世界を越えし男と数の子たち 第16訓 諦めたら、そこで闘い(試合)終了である。だから最後まで諦めるな |
前半はチンク。
後半は優斗です。
もうすぐ闘いなのに、話が凄い雑になってしまった。
チンク「(…此処は…)」
チンクは自分以外が、真っ黒な空間にいた。
チンク「(…そうだ、確か私はレーザーで肩を撃たれて…)」
チンクは自分の肩を見る。
チンク「(!?。どういう事だ、傷が無い!?)」
チンクは驚いた、なぜなら、撃たれたはずの肩が、傷一つ無かったからだ。
そう思っていると、黒い空間にひびが入り始めた。
チンク「(な、何だ!?)」
チンクはひびが入った所から漏れる光りに思わず目を閉じた。
しばらくして、目を開けると、辺り一面が草原で、その中央にチンクは立っていた。
チンク「…なんだ?、一体。それに、此処は…」
そう呟いた時、チンクの背後から声がした。
???「此処は、私の世界」
チンク「!?」
チンクは背後を向いた。
そこには、白い髪に赤い目、そして右目の所に眼帯をした、十四歳くらいの少女が立っていた。
チンク「…お前は誰だ?」
少女は応えた
サヤ「…私の名前はサヤ」
チンク「!!?」
チンクは少女の名前を聞いて驚いた。
サヤ…チンクにはその名前に聞き覚えがあった。
チンク「…もしかして、優斗の妹の」
サヤ「そう、私は五十嵐沙耶」
チンク「なあ、何で私はこんな所に居るんだ?」
サヤ「私があなたを呼んだの」
チンク「…どういう事だ?」
サヤ「兄さんを…助けてあげて」
チンク「!?。優斗を!?」
サヤ「兄さんはジエ・リヴォースに闘いを挑んだ。あなたたちをを護る為に傷だらけになって」
チンク「優斗が、私たちを…」
サヤ「そして今、兄さんは闘っている。だけど、負けそうになっているの」
サヤ「お願い…兄さんを助けてあげて。兄さんを救えるのは、あなただけだから」
チンク「……」
サヤ「それに…、兄さんは眠っている貴女の前で、ずっと貴女の事を心配していたの」
チンク「…そうだったのか(優斗…)」
サヤ「…お願いです…兄さんの事を頼みます」
チンク「…分かった」そういうと、サヤとチンクの所に強い風が吹き、チンクは思わず目を閉じた。
ーーーーーーーーーーー
チンクが目を開くと、そこはアジトだった。チンクが目を覚ました事に気がついたスカリエッティがチンクのもとに来た。
スカリエッティ「よかった。気がついたようだね」
チンク「ドクター…」
チンクはスカリエッティ以外は何処に居るか聞いた。
チンク「ドクター、ほかの皆は何処に?」
スカリエッティ「今、皆はゆりかごの中にいる」
チンク「!?。ということは優斗も!?」
スカリエッティ「ああ、今、優斗君は、ジエ・リヴォースと闘っている」
スカリエッティの言葉を聞いたチンクは
チンク「…ドクター、私もゆりかごに行きます」
スカリエッティ「…いくら傷が癒えたとはいえ、君はまだ…」
チンク「お願いです、ドクター…」
チンクが頭を下げて、スカリエッティに言った。
スカリエッティ「…分かった。しかし、君はまだ完全ではないんだ、闘う事は出来ないよ」
チンク「…はい」
スカリエッティ「今、優斗君の闘いを皆が見守っている…。チンク、君も優斗君の事を見守ってあげてくれ」
チンク「分かりました」
そういうと、チンクはゆりかごに向かった。
ゆりかごの周りには、人型の機械が沢山転がっていた。
チンクは、ガジェットに乗って、ゆりかごの中に入った。
チンク「優斗…」
チンクは走ってゆりかごの奥にある扉を開け、中に入った。
トーレ「!?、チンク!?」
チンクが来た事に驚いたトーレが思わず声をあげた。
すると、他のナンバーズ達も、チンクの方を向いた。
ウーノ「チンク!?、どうして此処に…」
チンク「ウーノ、優斗は今、どうなってる!」
ウーノは部屋の中央を指さした。そこには、ジエ・リヴォースの攻撃により、血だらけでボロボロになった優斗が倒れていた。
チンク「優斗!」
チンクが優斗のもとに駆け寄ろうとした。しかし、壁の様なものに邪魔されて、優斗のもとに辿り着けない。
ノーヴェ「駄目だ、チンク姉!、この壁は壊れないんだよ!」
ジエ・リヴォース「ほう、まだ仲間がいたか。しかし、残念だな、この男は私に負けた」
優斗は倒れたままぴくりとも動かない。
ジエ・リヴォース「さて、次は貴様らの番だ」
そういうと、ジエ・リヴォースは、ウーノ達に向けて、拳を構えた。
チンクはサヤが言っていた事を思い出していた。
ーーーーーーーーーーー
サヤ『兄さんは今。負けそうになっている』
サヤ『兄さんを…助けてあげて』
ーーーーーーーーーーー
チンクは呟いた
チンク「…めるな」
少しずつ、声が大きくなる。
チンク「…きらめるな」
そして
チンク「諦めるな!優斗!」
ゆりかごの中に、チンクの声が響いた。
すると、優斗の身体が動き出した。
ジエ・リヴォース「何だと!!」
少しずつ優斗は立ち上がる。
そして
ユウト「まだだ…」
ユウト「まだおわりじゃねえぞ!!」
ついに、立ち上がった。
ジエ・リヴォース「な!?まだ立ち上がるか!?」
ユウト「ジエ・リヴォース!、勝手に勝った気分になってんじゃねえよ馬鹿!」
そういうと、優斗はチンクの方を向いた。
ユウト「身体の方はもう大丈夫なのか?、チンク」
チンク「ああ、心配かけて済まなかったな、優斗」
チンクの所に、ヴィヴィオが来た。
ヴィヴィオ「チンクお姉ちゃん!」
チンク「ヴィヴィオ!」
ヴィヴィオはチンクに抱き着いた。
チンク「ウーノ、私が治療中の間、なにがあった?」
チンクはウーノから自分が目覚める迄の事を聞いた。
まず、チンクがやられてから二日後に、予定通りゆりかごを動かしたこと
闘いが始まって少ししたとき、ジエ・リヴォースがゆりかごを乗っとったこと
そして、人型の機械が現れて魔導師やガジェットを撃破し始めたこと
魔導師が機械に攻撃するも攻撃が効かず、返り討ちにあった事や、自分達の攻撃は効くので、魔導師 と協力して、機械を破壊したこと
ジエ・リヴォースが、ゆりかごを使い、ミッドチルダの人々を攻撃しようとしていること。魔導師達は、ミッドチルダの人々を避難させていること
ディエチとクアットロが止めようとしたが、ジエ・リヴォースにやられ、ヴィヴィオが悲痛な叫びをあげ、苦しんだこと
それに優斗が怒り、ジエ・リヴォースを止めに行ったこと
しかし、レリックの力で超人類になり、優斗の攻撃が通らず、逆にやられたこと
そして、チンクが来て、今に至る
チンク「そんなことが… 」
ウェンディ「しかも、あたしたちはこの壁のせいで加勢できないから…」
ディエチ「あいつを止められるのは、優斗しかいない」
ノーヴェ「でも、優斗はボロボロだ…、くそっ!!目の前にいて、何も出来ないって何だよ!!」
ノーヴェが悔しがる ノーヴェの言葉を聞いたチンクは、みんなに聞こえるように言った。
チンク「ノーヴェ、優斗を信じるんだ」
ノーヴェ「チンク姉…」
チンク「私は信じる。優斗が奴を倒し、世界を救う事を」
チンクの言葉にトーレが賛同する。
トーレ「チンクの言う通りだ」
ウーノ「優斗が勝つ事を信じましょう」
ウェンディ「…そうっスね」
ディード「私達が優斗兄様の事を信じられないで、どうするんですか!」
セイン「優斗!頑張れ!」
ナンバーズ達が優斗に声援を送る。優斗がこちらを向き、壁の向こう側から優斗の声が聞こえる。
ユウト「ああ!絶対に勝つ!」
優斗は、ジエ・リヴォースの方を向き直した。
ーーーーーーーーー
ユウト「さて…、ジエ・リヴォース、テメェはマジぶっとばす!」
ジエ・リヴォース「ほう?さんざん私にやられた癖にか?」
ユウト「ああ。でも、次は負けねえ。テメェのイカれた野望から家族(あいつら)や世界の人々を護るためにもな」
ジエ・リヴォース「管理局でもない、ましてや犯罪者が、正義を語るか?」
ユウト「ちげえよ、テメェの好き勝手にさせてたまるかってだけだ」
ユウト「…さて、おしゃべりは止めだ。やられる覚悟はいいか?ジエ・リヴォース」
優斗がそう言った。すると、ジエ・リヴォースは手を上に上げ、指を鳴らした。 すると、部屋の中にたくさんのモニターが浮かんだ。
モニターには、ミッドチルダの人々が映っている。ジエ・リヴォースは、モニターに映っている人々に向けて言った。
ユウト「な!?」
ジエ・リヴォース「私の名はジエ・リヴォース。世界を滅ぼし、貴様ら人類を支配する者だ。ちなみに、このゆりかごは衛生軌道上に辿り着けば、精密狙撃や魔力爆撃などの武装が使える。何処へ逃げようと無駄だ」
ジエ・リヴォースの言葉によって、ミッドチルダの人々が悲痛な叫びをあげる。
優斗はジエ・リヴォースのしたことに、遂にブチ切れた
ユウト「ジエ・リヴォース…テメェだけは、テメェだけはぜってえ許せねえ」
ジエ・リヴォース「許せない?だからなんだと言うのだ?」
優斗は剣を構える
ユウト「テメェのイカれた野望ごと、ぶっとばすだけだ!」
優斗の身体に、黒いオーラが纏わりつく それを見たジエ・リヴォースが驚く。
ジエ・リヴォース「な!?何だそれは!?」
ユウト「いくぞ!レヴァンテイン!」
レヴァンテイン『ああ!私達の力、見せてやろう!』
優斗は、剣にも黒いオーラを纏わせ、そして叫んだ。
ユウト「『ブラッドカイン』!!」
優斗の身体から、黒いオーラが吹き荒れた。
そして優斗は言った。
ユウト「いくぞ!このクソ野郎が!!」
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THE WHEEL
OF
FATE IS TURNING
REBEL 1
ACTION
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説明 | ||
俺はこの日、掛け替えの無い奴らに出会った。 俺は車に跳ねられて死んだと思ったら、なんかよく分からんが別世界に行ってしまったみたいだ。 気が付けば、マッドな科学者や12人の姉妹と暮らしていたり、組織にケンカ売って犯罪者になっちまったり。平凡な日々を送っていたり そして−−俺は戦う。ナンバーズ達を、世界を守るために。 |
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