世界を越えし男と数の子たち 第22訓 番外編…そういえば昔、桃太郎伝説っていうゲームがあったよね
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番外編です。何人かキャラ崩壊してるかも。

あと、いつもより長いです。

今回の話は、ブレイブルーのドラマCDより『ラグナ太郎物語』を元に書きました。

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今日は、ミッドチルダに古くから伝わるお話を語りましょう。

題名は、『優斗太郎物語』

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昔々、あるところに、お爺さんとお婆さんが住んでおりました。

 

お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行く、そんな毎日。

 

何時もこんな、貧乏ではあるが、平凡な毎日を送っていました。

 

ある日……

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

???「婆さん!シャマル婆さん!」

 

シャマル「何ですか?グリフィス爺さん?年なんだからそんなに大声出したら、血管が切れて、閉塞性脳血管障害…あ、いえ、切れるのだから…、出血性脳血管障害ね…に、なってしまいますよ」

 

グリフィス「そんな専門的な心配の仕方、しないでくれ。それよりシャマル婆さん、あの川の向こうから流れてくるものは、何なんだ?」

 

グリフィスは川の向こうを指差した。

指した先にあったのは、大きな丼だった。

 

???「どんぶりこ?、どんぶりこ?」

 

シャマル「あれは…天玉うどんぶり?」

 

???「どんぶりこ?、どんぶりこ?」

 

グリフィス「うわあ…。凄く人相の悪い男が乗っている…。気のせいか、こっちをめちゃくちゃ睨んでるような…。どうするんだ、シャマル婆さん?」

 

シャマル「えっと…。見なかった事にしたいけど、それはそれで何か、恨まれそうね…。…とりあえず、拾い上げましょう」

 

グリフィス「そうだね…。乗り気では無いけど、拾い上げよう」

 

二人は川に近づき、丼をつかんで引き上げた。

 

シャマル・グリフィス『せーの!』

 

ザパァ!という音と共に、丼が岸に上がる。

 

そして、丼に乗っていた男が話しかけてきた。

 

???「ったく!遅せぇんだよ!」

 

男の言葉を聞いた二人は、ひそひそ話し合う。

 

グリフィス「この男、凄く感じ悪いね」

 

シャマル「そうね…。柄も目つきも最悪ね…」

 

グリフィス「余り関わらない方がいいんじゃ…」

 

シャマル「そうね…。早くこの場を立ち去りましょう」

 

そう言って、二人は男のもとを立ち去ろうとする。

しかし

 

???「おい、ジジイ!ババア!」

 

シャマル「ひぃ!」

 

???「俺ちょっくら鬼退治に行ってくるわ」

 

シャマルは男の言葉を聞いて、首を傾げた。

 

シャマル「鬼…退治?」

 

???「そ。だからてめぇらの住所教えてくんない?」

 

シャマル達は男の聞いて、戸惑いながら聞いた。

 

グリフィス「な、何で僕達の住所を知りたがるんだ?。鬼退治と、何も関係ないだろう?」

 

???「あ?何でって…。鬼退治したら帰ってくるからに決まってんだろうが。馬鹿か?てめぇ?」

 

男の言葉を聞いて、グリフィス達は慌てた。

 

シャマル「ぐ、ぐ、グリフィス爺さん!?この人、ウチに居座るつもりよ!?。私達の年金狙ってるわよ!?。どうしましょう!?グリフィス爺さん!?」

 

グリフィスは懐から、何かの袋を取り出した。

 

グリフィス「…仕方ない、これだけは使いたく無かったんだけど…」

 

グリフィスの取り出した袋を見て、シャマルが反応する。

 

シャマル「それは…、私が作った、肉入り握り飯?」

 

グリフィス「ああ、これなら、あいつもイチコロだろう」

 

シャマル「え…?どうしてなの?普通の肉入り握り飯よ?」

 

グリフィスは、シャマルの言った事に言葉を濁らせた。

 

グリフィス「詳しくは言えないが、シャマル婆さんの肉入り握り飯には、凄い作用が…」

 

???「おい!なーにこそこそ喋ってんだ?」

 

グリフィス「あ、ああ、何でもないよ。…そうだ、鬼退治に行くのなら、これを持って行ってくれ」

 

グリフィスは男に袋を差し出した。

 

???「あ?…おお、肉入り握り飯か、てめぇら気が利くな」

 

グリフィス「お腹がすいたときに食べてくれ」

 

???「ああ、サンキュー」

 

シャマル「一体、どんな作用があるのかしら?普通に作ったのだけど…」

 

グリフィス「なんなら、今すぐ、此処で食べてもいいんだぞ」

 

しかし、男は断った。

 

???「いや、後でにするよ。せっかく、ジジイが作ってくれたんだもんな…。大事に食べるぜ」

 

グリフィス「え…?」

 

男は歩き始めた。

 

???「んじゃ、行ってくるなー」

 

シャマル「あ!?ちょっと!?」

 

男は立ち止まって、シャマル達の方を向いた。

 

???「おっとー。忘れてた。」

 

 

ユウト「俺の名は、優斗太郎だ」

 

シャマル「優斗…太郎…」

 

優斗は、二人に優しそうな表情をして言う。

 

ユウト「ジジイ、ババア…」

 

しかし、優斗は突然、ヤクザがするような表情になって、二人に言う。

 

ユウト「いいかぁ!帰ってくるまでに、俺様の実印作っとけよー!わーったなー!」

 

そう言って、優斗は再び歩き始めた。

 

優斗の姿が見えなくなった後、二人は言った。

 

 

シャマル「あ、あの人、ウチの財産権利関係、全部奪う気だわ…」

 

グリフィス「とりあえず、無事に帰って来ない事を祈ろう」

 

シャマル「…そうね…」

 

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優斗は森の中を一人歩いていた。

 

ユウト「ったく!それにしても、湿気たジジイ、ババアに拾われちまったな」

 

ユウト「あれじゃあ大した財産もねえだろうし…」

 

呟きながら歩いていると、優斗のもとに動物の耳と尻尾を付けた一人の少女が現れた。

 

???「優斗太郎!」

 

ユウト「あん?何だてめぇ?」

 

少女は名乗った。

 

アルフ「あたしの名前はアルフ。見ての通り…。犬だよ」

 

ユウト「犬っつーよりは狼って雰囲気だな…」

 

アルフ「?。変な事を言うね。あたしは犬だよ」

 

アルフは一呼吸おいて言った。

 

アルフ「それよりも優斗太郎!あたしを家来にしないかい?」

 

ユウト「はあ?てめぇを?。ヤダね、面倒くせえ」

 

しかし、アルフは引き下がらない。

 

アルフ「まあまあ、そんな事は言わないで…。…んん?何か美味しそうな匂いがするね?」

 

ユウト「ああ、さっきジジイに貰った肉入り握り飯か?」

 

アルフ「肉入り握り飯!?……もし、良ければ、一つ食べてもいいかい?」

 

ユウト「まあ、一つ位ならやるけど…」

 

優斗は袋から肉入り握り飯を取り出した。

 

アルフ「い、いいのかい?」

 

ユウト「ああ、食いたいなら食えよ」

 

アルフ「じゃあ、遠慮なく………………うん!凄く美味いじゃないか!」

 

アルフが笑顔で言う。

そして、アルフは優斗に言った。

 

アルフ「優斗太郎。肉入り握り飯の御礼に、あたしが家来になるよ」

 

ユウト「いや、だからいいって…」

 

二人がそんなやり取りをしていると、猿のような服を着た女性が来た。

 

???「優斗太郎!」

 

ユウト「今度は何…って、何だてめぇ!?」

 

猿のような服を着た女性が名乗った。

 

トーレ「私は、戦闘機人…ではなく、…猿のトーレだ」

 

ユウト「嘘つけ!?今明らかに戦闘機人って言ったよな!?」

 

しかし、トーレはとぼける。

 

トーレ「む?何を言っているんだ?。私は猿だ、ウッキッキッとな」

 

ユウト「うわ!何か面倒くせえ奴だなオイ!」

 

トーレは、優斗の持っている袋に目がいった。

 

トーレ「優斗太郎。その袋は一体…」

 

ユウト「これか?肉入り握り飯だけど…」

 

その言葉にトーレは反応した。

 

トーレ「肉入り握り飯か…。一つ貰ってもいいか?」

 

ユウト「ああ、いいぜ」

 

トーレは優斗から肉入り握り飯を貰い、食べた。

 

トーレ「…………美味い!美味いではないか!」

 

ユウト「ちょ!米粒跳んでるから!」

 

そんなやり取りをしていると、また何かが、草むらから飛び出してきた。

 

???「優斗太郎!」

 

ユウト「うお!?何だよいきなり!?」

 

草むらから飛び出してきたのは、鳥の格好をした女性だった。

???「優斗太郎。私の家来にならんか?」

ユウト「またか…。って逆!逆!流れからいって、お前が俺の家来になりたいって、頼んで来るんだろうが!」

???「なんや、変化を恐れるなんて、案外おもろない男やなあ」

ユウト「で!、何?あんた?」???「極楽鳥の八神はやて、や」

 

ユウト「…キジ…じゃなくて?」

 

はやて「そうや。私は極楽鳥。極楽鳥は、赤道直下のニューギニア島に住む、とても美しい鳥なんや」

 

はやて「極楽鳥のオスは、メスに求愛するためのダンスを踊る事だけに、全身全霊を捧げとるんやで。…さあ!遠慮せずに踊るんや!極楽鳥太郎!」

 

ユウト「誰が極楽鳥太郎だ!俺の名前は優斗太郎!天玉うどんぶりの中から生まれた、優斗太郎だ!」

 

優斗の言葉を聞いた三人は、優斗にこんな事を聞いてきた。

 

アルフ「優斗太郎は、天玉うどんぶりの中から生まれたのか?」

 

トーレ「それは、天玉が母親か?それとも、うどんぶりが母親か?」

 

優斗は言葉に詰まった。何故なら、自分自身もよく分からないからである。

 

ユウト「いや…、そこまで詳しくは…」

 

トーレ「母親が何処の誰だか分からないだと!?な、なんとも不憫な…」

 

はやて「はあ…。あんなあ、子供は天玉うどんぶりから生まれはしないんやで。」

 

トーレ「何!?…では、何処からどうやって…」

 

はやて「しゃあないな。説明したるで、…優斗太郎が」

 

ユウト「俺かよ!?」

 

アルフ「あたしも知りたいな」

 

ユウト「え、え?と…。(説明できねーから!![インフェルノディバイダー]を[バーストナックル]して[ブラッドカイン]して[ブラックオンスロート]するって…、言えるわけねーだろうが!!)」

 

優斗がさすがに不味いと思っていると、突然声が聞こえて来た。

 

???「そこまでだ!優斗太郎!」

 

いきなりの登場に優斗は

 

ユウト「!?。て、てめぇは!?」

 

シグナム「シグナムだ!優斗太郎!」

 

ユウト「シグナム?え?と。ただのシグナム?」

 

シグナム「そうだ、何か不満があるのか?」

 

ユウト「いや、不満っつーか、不安っつーか」

 

シグナム「ふむ…。安心しろ、優斗。例え何があろうとも、優斗が滑稽な格好をして、狼や戦闘機人や狸を連れて、森の中を阿呆な会話をしながら闊歩して居ようとも、ずっと、お前のライバルとしてそばに居るぞ…」

 

ユウト「あー、まあ、薄々分かってたけど、やっぱり、狼と戦闘機人と狸だよな」

 

シグナム「それよりもだ優斗。その腰にぶら下げているのは、肉入り握り飯か?」

 

ユウト「何だ?これに反応するのか?意外だな、ほら、食いたいならやるよ」

 

優斗は肉入り握り飯をシグナムに差し出した。

 

シグナム「ふむ、なら貰おうか。…………ガハァ!」

 

肉入り握り飯を食べたシグナムが吐血した。

 

ユウト「ど、どうしたシグナム!?」

 

シグナム「ゆ…優斗。この…肉入り握り飯…毒だ…」

 

ユウト「うぇ!マジで!?でも、さっきこいつらも食ってたけど、なんともなかったみてえだけど…」

 

アルフ「美味かったよ」

 

トーレ「最高の塩加減に、肉がいい味を出している、とても美味かった」

 

シグナム「…という事は、私の食べたこの一個だけに、毒が盛られていたわけか…」

 

ユウト「そ…そうなのか…?」

 

シグナム「しかし…この状況でそんな芸当が出来るのはただ一人…優斗太郎!貴様だけだ!」

 

シグナムは優斗に向けて剣を構える。

 

ユウト「ちょ!?ストップ、ストーップ!?。てめぇ、さっき自分で肉入り握り飯取ったよな!?」

 

シグナム「言い訳は聞かんぞ!…優斗!、貴様は斬り伏せる!」

 

ユウト「うおい!?、人の話しを聞けい!?」

 

シグナム「斬る!!」

 

シグナムが優斗に切りかかる。

しかし、アルフが待ったをかけた。

 

アルフ「二人共、ちょっと待った!あれを視てくれないか?鬼ヶ島があるよ!」

 

アルフは、森の先にある海を指差した。

 

ユウト「何!?」

 

トーレ「ほう…。あれが鬼ヶ島か…」

 

はやて「鬼達よ…待っときや。すぐに極楽をみせたるで」

 

シグナム「ふふふ…。あの時の屈辱、今度こそ晴らさせてもらうぞ!!」

 

アルフ「よーし!みんなで鬼退治だよ!」

 

優斗以外『おー!!』

 

 

ユウト「て、てめぇら…。何急に話を進めようとしてんだ…」

 

優斗の発言で、はやてがため息をついた。

 

はやて「ハア…。ちょっと優斗太郎。このタイミングで茶々を入れるんはあかんで」

 

シグナム達がはやてに賛同する。

 

シグナム「そうだぞ優斗。此処は細かい事を言う場面では無いぞ。優斗太郎が家来を引き連れて、鬼ヶ島に悪い鬼を退治しにいく。それがセオリー通り、お決まりのパターンなのだぞ」

 

トーレ「まったく…。空気の読めない優斗太郎だな…」

 

アルフ「KY優斗だな」

 

ユウト「くっ…。まさかこいつらに、こんなまともな事を言われようとは…」

 

優斗がぶつぶつ呟いていると、はやては一冊の本を取り出した。

 

はやて「ほら、ぶつぶつ言っとらんで、早よ私に捕まり。鬼ヶ島に転移するで」

 

そして、優斗達は鬼ヶ島に転移した。

 

ーーーーーーーーー

 

鬼ヶ島

そこには、三人の鬼がいた。

 

茶色の髪をツインテールにした鬼『高町なのは』

 

金髪をツインテールにした鬼『フェイト・T・ハラオウン』

 

オレンジ色の髪をツインテールにした鬼『ティアナ・ランスター』

 

三人のもとに、沢山の人(?)が転移して来た。

ユウト「たのもー!」

フェイト「あれ?。なのは、ティアナ。お客さんだよ?」

 

ティアナ「うわあ、沢山来ましたね、なのはさん?」

 

ユウト「てめぇらが鬼ヶ島の鬼どもか?」

 

フェイト「あ、うん」

 

ティアナ「そうよ」

 

ユウト「そうか。そんならちゃっちゃとやっつけますか!」

 

なのは「え?やっつけるって…」

 

優斗がなのはの言葉を遮る。

 

ユウト「喜べ悪党ども!この優斗太郎様と、その仲間達が、鬼退治に来てやったぜ!!」

 

優斗の言葉を聞いたなのは達は慌てた。

 

なのは「ええー!?鬼退治ーー!?」

 

ユウト「今更気づいても遅い!やれ、家来ども!」

 

優斗が号令をかける。しかし、動く様子が無い。

 

ユウト「………?。何やってんだてめぇら!さっさとやれって。おいアルフ!はやて!」

 

優斗は二人の方を向いた。

すると…

 

アルフ・はやて『…まさか…そんな…』

 

なのは・フェイト『えっ…』

 

四人はお互いの姿を見て驚いている。

 

アルフ「…こんな所で、また会えたなんて…フェイト…」

 

フェイト「まさか…アルフ!?アルフなの!?」

 

はやて「なのはちゃん…。また会えたな…」

 

なのは「うん。久しぶりだね、はやてちゃん」

 

アルフとはやては、鬼の方に走り出した。

 

アルフ・はやて『なのは(ちゃん)ーー!!フェイト(ちゃん)ーー!!』

 

四人はお互いに抱き合った。

 

ユウト「なっ…!」

 

トーレ「鬼の方に行ったな」

 

シグナム「裏切り…だな」

 

 

ユウト「こらあ!!犬とキジ……じゃなくて、極楽鳥の分際で、何かましてやがんだ!!」

 

優斗が叫ぶ。するとアルフは言った。

 

アルフ「幼い頃に培った友情の前じゃ、全てが虚しいんだよ、優斗太郎…」

 

はやて「何年たっても、会えなくても切れない友情というのは、人類の宝や」

 

この言葉に優斗は

 

ユウト「てめぇら!い〜い度胸だな…。鬼ごと纏めてぶっ飛ばしてやんZ「まって!」」

フェイトが優斗の言葉を遮る。

 

ユウト「あん!」

 

なのは「まって!私達の話しを聞いて!」

 

ユウト「話し?ハッ!鬼の話しなんか聞いてられ「いいだろう。聞こうではないか」」

 

今度はトーレが優斗の言葉を遮る。

 

シグナム「ああ」

 

ユウト「ま…、また勝手に…」

 

なのは「ありがとうございます!そこのKYな黒髪の人以外は、話しが通じるんですね」

 

ユウト「ぐうっ…!」

 

フェイト「私は、こんな闘い、意味が無いと思う」

 

なのは「あなた達も、そう思いませんか?」

 

ユウト「はあ?何を甘っちょろい事を「思うな」うおい!?」

 

トーレがまた、優斗の言葉を遮る。

 

フェイト「そこの、ピンク色の髪をポニーテールにしたあなたは?」

 

シグナム「私か?…ふふふ…、私は優斗を倒す事さえ出来れば、お前達鬼に興味は無い」

 

ユウト「そうなのか!?」

 

シグナムの言葉を聞いたなのはとフェイトは

 

なのは「分かりました。なら、今この瞬間、私達は、鬼を止めます!」

 

ユウト「何!?」

 

フェイト「これが、私達の運命だから」

 

そう言って二人は、頭に付いた鬼の角を取った。

そして、なのはは白い服に、フェイトは黒い服に着替えた。

 

フェイト「私達は…」

 

なのは「普通の女の子に戻ります!」

 

二人の宣言に、シグナムとトーレは言う。

 

トーレ「そうか…。そこまでの覚悟が…」

 

シグナム「これは参ったな…」

 

トーレ「ああ。私達の完敗だな」

 

なのは「シグナムさん。トーレさん…」

 

アルフ「それじゃあ、みんなで仲直りの握手をしようか!」

 

みんなはそれぞれ、握手しあった。

 

フェイト「なんだか照れるね」

 

トーレ「少し、くすぐったい感じだな…」

 

なのは「平和って、くすぐったいものですよ」

 

シグナム「ふふふ…」

 

なのは「にゃはは…」

 

フェイト「ふふふ…」

 

アルフ「あはは…」

 

そして、みんなは笑いあった。

 

平和……それは、くすぐったいものだが、同時に暖かいものである。

これからは、人も鬼も、笑って語り合える時が来るだろう。

 

 

 

 

 

ユウト「ええ?…。あ?…、これは?。俺、完全に忘れられてる…?」

 

優斗の肩に手を乗せる人がいた。

 

ティアナ「大丈夫ですよ…、優斗さん…。私なんか、桃太郎風の番外編だからといって、着たくも無い、虎柄ビキニを着せられて、挙げ句の果てに、途中から完全に背景になってましたから…。忘れられてましたから…。ふふふ…」

 

何処かから、カラスの鳴き声が聞こえて来る。

それが、優斗とティアナにより、哀愁を漂わせた。

 

ーーーーーーーーー

 

 

これにて、優斗太郎物語に一件落着。

 

 

めでたしめでたし…

 

 

ユウト「んーーなわけあるかーーーーーーー!!」

 

説明
俺はこの日、掛け替えの無い奴らに出会った。
俺は車に跳ねられて死んだと思ったら、なんかよく分からんが別世界に行ってしまったみたいだ。
気が付けば、マッドな科学者や12人の姉妹と暮らしていたり、組織にケンカ売って犯罪者になっちまったり。平凡な日々を送っていたり
そして−−俺は戦う。ナンバーズ達を、世界を守るために
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