IS 〜運命を切り裂く剣〜 女性の中に一人だけ男!?/新しい教育実習生登場!? |
ここは、『IS学園』。
ここでは、IS操縦者を育成する場所である。
教師や例外を除いて、全員女子である。
そう、例外を除いて…。
(はぁ、なんでこうなったんだろう…。)
その例外の人物…織斑 一夏は非常に困っていた。
なぜなら、彼の周りは今は女子だけ。
これなら、反応に困るのも窺える。
では、何故、彼がIS学園に行くことになったのか。
それは、彼の勘違いにある。
彼は、本来ならば私立藍越学園に行くはずだったんだが、試験会場を間違え、IS学園の試験機を動かしてしまったからである。
まったくもって、勘違い男である。
「では、自己紹介をお願いします。」
(どうしよう、気まずい空気だ。
この状況を打開しなきゃって思うけど、箒は助けてくれないし。)
「…り…め君、織斑君。」
彼が、思考回路を巡ってる間に彼の順番が来たみたいだ。
「あの〜、大声出しちゃってごめんね。
でも、“あ”から始まって、いま“お”なんだよね。」
「だから、自己紹介してくれるかな。」
「駄目かなぁ?」
そういって、お願いしてきたのは、山田 真耶先生だ。
「いやぁ、そんなに謝らなくても…。」
(チャンスだ!
自己紹介なら、この気まずい空気を変えられる。)
と、思ったのかいきなり立ち上がった。
「あっ、えっと、織斑 一夏です。
宜しく願いします。」
と、言ったとたん、後ろ、≪キラーン≫と言う感じの視線を感じた。
(なんか、悪いこと言っちゃったかな。
だが、ここで黙ってると悪いイメージというレッテルが張られてしまう!)
そう思い、強く息を吸い込む。
ほかのみんなが、見守る。
「以上です!!!」
言った瞬間、他の生徒は、ガクッと倒れた。
「え、あれ、だめでしt「ゴンッ!」ズゴック!」
理解できてないのか、説明しようとしたら頭上から拳骨がふってきた。
「うぅっ!いったぁ!って、千冬ねぇ」バゴン!
本日二回目である。
「学校では、織斑先生だ。」
「先生、もう会議は終わられたんですか?」
「あぁ、山田君。
クラスへのあいさつを押し付けてすまなかったな。」
と、言って山田と交代したのは織斑 千冬だった。
(あれ?なんで千冬ねぇがここに?)
(職業不詳で、家にも数回しか帰ってこない俺の姉が…。)
そう思っていると千冬が自己紹介が始まった。
「私が、このクラスの担任の織斑 千冬だ。」
「君たち新人を1年で使い物にするのが私の仕事だ。」
自己紹介が終わった瞬間、教室が一斉に騒ぎ始めた。
「きゃー!わたし、織斑先生が目標できたんです。」
「あえて光栄ですーーーーー!」
「嫌いじゃないわーーーーーーーーーー!」
「ったく。よくもこれだけ馬鹿者が集まるものだ。
私のクラスだけに集中させているのか〜?」
と、言い千冬は、頭を抱え始めた。
(千冬ねぇが俺の担任?)
「で、お前はあいさつも満足にできんのか?」
「千冬ねぇ、これはその…。」
「織斑先生と呼べ。」
「はい。織斑先生。」
再び教室がざわめき始めたので、「静かに!」と、一喝した。
「諸君らには、ISの基礎知識を半年で覚えてもらう。
その後、自習だが、基本動作は半月で体にしみこませろ。
わかっても、わからなくても返事をしろ。」
ハイ!
「では、教育実習生として、紹介しておく先生がいる、入れ。」
はい、と、言いドアを開けはいいてきたのは…。
「初めまして。剣崎 一真です。お世話になるかもしれませんが宜しくお願いします。」
そういい、剣崎は頭を下げた。
ついに、唯一Isを動かせる男…織斑 一夏と
運命を変えた男…剣崎 一真が出会った。
さあ、物語の幕開けだ!
説明 | ||
ISを唯一使える男がいた。 運命を変えた一人の男がいた。 この二人が出会うとき、何かが起こる! 運命の切り札を掴み取れ!part3 |
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