世界を越えし男と数の子たち 第26訓 偶には主人公が出ない話もありだよね |
今回は優斗が出ません。機動六課の話です。
機動六課
そこは、管理局に所属する魔導師の中でも、エリートが多く所属している、いわばエリート部隊である。
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訓練施設
なのは「それじゃ、今日の訓練はここまで!」
なのはの号令に、機動六課の前線部隊である、フォワード陣が返事をする
『はいっ!』
なのは「じゃ、解散!」
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機動六課、バスルーム
そこには、先ほどまで訓練をしていた少女達がいた。
片方は青髪の少女『スバル・ナカジマ』
もうひとりは、オレンジ色の髪の少女『ティアナ・ランスター』である。
スバル「いや?、今日の訓練も凄かったね、ティア」
ティアナ「そうね。前にあれだけの事件があったからか、訓練のレベルが上がったし」
スバル「えっと…たしか、J・R(ジエ・リヴォース)事件だよね」
スバルが思い出した様に言う。
ティアナ「そう、それ」
スバル「…そういえば、もう三週間経ってるんだね」
ティアナ「早いわよね、本当」
そう言った後、二人はバスルームを出た。
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食堂
そこでは、フェイトとシグナムが話をしていた。
フェイト「シグナム。今日もまた、模擬戦するの?」
シグナム「ああ、何時も済まないな、テスタロッサ」
フェイト「別に構ないけど…。ここのところ毎日だから。確か、J・R事件の一週間後位からずっとだし…」
シグナム「ああ…」
フェイト「…シグナム、前に好敵手(ライバル)が出来たって言ってたけど、その人に勝つためなの?」
シグナム「ああ、アイツは強い。…私よりもな」
フェイト「シグナムより…!」
シグナムの言葉にフェイトが驚いた。
フェイト「シグナム、その好敵手は、どんな人なの?」
シグナム「そうだな…」
シグナムはフェイトに、その好敵手の事を教えた。
シグナムの好敵手の事を聞いたフェイトは
フェイト「なる程…、シグナムの紫電一閃に打ち勝つなんて、凄いね、その人」
シグナム「あ、ああ…」
フェイト「私ならどうかな?」
シグナム「分からん。ただ、そう簡単には勝てないだろうな…」
フェイト「そう…。シグナム、そろそろ訓練、始めようか?」
シグナム「ああ、そうだな…」
そう言って、シグナムとフェイトは訓練施設に向かった。
シグナム「(…テスタロッサに優斗の事はあまり言えないな…)」
先程、シグナムがフェイトに好敵手…優斗の事を言った時、少しだがぼかして説明していた。
シグナム「(テスタロッサ…、済まない…)」
フェイトは、スカリエッティを憎んでいる。
そして、共犯者である優斗も、スカリエッティ程ではないが、憎んでいる節があるため、シグナムは優斗の、本当の事を話せなかった。
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部隊長室
そこに、三人の少女がいた。
一人は、機動六課の部隊長であり、茶色の髪に関西弁が特徴の少女『八神はやて』
もう一人は、赤い髪の少女『ヴィータ』
最後は…少女と言うよりは、妖精に見える、ユニゾンデバイスの『リインフォースU(ツヴァイ)』
はやて「今日もシグナムは、フェイトちゃんと模擬戦なんか?」
ヴィータ「そうみたいだぜ。ここ最近はよくフェイトと闘ってる」
リインフォース「なんでも、好敵手が出来て、その人に勝つためらしいですよ」
はやて「シグナムの好敵手…か。どんな人なんやろな?」
ヴィータ「それは分からないけど、シグナムの『紫電一閃』を打ち破るくらい強いらしいぜ」
リインフォース「そうなんですか?ヴィータちゃん?」
ヴィータ「まあ、本人がそう言ってたからな」
ヴィータの言葉を聞いたはやては、何かを考えていた。
少し考えた後、口を開いた。
はやて「…その人、民間協力者として、私の部隊に来てくれへんかな?」
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夜
機動六課近くの海岸
にシグナムはいた。
シグナム「………」
海を眺めているシグナムのもとに、一人の少女が近づいて来た。
なのは「シグナムさん、こんな所で何してるんですか?」
シグナム「高町か。…いや、少し、アイツの事をな…」
なのは「?。アイツって?」
シグナム「五十嵐優斗だ。お前も闘った事があるだろう?」
なのは「…はい。シグナムさん、あの人に会ったんですか?」
シグナム「ああ。この前、魔法練習場でな」
なのは「…シグナムさんは、あの人の事、どう思いますか?」
なのはの問いにシグナムが答える。
シグナム「そうだな…。闘って分かったのは、優斗は悪い奴ではない、という事か」
なのは「私も、あの人…優斗さんは、とても悪い人には見えなかった。今度、また会えたら、ちゃんとお話ししたい」
シグナム「…そうか」
なのは「…前に闘った時に、知ったような事を言うな、って言われたから…」
なのはは、その時の事をシグナムに話した。
なのは「…というわけなんです」
シグナム「…なるほどな…」
なのはは一呼吸置いて言った。
なのは「だから私は、優斗さんとお話ししたいんです。局員としてではなく、『高町なのは』として。シグナムさんは?」
シグナム「私も、優斗にはまだ、負けたままだからな。今度は私が勝つ!」
そう言って、二人は寮に戻った。
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五十嵐優斗
そして
高町なのはとシグナム
彼らは近いうちに再び邂逅する。
説明 | ||
俺はこの日、掛け替えの無い奴らに出会った。 俺は車に跳ねられて死んだと思ったら、なんかよく分からんが別世界に行ってしまったみたいだ。 気が付けば、マッドな科学者や12人の姉妹と暮らしていたり、組織にケンカ売って犯罪者になっちまったり。平凡な日々を送っていたり そして−−俺は戦う。ナンバーズ達を、世界を守るために。 |
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