とある科学の波動使い【WaveMaster】 ー1 |
VS超電磁砲ー1
学園都市…
人口230万人…その8割が学生で、東京の3分の1を開拓して、何十もの小・中学校や大学を集めた街。
外の世界よりも科学力が2〜30年進み、科学によって超能力を開発し、カリキュラムで、学生に発現させている。レベルは、0〜5の6段階に分かれ、その頂点に君臨するLEVEL5は10人にも満たない。
これは、そんな街に住む1人の少年、((仙道碧波|せんどう へきは))の物語である。
「逃げんな――――――ッ!!!」
オッス、俺の名前は孫悟空。ひょんなことから7個集めると、願いを叶えてくれるドラ○ンボールをあつめることになった、某マンガの主人公・・・・・・・・・
ではなく、とある電撃ビリビリ中学生に、
「誰がビリビリ中学生よ!!」
・・・・・いきなり地の文につっこまないでくれるかな…、しかもまだ自己紹介もおわってない・・・
気を取り直して、俺の名前は((仙道碧波|せんどう へきは))。とある高校に通っている高校1年生だ。能力は、学園都市では珍しい、というか特異な波動使い【WaveMaster】だ。
さて、今俺は何をしているかというと、
「だぁぁぁぁぁぁぁっ、不幸だぁぁぁぁ」
となりで絶賛全力疾走中+絶叫中の少年、上条当麻と
走っていた。
「はぁ、当麻、お前よく走りながらそんなに叫んでいられるな・・・
まあ、あんなのに追いかけられて叫ばずにいられないのは分かるが…」
「 あんなの って、言うなっ!!」
バチィッ!!
少女の一声で電撃が飛んでくる。どうやら聞こえていたようだ。
「ウオッ、当麻頼む!!」
「任せろっ!」
返事と共に当麻は体を反転させ、右手を突きだして電撃を打ち消す。
「ッ!!待ちなさいよっ!!」
「いや、今止まったら、上条さんたちはお陀仏確定だと思うのですがっっっ!」
「当麻、まともに取り合うなっ、今は逃げるのが先だっ!!!」
「不幸だぁぁぁぁ」
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「はぁ、はぁ、はぁ、」
「はぁ、巻いたか・・・・・」
「ちくしょう、なんでこんな目に・・・」
俺たちは、かれこれ30分以上あのビリビリ中学生から逃げていた。ようやく逃れ、今は第7学区の鉄橋の下の河川敷で休憩していた。
ところで、なぜこんなに無駄に体力を浪費しなければならなくなったのかと言うと、時は遡ること少し前…
「うひょーキミ可愛いねー、しかも常盤台じゃん!今からオレたちと遊びに行かない?
帰りはオレたちが送ってやっからさー」
「まっ、いつ帰れっかはわかンねーけどさ」
「なあ、碧波」
「ん、なんだ当麻」
「あそこに不良たちに絡まれている女の子が・」
「止めとけ。
あの娘は常盤台だ。入学資格がLEVEL3以上なんだから、当然あの子もLEVEL3以上。自分でなんとかできるだろう」
「いやでも女の子なんだし、助けに行かないと…」
「相変わらずお前はお人好しだな・・・。どうせ俺がやるやらない関係なく助けるんだろう?
まあ、あの人数だし、当麻1人だと辛いかもな・・・。
しゃあない・・・俺も手伝おう!」
相変わらず困っている人を見ると助けようとする当麻と共に俺も人助けをすることしにした。
俺も当麻も何度かこういえ場面に遭遇しているため、ケンカには慣れているうえ、相手は8人ほど。十分に勝てる。
そうこう考えていると、当麻はもう不良たちに声をかけていた。
「お――――、いたいた!」
ん?不良たちを追っ払うためにケンカするんじゃないの??
当麻は不良たちではなく、女の子にはなしかけているようだった。
「ダメだろ――――、勝手にはぐれちゃ―――」
「「は?」」
「いや――、連れがお世話になりました。
はい、通して―――」
なんだこれは・・・おそらくケンカ云々の前に女の子を連れ出して助けようとしているのだろうが・・・ったく、そんなまどろっこしいことしなくても拳で追っ払うえば済むだろうに…
思わず声に出しちまったじゃねえか。
俺と同じく思わず声を出したであろう女の子は、そんな当麻の言葉に・・・・
「ちょっと、誰よアンタ?馴れ馴れしいわね」
ちょっと――――、何考えてるのこの子?!確かに知らない人だろうけど、明らかに助けに入ってきたって分かるじゃん!!合わせるだろ普通!
俺の心の叫びをよそに、当麻は、
「おまっ…、『知り合いのフリして自然にこの場から連れ出す作戦』が台無しだろ――!!、あわせろよっ」
「何でそんなメンドクサイ事しなきゃなんないのよ」
女の子の考えには同感できなくもないが…、さっきも言ったように普通合わせるだろ・・・・・当麻、ドンマイっ!
つか当麻、その作戦名はない…
そうこうしていると、不良たちは、
「なんだテメエ、ナメタマネしやがって」
「なんか文句でもあんのか?」
「あー、えーと、
はあ…、しゃーねえなあ。
ああ、そうだよ。恥ずかしくねーのかよお前ら」
「なんだと?」
「こんな大勢で、女の子1人を囲んで情けねー。
大体お前らが声かけた相手よく見てみろよ。
まだ((子供|ガキ))じゃねーか『ピシィ』
さっきの見ただろ、年上に敬意を払わないガサツな態度『ビキィ』
見た目はお嬢様でも、まだ反抗期も抜けてねーじゃん『ビキッ、ビキッ』」
オイ当麻君、それは不味くないか…。
さっきから変な音が聞こえるんだが…。
そう思い、俺は今まで会話、とゆーか、まだ前に出てすらいなかったから、ひとまず当麻にそれ以上はやめるよう前に出て言おうとしたが、
「オイ当麻、それ以上は不味・・」
「おまえらみたいな群れなきゃガキも相手にできないようなヤツらはムカツクんだよっ!!『ブチッ』」
失敗に終わる。つーか、なんか堪忍袋の緒がきれたような音がしたんだけど…
さっきから、女の子が帯電しているんだけど…?!
「私が一番ムカツクのは…」
なんか危なそうだな。
ここは当麻に任せて、俺は逃げよう!
メンドウは嫌いだし…
あばよ当麻!!骨はひろっておいてやるよ!
「オマエだぁぁぁぁッ!!『バリバリバリィ』」
「「「「ぎゃぁぁぁぁぁっ!!」」」」
ウオッ、危ねっ!!!
さっきの場所だったら電撃喰らってたじゃん!!
逃げてといて良かったぁ〜。
「こ…高位能力者のかたでしたか…」
「あー、こんな雑魚共に能力使っちゃ…」
「っぶね―――、何だあ?今の・・・、なんか電気がビリビリって・・・・・・・・・
何者だオマエッ!!!」
「それはこっちのセリフよっ!
何でアンタだけ無傷なわけ?」
「つうか、何でオレまで攻撃?助けに入っただけなんですけど?」
「んなもん頼んだ覚えはないっ」
ほら、だから言ったじゃん。止めとけ って。
つか、あの人数を1回で、しかもあれだけの範囲を攻撃出来たってことは相当な力を持っているんだな、こいつ・・・
『バチィ』
あーあ、また攻撃されてるよ。ホントドンマイ、当麻…
「アンタ何者?何よその能力」
「いや、何て言うか、能力と言っていいのか…
身体検査では『無能力者』って判定なんだけど…」
「能力…ゼロ?そんなはずが…『ダッ』
あ…あれ?」
「オイ碧波とりあえず逃げよう!
なんかヤバそうだ!」
「ん、ああ分かった『ダッ』」
「あっ、ちょっと、待ちなさいよっ!!『ダッ』」
「え!何で追っかけてくんのあの子っ!」
「知るかッ!!とにかく逃げるぞ!」
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そして、今に至る。
あの子常盤台なんだから、中学生だろう…
なんでついてこれんだよ・・・・・
こっちは仮にも高校生なのに…
説明 | ||
学園都市ー 人口約230万人の、東京の3分の1を開拓して作られ、超 能力が開発された街。そんな街に住む仙道碧波(せんど う へきは)は学園都市では特異な波動使い【WaveMaste r】。 そんな彼が、上条当麻たちと共に物語を作り上げ、紡い でいく。 ※基本原作沿いです。更新は遅くなると思いますが、宜 しくお願いします。 |
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