世界を越えし男と数の子たち プロローグ |
にじファンに投稿していたものをこちらに移転しました。
夜の街を歩いている上下黒い服を着て赤いジャケットを着た男がいた。
秋の冷たい風が男に強く当たっている。
???「秋とはいえ結構寒くなってきたな。」独りそう呟きながら、上着のポケットに手を入れた。
男がポケットから取り出したのは、赤い、宝石のような石だった。
???「あれからもう半年か…」
赤い石を見て、彼は半年前の事を思い出していた。
半年前、彼…五十嵐優斗の家族は、居眠り運転による信号無視の車との衝突事故で亡くしてしまっているのだった。
彼の持っている赤い石は、彼の妹の沙耶に貰った物だった。
ユウト「そういやぁ、明日はサヤの誕生日だったな。墓参りに行かないと、父さんと母さんの分も何かお供え物でも持って行ってやるかな。」そう考えながら、青になった信号を渡った。信号の真ん中あたりで、同じ信号を渡っていた人達が自分の右側を見て何かを叫んでいる。
右側を見ると、大きいトラックが自分に向かって突っ込んで来ているのを見て思わず優斗は叫んだ。
ユウト「ちょ!マジかよオイ!」
トラックはもうすぐ目の前まで来ている。死ぬ、これは逃げようが無い。しかし、彼は不思議と落ち着いていた。
ユウト(ああ、もう死ぬからかな、時間がゆっくりに感じられる。サヤ、もうすぐ俺もそっちに行くみたいだ。お前の誕生日、そっちで祝ってやるよ。って、プレゼント買ってねーから何もあげられねえな、悪い。)
そうして彼は目を閉じた。
彼は気がついていなかった。上着のポケットの中の赤い石が強烈な光を放っていた事を。そして、その光は彼を飲み込み、彼は姿を消した。
車は、何にも当たる事無く通り過ぎた。後に残っていたのは、車が当たる直前、光に飲まれて消えた優斗の事で困惑している人達だけだった。
説明 | ||
俺はこの日、掛け替えの無い奴らに出会った。 俺は車に跳ねられて死んだと思ったら、なんかよく分からんが別世界に行ってしまったみたいだ。 気が付けば、マッドな科学者や12人の姉妹と暮らしていたり、組織にケンカ売って犯罪者になっちまったり。平凡な日々を送っていたり そして−−俺は戦う。ナンバーズ達を、世界を守るために。 |
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残酷な描写あり リリカルなのは ブレイブルー スターオーシャン ナンバーズがメイン ツッコミはディード キャラ崩壊に注意 コメディ ほのぼの銀魂ネタが多い | ||
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