IS 〜運命を切り裂く剣〜 出会い/彼の回想 |
キーーンコーーンカーーンコーーン!
勉強が終わり、一夏、箒、セシリア、一真は昼食を食べるため食堂へと向かう途中に鈴とも会い、一緒に食事を食べることになった。
「…で、アイツ(鈴音)とは、どういう関係だ(ですの)?」
一真と一夏は、一夏側に箒・一真側にセシリアという感じに挟まり、見事に身動きが取れなくなった。
「いやぁ、友達だけど。」
「いやぁ、幼馴染だけど。」
「いろいろ、突っ込みたい部分はあるが、最初は、一夏からだな。」
「えぇーと、確か箒が転校した後に、鈴が転校してきたから、ちょうど箒と鈴が入れ違ったんだ。
だから、箒がファースト幼馴染で、鈴がセカンド幼馴染になるな。」
「ファ、ファースト幼馴染!////」
すると、いきなり鈴が反抗してきた。
「セカンドってどういうことよ!
なんで、あたしがファーストじゃなくてセカンドな訳!?」
「それは、仕方がないt「仕方がないってどういうことよ!」…だって…。」
「まぁまぁ、いいじゃないか。
幼馴染は幼馴染なんだから。
それに、今度は俺の番だろ。」
「で、剣崎先生はどういったご関係で!?」
「確か…。」
剣崎回想
あれは、俺が中国にいたころかな。
その日、俺は山を探索してたんだけど、遭難しちゃって。
で、 どうしようかなぁ〜。なんて、考えてたら、鈴ちゃんのお父さんが中華料理に使う食材を探していたのに偶然会って、そのまま、鈴ちゃんの家に居候させてもらうことになったんだよ。
それで鈴ちゃんと会ったわけだ。
「ちょっと、お父さん。
この人、だれ?」
「あぁ、この人は剣崎 一真っていって、お金がないから泊まらせることにしたんだ。
こっちは、娘の鈴音だ。
仲良くしてくれ。」
「初めまして、剣崎 一真です。」
「ふん。」
そう言い、鈴は自室に帰って行った。
それから、3か月間ぐらいお世話になったんだよね。
その間の鈴ちゃんは、ちょっとやさぐれてたかなぁ。
それから数日後、突然、街にISを持った10〜20人ぐらいの女性たちが来て、スピーカーを通して言ったんだ。
「これから、ゲームを始める。
24時間以内にISで貴様らを殺す。
最後まで逃げ切れたら、生かしてやろう。
それから、この街に剣崎 一真という奴は居るか?
いたら、来い。
おとなしく来たら、ゲームは止めよう。」
そう言い終わると、街の至る所で爆発が起きた。
ISが一斉に来た。
「剣崎君。
行ったらだめだ!
絶対殺される!」
「アイツらは、俺が目的です。
俺が、行けばみんなが助かるんです。
それに、俺は死にませんよ。
信じてください。
それに、まだ鈴ちゃんと仲良くなってません。
だから、俺、行きます。」
「剣崎君…。」
すると、苛立ちを感じていたのか、鈴が言った。
「だったら、私も連れて行きなさいよ!
あんただけじゃ任せらんない!
友達になりたいんでしょ!
意味わかんない!
アイツもお前も意味わかんない!」
「君の方が意味わかんない…「何か言った!?」いえ!なにも!」
「わかった。
でも、無茶だけはしないで。」
「わかってるじゃない。
最初からそうしなさいって。
じゃ、行ってくるから。」
「ここで待っててください。
外に出でるのは危険ですから。」
「わかった。
でも、死なないでくれ。
必ず帰ってきてくれ。
鈴も無茶はするなよ。」
「はいはい。分かってますよ。心配性だな。」
「じゃあ、行ってきます。」
そうして、彼らは、戦場に行った。
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ISを唯一使える男がいた。 運命を変えた一人の男がいた。 この二人が出会うとき、何かが起こる! 運命の切り札を掴み取れ!part11 |
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