世界を越えし男と数の子たち 第31訓 正義の反対はまた別の正義
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…内容が凄い事になってしまった。

ちゃんと書けてるかな…。

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ロッシェ堂を出た五人は、スカリエッティのアジトに向かった。

 

そして数時間後、優斗達はアジトの前に到着した。

 

なのは「スカリエッティのアジト、こんな所にあったんだ…」

 

ユウト「紛いなりにも犯罪者だからな、街の真ん中には住めねえよ」

 

シグナム「そうか…」

 

チンク「お前達、そんな所で話してないで、アジトの中に入るぞ」

 

チンクがそう言って、五人はアジトの中に入って行った。

 

ーーーーーーーーーー

 

アジトの中に入った五人は、スカリエッティの下に向かった。

 

そして、スカリエッティの研究室に入って行った。

 

ーーーーーーーーーー

 

スカリエッティ「ようこそ、機動六課の諸君。知っていると思うが、私がジェイル・スカリエッティだ。そして、隣りに居るのがウーノだ」

ウーノ「ウーノです」

スカリエッティとウーノがなのはとシグナムに挨拶する。

 

なのは「私は高町なのはです」

 

シグナム「私はシグナムだ」

 

二人もスカリエッティとウーノに挨拶する。

 

スカリエッティ「さて、君達は私達の事を知りたいらしいが…」

 

なのは「はい。私達は知りたいんです。本当のあなた達の事を」

 

シグナム「ああ、優斗達から聞いた話だと、お前はただの犯罪者とは思えない」

 

スカリエッティ「………」

 

なのは「…教えてくれませんか?」

 

なのはの言葉に、スカリエッティは悩んだ。

 

優斗とチンクから、二人が自分の本当の事を知りたがっている事は知っている。

しかし、本当の事を話した時、二人が信じている物がどうなるか分からないからだ。

 

だからスカリエッティは、二人に確認を取る事にした。

 

スカリエッティ「…分かった、話すと長くなるけど、大丈夫かい?」

 

なのは「大丈夫です」

 

シグナム「私も大丈夫だ」

 

スカリエッティ「そうか…。では、話す前に、一つ言っておこう」

 

 

スカリエッティ「君達には『覚悟』はあるかい?」

 

なのは「…覚悟、ですか?」

 

シグナム「…どういう事だ?」

 

スカリエッティ「…君達にこれから話す事は、紛れもない事実だ。そしてそれは、君達には信じられない事かもしれない…」

 

なのは達は、スカリエッティがこれから話そうとしている事が、とんでもない事だと言う事を理解した。

 

なのはとシグナムは、一瞬躊躇ったが、覚悟を決めた。そして、スカリエッティの話を聞く事にした。

 

何故なら、二人は真実を知るために此処へ来たのだから。

 

なのは「…分かりました。話して下さい」

 

シグナム「私達は本当の事を知るために此処へ来た。話してくれ、本当の事を…」

 

スカリエッティ「…分かった。では、一つずつ話していこう」

 

スカリエッティは二人の顔をしっかりと見て話し出した。

 

スカリエッティ「私は、普通の生まれの人間ではないのだよ。私の娘…戦闘機人と同じ造られた存在だ、遺伝子操作やクローニング技術で生み出された人造生命なのだよ」

 

なのは・シグナム『!?』

 

スカリエッティの言葉に二人は驚きを隠せない。

スカリエッティは続けて言う。

 

スカリエッティ「そして、私は『ある者』達の欲望の為に生み出された」

 

なのは「…誰ですか、その『ある者』って…?」

 

スカリエッティ「…『時空管理局』だよ」

 

シグナム「なんだと!?管理局が…お前を生み出した!?」

 

なのは「どういう事なんですか!?」

 

スカリエッティ「正しくは、管理局の『最高評議会』が、だね…」

 

スカリエッティは、二人に自分の事を話していった。

 

スカリエッティの話を聞いている二人は、スカリエッティの話した真実に驚愕し、管理局の実態に言葉が出なくなった。

 

ーーーーーーーーーー

 

スカリエッティが話し始めて数時間後

 

スカリエッティ「…これが、私の、そして管理局の真実だ…」

 

スカリエッティが話し終えた時、なのはとシグナムは、信じられない、と言わんばかりの表情になっていた。

 

なのは「そんな…管理局が、全ての元凶だったなんて…」

 

シグナム「しかも、スカリエッティが行ってきた事が、管理局に命令されていた事だったとは…」

 

本来なら信じる事は出来ないだろう。『正義』を名乗る管理局が違法行為をしているのだ。

しかも、違法研究により指名手配の犯罪者であるスカリエッティが、管理局の欲望の為に造られて、命令され違法研究を行わされていた、言わば被害者だったのだから。

しかも、映像付き(優斗が以前に観た物と同じ)で、管理局が行っている違法行為を観たのだから信じざるを得ない。

 

なのは達は、管理局の実態を知り、自分達の信じていた『正義』が正しいのか分からなくなってしまった。

 

なのは「…シグナムさん」

 

シグナム「…ああ、正直な所、自分達の信じている『正義』が一体何なのか、分からなくなってしまった」

シグナム達は、自分達の『正義』に疑問を持ち始めた。

そんな二人に、スカリエッティは言う。

 

スカリエッティ「…『正義』なんてのは人それぞれだよ」

 

なのは「……?」

 

スカリエッティ「君達にとっての『正義』とは何だい?」

 

なのは「私達の…」

 

シグナム「正義…」

 

スカリエッティは続けて言う。

 

スカリエッティ「君達は、何のために管理局に入ったんだい?」

 

なのは・シグナム『………』

 

なのはとシグナムは、自分達が管理局に入った時の事を思い出していた。

 

暫くして、二人は下げていた頭を上げた。そして二人は、当時の思い、そして気持ちを思い出した。

 

その様子を見たスカリエッティは、二人に言った。

 

スカリエッティ「…どうやら、大丈夫みたいだね」

 

なのは「はい!」

 

シグナム「ああ、私達には私達の『正義』がある!そして、私達の信じている事を信じればいい!」

 

二人の言葉を聞いたスカリエッティは満足そうに言う。

 

スカリエッティ「そうか、どうやら君達は間違った道には進まないだろう」

 

なのは「私達は管理局員ですから」

 

シグナム「一つでも犯罪を減らさねばな」

 

スカリエッティ「まあ、犯罪を犯している管理局員は全体の一部…上層部だ。だけど、君達は、そして機動六課はその一部にならないでくれ」

 

なのは「はい!」

 

シグナム「ああ!」

 

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なのはとシグナムは、機動六課に帰って行った。

 

なのは「それにしても…。ジェイルさんもナンバーズ達も、本当は私達と余り変わらないんですね」

 

シグナム「そうだな…。だが、これ(‥)を知っているのは、私と高町だけか…」

 

なのは「…まあ、普通は信じられないですよね。スカリエッティは被害者だったなんて」

 

シグナム「とはいえ、スカリエッティ自身も犯罪行為をしていたんだ。自分が行ってきた犯罪行為を認めているとはいえど…」

 

なのは「だけど、本当の事を知れて良かった」

 

シグナム「そうだな…。だが、内容が内容だからな、これは他言無用だ。特に、テスタロッサにはな…」

なのは「そうですね…。フェイトちゃん、ジェイルさんの事を憎んでるから、話すにしても話し難いし…」

 

そう会話しながら、二人は機動六課に帰って行った。

 

二人がスカリエッティから聞いた話は、当分の間、二人だけの秘密となった。

 

そして、二人は誓った

 

『自分達が管理局を少しずつでも変えていこう』と

 

 

そして二人は、再び今まで通りの生活に戻っていった。

 

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説明
俺はこの日、掛け替えの無い奴らに出会った。
俺は車に跳ねられて死んだと思ったら、なんかよく分からんが別世界に行ってしまったみたいだ。
気が付けば、マッドな科学者や12人の姉妹と暮らしていたり、組織にケンカ売って犯罪者になっちまったり。平凡な日々を送っていたり
そして−−俺は戦う。ナンバーズ達を、世界を守るために。

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