IS 〜運命を切り裂く剣〜 決闘開始/決着と異形の怪人 |
決闘当日。
一夏とセシリアが準備をしていた。
一真は、彼が守る対象でもある、『白式』が届いたというのですぐさま、向かった。
「おい、剣崎。」
「なんでしょう、織斑先生。」
「あれが、お前が守る『白式』だろう。」
「そうです。
でも、僕が守るのは一夏君や白式だけじゃありません。
この地球上のあらゆる人々を救いたいんです。
たとえ、この身に何が起ころうとも。」
「頼もしいな。
だが、一人で抱え込もうとするな。」
「わかってるつもりです。」
「2人とも〜。
一夏君がスタンバイ終わりましたよ〜。」
「わかった、山田君。
行くぞ、剣崎。」
「ハイ。」
こうして、決闘が始まった。
「最初に言っておきますけれども、
正々堂々と戦わなければ、
私の小間使い。
いえ、奴隷にしますわよ。」
「上等だ!」
そう言い終えると、いきなりセシリアがビームライフル…スターライトmkIIIをぶっ放すと、白式に直撃し、何とか持ちこたえたが、立て続けに撃ってきた。
それからは、一夏の防戦一方だった。
「さあ、踊りなさい。わたくしとブルー・ティアーズの奏でるワルツで!」
何とか、手で防御しているが、シールドエネルギーが徐々に少なくなっていく。
「装備…装備…って、これだけかよ!
まぁ、素手よりかはいいか!」
「遠距離射撃型の私に、近距離格闘型で挑もうなんて…正気ですの!?」
と、言いながら撃つが、一夏はコツをつかんできたのか難なく避ける。
「このブルー・ティアーズを前にして初見で、
こうも耐えたのは貴方が初めてですわね。
褒めて差し上げますわ。」
「そりゃどうも。」
「でも、そろそろフィナーレと参りましょう。」
すると、周りからも撃たれるようになり、よけきれなくなった。
「左足、頂きますわ!」
だが、よけられた。
「イチか、バチか!」
そういうと、銃弾をよけ、下から上に上昇した。
「うぉぉぉ!」
近ずけたとき、剣を振りかざすが後ろに後退し、よけられる。
「むちゃくちゃしますわね!
でも、無駄なあがきですわ!」
周りからも、セシリアの銃弾が撃たれるが、一夏はわかったように言った。
「わかったぜ。
こいつらは、お前が命令しないと動かない。
しかも、そのたびに、お前はそれ以外の攻撃ができなくなる。」
「それは、意識を集中させてるからだ、そうだろ!」
「残り2機。
あとちょっとだ!」
「わかりましたわ。
4機だけではありませんのよ!」
「しまった!」
セシリアの放った、ミサイルが当たる。
「えっ!
まさか、ファーストシフト!
あなた、今まで初期設定で戦っていたとでもいうのですか!?」
「よくわからないが、これでやっと俺専用になったみたいだな。」
「あぁ、もう面倒ですわ!」
「見える!」
その瞬間、周りの機体を破壊し、一気にセシリアの乗るブルー・ディアースに接近する。
「おりゃーー!」
そして、自身の武器…雪片弐型で斬ろうとするが、いきなり、シールドエネルギーが切れ試合終了のブザーが鳴り、「勝者、セシリア・オルコット。」とアナウンスが言う。
それもそのはず、雪片弐型はシールドエネルギーを使い斬る刀だ。
そして、唖然とした顔でつったている2人のところに、何かが落下してきた。
「危ない!」
そういい、自らも一緒にセシリアを押し、その場から逃げる。
「なんだ!?」
と、言い2人は落ちた場所を見る。
すると、そこには一体の異形の生物が立っていた。
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ISを唯一使える男がいた。 運命を変えた一人の男がいた。 この二人が出会うとき、何かが起こる! 運命の切り札を掴み取れ!part6 |
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