超次元ゲイムネプテューヌmk2BURST |
「………遠すぎやしないか?」シンヤは誰にでもなくそう呟いた。
探索をしてから数時間後、辺りには特に何も無く、「高い所から探せば何か見つかるかもしれない」と思ったシンヤは近くの木に登り辺りを見回した所、遠くに街が見えたので
「あそこに行けば何か情報が手に入るかもしれない」と考え、現在そこに向かっている。
だが、シンヤが倒れていたのは森の奥のほうだったので街に着くまでにはかなりの時間が掛かりそうだった。
途中、二足歩行する大根や羽の生えた馬が襲い掛かってきたが全て返り討ちにしたところ、全て消えてしまった。
ある一定量のダメージを与えると消えてしまうことからアラガミでないことが分かった。
アラガミならば倒しても消えず、数時間後には復活してしまうのである。
そろそろ森の中間付近に到着しようとした所で、ス〇イ〇の群れがそこに居座っていた。
それを見たシンヤは(うわっ、見つかったら面倒だな)と思ったので、
音を立てずに〇ラ〇ムを通り抜けようとしたが、運悪く足元の小石に当たってしまい、
それがス〇〇ムの一匹に当たってしまった。
「ヌ?」当たった一匹が後ろを振り向くとそこにはやってしまったという表情をしたシンヤが立って居た。そして、しばらくの沈黙の後
「ヌ、ヌラーーーーーー!!」
と叫び声を上げてシンヤに襲い掛かってきた。
「「「ヌラーーーーーーー!!」」」
他の〇ライ〇も同様に、だ。
「チッ、やるしかないか!」と、神機で飛び掛ってきたスラ〇〇を連続で斬り捨てていく。
時には防ぎ、時には避け、時には反撃を食らわせたりして、着実に○ライムの数を減らしていく。
幾つものアラガミを倒してきたシンヤにとってこの程度の敵などは脅威でも何でも無いのだ。
そして敵の数が半分を切ったとき、敵の動きに変化があった。
「ヌラーッ!」
「…?」
叫び声を上げたスラ〇〇に他の〇〇イムたちが一箇所に集まっていき、巨大なスライ〇に変化した。
「……何をするかと思えば、でかくなって終わりか?拍子抜けだな」
と挑発をしたところ
「ぬ〜ら〜!」と、挑発に乗り突進してきた。
シンヤはニヤリとした。
これがシンヤの狙いだったのだ。
物体は大きくなればなるほどその動きは遅くなる。
目の前の巨大ス○イムも同じであると考えたシンヤはわざと挑発させ、一気に強力な攻撃を与えるという戦法に出たのだ。
シンヤは神機に手を沿え、下半身に力を加えると、銃身から紫色の光が放出て爆発し、巨大〇ライムを数十メートル吹き飛ばした。
インパルスエッジ。ロングブレード特有の機能で、接近する敵にオラクル弾を打ち込むことが
出来る機能である。
そしてシンヤは巨大ス〇イムに止めを刺した
「ぬ、ぬ〜ら〜…」
そして巨大スラ〇ムは消滅した。
「ふぅ、終わった」と一息つき、神機を肩に担いだ。
(ちょっと時間を食っちまったな。さて、早く街に行こう)
と街に行こう歩を進めようとしたとき、此方に近づいてくる人影を見つけた。
少し幼さを残した整った顔立ち。
白を基準として薄紫色の装飾が付き、黄色いスカーフを付けたセーラー服のような服。
腰まで伸ばした薄いピンク色の髪と薄紫色の瞳。
髪にはゲームの十字キーのような髪留めをしていた。
その女の子を見ていると女の子もこちらに気づいたようでシンヤのほうを向いた。
シンヤは「この子ならば何か知っているかも知れない」と思い質問してみることにした。
「……君は?」
「え!?」
「君の名前を教えてくれるか?」
「あ、わ、私はネプギアです。あ、貴方は?」
「俺か?俺は――――」
と、少し間をおき
「無月シンヤ。ゴッドイーターだ」
そう答えた
説明 | ||
今回はこの世界での初戦闘です。 それと、ネプギアと対面します(少し) 第一話 別世界(後編) |
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