に) |
雪蓮「ハア〜」
華琳「雪蓮、どうしたのよ?」
会議が終わりに近づいてきた頃、雪蓮がため息をついた
雪蓮「もう直ぐ帰らなきゃいけないと思うと、何かね」
冥琳「仕方ないだろう、ずっと居る訳にもいかないんだから」
蓮華「そうですよ姉さま、帰ったらやって貰わなければいけない仕事が山のように有るんですから」
雪蓮「あー、そんなの有ったわね」
冥琳「有ったわねじゃなくて有るんだ#」
雪蓮「め〜い〜り〜ん♪「断る」ケチー」
冥琳「ケチじゃない!!まったく雪蓮!!お前は王なんだぞ!!#」
蓮華「そうです姉さま、王として確り責務を全うしてください!!」
華琳「そう言う喧嘩は、他所でやってくれない、私達まで巻き込まないでちょうだい」
桃香「あはははは」
華琳は呆れた顔をして、桃香は苦笑いをしていた
雪蓮「じゃあ一個だけお願い聞いて」
冥琳「雪蓮!!」
雪蓮「冥琳じゃなくて!?華琳に頼んでるの!!」
華琳「私に?」
雪蓮「一刀と戦わせて♪」
華琳「一刀と?」
雪蓮「ええ、彼の実力を間近で感じて見たいの」
冥琳「そう言えば北郷の奴は居ないのか?」
華琳「一刀なら、街に行ったわ」
蓮華「警邏か?」
華琳「違うわ」
冥琳「何をしに行ったんだ?」
華琳「痛んだ小麦粉の回収よ」
雪蓮「痛んだ小麦粉の回収!?」
その頃一刀は
一刀「はい親父さん、これで足りるかな?」
親父「はい十分です、まいどありー」
一刀「早く帰らないと」
一刀は、荷台を押して城にむかって歩き出した
戻って王座の間
華琳「火鼠の計の材料にするのよ」
冥琳「成る程、痛んだ小麦粉なら安値で手に入る」
稟「痛み過ぎていても駄目なんですけどね」
風「今それの見極めが出来るのは、お兄さんだけですからね〜」
蓮華「痛んでしまった物は、処分するしかないからな・・・理に適っている」
雪蓮「じゃあ、今日は無理なのね」
華琳「そう言う事よ」
雪蓮「あーあー詰まんない」
次の日
雪蓮「何か目が覚めちゃった」
雪蓮は日が昇る前に目が覚めて、散歩をしていた
雪蓮「ん?」
ヒュン!ヒュン!
雪蓮「何かしら?誰か鍛錬してるのかしら?」
雪蓮が中庭の辺りを散歩している時に、聞えた音の元に行くと
雪蓮「お♪」
一刀「ふっ!はあ!」
ヒュン!ヒュン!
雪蓮「早起きしてみるものね♪」
中庭には、鍛錬中の一刀が居た
雪蓮「一刀♪」
一刀「うん?ああ、孫策さんおはようございます」
雪蓮「雪蓮で良いってば」
一刀「いや、孫権さんが怒るかも知れないから」
雪蓮「えっ?まだ真名を預かってないの?」
一刀「ええ、まあ」
一刀は、頭をポリポリと?きながら苦笑いしていた
雪蓮「あの子、ちょっと頑固な所が有るからね」
一刀「まあ、気にしてませんけどね、所で孫策さんは如何したんですかこんな朝早くに?」
雪蓮「何か目が覚めちゃってね、そっちは鍛錬?」
一刀「ええ、朝の日課です」
雪蓮「そう、ねえ一刀、まだ時間良い?」
一刀「はい大丈夫ですけど、如何したんですか?何か用事ですか?」
雪蓮「ええ、貴方と模擬戦したいの」
一刀「俺と?」
雪蓮「ええ、祭に勝った実力を見せて欲しいの」
一刀「判りました、でも武器は「有るわよ」何処から!?」
さっき無かったはずの剣を、雪蓮は何処かから出した
雪蓮「細かい事は気にしないの、それより始めましょう♪」
一刀「・・・フッ、判りました」
一刀は軽く笑って、少し離れた位置に着いた
雪蓮「手加減しないわよ」
一刀「ご勝手に」
雪蓮「行くわよ!!」
ダッ!!
一刀「ええ!!」
ダッ!!
一刀・雪蓮「「はああああ!!」」
ギン!ギン!ギン!
お互い小手調べと言わんばかりに打ち合う
ガギーン!!
雪蓮「中々やるわね!!」
一刀「それはどうも!!」
ズサアアアア!!!!!!!!
お互いいったん距離を取る
雪蓮「帰る前に一回は戦ってみたかのよね」
一刀「最後に王としてですか?」
雪蓮「!?」
一刀の言葉に雪蓮の顔付きがだんだん変わっていく
雪蓮「何の事かしら?」
一刀「あの模擬演習の切っ掛けは、貴方ですよね?」
雪蓮「・・・どうしてそう思うの?」
一刀「春蘭から、貴方の事を聞いたんです、貴方はかなりの戦闘好きだそうですね?」
雪蓮「・・・」
一刀「そのあなたが、あの模擬演習に参加できない事に対して何の反応もしなかった、それがずっと疑問だったんです」
雪蓮「・・・」
一刀「そしてその後の孫権さんが総大将の任を、受けた時の貴方の反応と今のその状態を見て確信しました・・・あの模擬演習の本当の目的は、孫権さんの成長の確認、王として成長したかを見たかったから・・・違いますか?」
雪蓮「へえー」
雪蓮は、一刀を見る目が少しずつ変わって行く
雪蓮(頭の切れは、冥琳位有るかしら?武術の腕は、母様越えているはね)
一刀「?」
突然俯いた雪蓮を見て一刀は、嫌な予感がした
雪蓮「フッフフ」
一刀「!?」
雪蓮「アハハハハハハハハハハ!!!!!」
突然笑い出した雪蓮の目がいきなり、がっと大きく開く
雪蓮「ゾクゾクシチャウ!!!!!」
ダッ!!
ガキーーーーーン!!!!
一刀「ぐっ!?」(剣速が変わった!?)
雪蓮「アハハハ!!!!ほら如何したのさっきまでの勢いわ!!!!」
ガキン!!ガキン!!ガキン!!ガキン!!
一刀(ヤベえな!?変なスイッチ入れちまったか!?)
完全に暴走状態になった雪蓮は、一刀に連続で切りかかる
雪蓮「逃がさないわよ!!!!」
ブオン!!
一刀「チッ!?戦闘狂が!?」
雪蓮「そこ!!」
ブオン!!
一刀「おっと!?」
ズサアアアアアア!!!!
雪蓮の攻撃を避けると、一端距離を取る
一刀「仕方ねえか」
キン!
雪蓮「ん?」
一刀「・・・」
雪蓮は、一瞬目を疑った、一刀が刀を鞘に収め、目を閉じたからである
雪蓮「何のつもり?」
一刀「・・・」
雪蓮「無視しちゃうんだ・・・なら」
ダッ!!
雪蓮「終らせてあげるわ!!」
ブオン!!
雪蓮「!?」
雪蓮が気が付いた時には、一刀は後ろに立っていた
雪蓮(どういうこと!?だって、今まで此処にいたのに何時の間にあんなに遠くに!?)
一刀「終わりだ」
雪蓮「どういう(カン!カララン!)え?」
雪蓮が自分の武器を見ると、半分が切れていた
雪蓮「な!?南海覇王が!?」
一刀「今俺が切ったんです」
雪蓮「きっ!?切ったですって!?」
一刀「ええ」
一刀「北郷流居合い抜き一の型・・・三日月の払え(みかづきのはらえ)」
雪蓮「・・・はあ、私の負けね」
一刀「良い鍛錬になりました、有難うございます」
一刀が頭を下げると、雪蓮は少しむくれる
雪蓮「ずるいは、あんなの持ってるなんて!!」
一刀「ずるいと言われても」
雪蓮「まあ良いわ、その力もやっぱり華琳達の為?」
一刀「はい、あの時孫権さんに行ったとうりです」
雪蓮「うん?それってあの時の言葉よね」(ニヤニヤ)
一刀「?・・・ええまあそうですね、一生を華琳達の為に捧げる、あの言葉に嘘はありません」
雪蓮「ふーん、良かったわね貴方達!」
一刀「貴方達?」
一刀が振り向くと其処には
魏全員「「「////」」」
一刀「わあ!?」
華琳達魏の武官・文官全員がいた
一刀「皆なんで此処に!?」
華琳「あ、あんなに大きな音がしたんだもの、仕方ないでしょう!?////」
一刀「劉備さん達まで!!」
華琳達以外にも、蜀・呉の全員も居た
雪蓮「ねえ?一刀」
一刀「えっ?」
雪蓮「呉に来る気はない?」
雪蓮以外「「「えっ?」」」
雪蓮「こっちに来なさいよ♪そうすれば華琳じゃ出来ない良い事してあげるからさあ♪」
一刀「孫策さん!?」
チャキ!
一刀「命を捨てる気ですか!?」
華琳(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!)
雪蓮「冗談だって!?冗談!?」
何時の間にか、華琳の絶が雪蓮の首の近くにあった
蓮華「北郷」
一刀「ん?孫権さん」
蓮華「私の真名は、蓮華よ」
一刀「!?・・・良いんですか?」
蓮華「ええ」
一刀「ありがとうございます」
そしてお互いに手を出し、硬い握手をするのだった
説明 | ||
どうも皆さんカイです。 もうすぐ今年も終わりですね、今年中にもしもシリーズを終らせて、来年には、修行編を始めたいと思います |
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コメント | ||
namenekoさん 規格外ですか?(カイ) 暴走した雪蓮に勝つ一刀は規格外の仲間入りだ。(VVV計画の被験者) JDAさん お年玉を、用意してますから楽しみにしていてください。 直ぐに直します(カイ) 暴走した雪蓮に勝ってしまった。強いなぁ〜〜 今年もうわずかですね、がんばってください。 二台→荷台ですよね?(JDA) |
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