もしも、恋姫無双の世界に落ちたら27
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そんなことを物思いにふけっていると

誰かが走ってくる音が聞こえた

俺はそんなことを気にせずにぼーとしていると

「そんなとこで何をグズグズしているのです!!

さっさと用意するのです、この男女!」

なぜか知らんが、怒気を含んだ声が聞こえてきた

その声が聞こえると同時に俺の後頭部に何かが炸裂した

それがなんだったのかを確認する前に

俺は壁に向かって吹っ飛んでいた

気づいたときには既に時遅く

受身を取っても遅い

そんな距離まで近づいていた

俺は

「グゲェ」

と情けない声をだして壁に激突して

廊下に倒れて、気絶しそうになった

その時、声の主が

「もしかして、殺ってしまったかも

まぁいっかです」

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それを聞いた瞬間

俺は勢いよく這い上がり

「てっめぇ、何しやがる!

危うく、綺麗な花畑に囲まれた川を渡るとこだったわ

まぁ、その時に、まぁなんだ綺麗な美少女が手招きしていたならば俺はその川を喜んで渡っただろうが

あろうことか、手招きしていたのが黒い服に身を包んで大きな鎌を持った骸骨だったし

しかも、その骸骨が「Welcome!」って言って手招きしてたし

何か怖かったけど

って、そんなことはどうでもいいわ!

何で、お前はもっと普通に声をかけれないかな?」

と意味不明なこともプラスして声を荒らげながら言ったら

「ふん、別にお前が気に食わなかったわけじゃないのです

ただ、お前が恋殿を待たせて居るなんてことを知らずにそんなとこで

ぼーと突っ立っているのが悪いのです!

それと私の名前は『お前』ではないのです

ちゃんと『陳宮』って名前があるのです

お前はそんなことも忘れてしまったのですか?」

何かひどい言われような気がするが

まぁ、そこは気にせずに

「俺の方の用意は済んでいるよ

いつでも出発できる」

と言ったら

「なら、さっさと来るのです!」

と言って歩き始めた

俺は陳宮の後をついっていった

ほどなくして恋が待っている門の所に出た

そこで待っていたのは恋だけだった

俺は周囲を見渡したがもう一人の姿が見えない

そう、空の姿が見えない

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そしたら、陳宮が

「空殿、アキノを連れてまいりましたぞ」

と大声で言ったら

どこからともなく

「よし、きた!」

と声がした

俺がその声のした方向に体を向けようとした瞬間

いきなり、背後からのタックルが炸裂して

俺はおもっきし顔面を地面にぶつけて

関節技を決められた

「アキノさん、捕獲完了っと♪

陳宮さん、少しの間アキノさんお借りしますね」

と言って

関節技を決められた状況で

連行される俺

俺は、陳宮が止めるとばかり思っていたが

陳宮が

「仕方ないのですね

少し待つとします」

と言った

(って、え?

ちょっと待って普通そこは止めるでしょう

ええい、仕方ないこうなれば恋に助けを求めるまで)

そう思い

俺は

「ちょ、恋たすけ・・・グェ」

言おうとした矢先に

俺の腹に問答無用手加減一切なしと思われるボディーブローが炸裂

そして、また意識が飛んだ

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空サイド

門から出て少しのところの空家で

「よし、いい具合に意識が飛んだみたいね

動きが取れない今が好機かな?

さーて、アキノさんのお着替えタイム!」

そう言って私は

荷物の中の化粧道具と服を取り出して

「さて、まずは髪の手入れからかな」

と言ってアキノの髪に触れて櫛を通す

「うわ、凄い

男の子の髪ってもう少し硬いと思ったら結構柔らかい

これなら、髪を結って簪を付ければ」

そう言いながら、髪をポニーテール風にして

髪をまとめて椿の簪を付ける

私はそれを見て

「うん、髪はこれでよし

顔の化粧だけどどの程度がいいのかな?」

と言って軽く触ってみると

女の子のようにきめ細かい肌

「うん、これなら口紅を塗るだけでいいかな

あ、でも目元が少しキツイかな?

まぁ、これはこれでありかな」

と言ってアキノの唇に少量の口紅を付けて綺麗に仕上げる

「よし、次は服と履物だね

着物かゴスロリ服

どっちにしようかな

まような〜

よし、君に決めた

あ、履物は後でいいかな」

そういって私が選んだのは

紅と白の着物、桜の刺繍が施された綺麗な着物

選んだ帯紐は黒

さてと、男の子だから多少見られても大丈夫だよね?

そんなことを思いながらテキパキと着物を着せた

「さて、最後の履物だけど

この格好なら草履しかないよね」

と言って草履を用意して履かせる

「これで出来上がり

着せた私が言うのもなんだけど

・・・うん、びっくりするぐらい似合っているわね〜

これはアキノさんが目を覚ます前にみんなに見せないとね」

 

説明
はじめに
えー、タイトルが26話から少し変わっているのですが
これについてはあまり気にしないでくれると嬉しいです
もし、気にする方がおりましたらここで謝ります
本気ですいませんでした

それで、今回の内容は主人公の災難ですかね?
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恋姫無双 初心者の駄文ですいません もしも恋姫の世界に落ちたら 

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