緋弾のアリア〜黒き思惑〜第4弾 |
神崎が、おれにガバメントをむける。
「さぁ、勝負よ!」
なぜこうなったかって? それは、30分前のことだ、レキとわかれておれは強襲科の、 キンジは探偵科の実習に行こうとしたときおれらは、彼氏募集中の怪力教師、 蘭豹に呼び出された。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「おぉ、きたな。」
「何の用ですか?5限目があるんですか。」
「さっき教務科に依頼がきたんや、それでなおまえらには、もう一度ランクつけのテストをう けてもらうことになったんや。」
「はい?」
「もう一回テストうけろ言うてんや。」
「まってください。キンジはともかくおれはちゃんとうけましたはずですよ!?」
「なにがちゃんとうけたや、おまえは試験中ずっと寝てたやろ。」
「受けたには変わらないでしょ。てか誰ですか、そんなめんどい依頼していたやつ は!?」
「おまえには、断るけんりないからな黒神。」
「スルーですか。」
このアマぁ、出会い系サイトにランランとして載せてるのばらしてやろうか。
「断るんなら、せやなぁ、フルコースをうけてもらうで。」
それをきいた瞬間冷や汗がたっぷりでてきた。 フルコースとは、武偵高の教務科の職員全員からそれぞれの罰をくらわさられるこ と(死亡率200%)である。死にたくないのでおれは、しかたなく、受けた。
「わかりました。(だりー)」
「よしよし、おまえはどうする遠山。おまえは強制じゃないで。」
「じゃぁ、見学しときます。」
◆ ◆ ◆ ◆
しかたなく受けることになったおれは、体育館で20人のAランク武偵(同級生) と向かい合っていた。
(めんどくせーからてぬきでやるか。一人がんばって倒したようにみせて降参し よ。)
「そや、手ぇぬいたらフルコースやからな。全員倒すまでやるからな。」
チッ、先手を打たれたか。
「わかりましたぁ。(どうせ全員倒すなら早くおわらそうかな。)」
10分後・・・・・
テストは終了した。観に来ていた生徒は呆然とおれをみている。 ま、そうなるよな。Aランク武偵20人が、10分で、しかも素手で倒されて いくのみたらな。驚いてないのはキンジぐらいだ。
「相変わらずの強さだな。」
「これでも手加減したんだぞ?」
「「「「これで!?」」」」
みんなおどろいてるね〜。スルーしとこ。
「さて、先生。テスト終了しましたよ。さいなら〜」
帰ろうとしたおれの背中に嫌な声がかかった。
「まだよ。」
「は?」
「今度は私と戦ってもらうわ。」
「・・・・・・・さよなら〜」
「まちなさいよ!」
「なんですか?」
「わたしと戦いなさい!」
「いやです。じゃ。」
バン
床にぶっ放すなよ
「まちなさいっていってんでしょ!なんで戦いたくないのよ!理由をいいなさ い!」
理由って、そんなの
「めんどくさいから。」
「却下よ!」
あ、やばい殺したくなった。落ち着け、おれ。 学校が終わればレキとひさびさのデートだ。うまくいけばキスもいけるかもしれないんだぞ。 深呼吸、深呼吸、よし、落ち着いた。
「なんでおれと?」
「太陽はなぜ昇る?月はなぜ輝く?夜哉は質問ばっかりの子供みたい、仮にも 武偵なら、自分で考えなさいよ。」
・・・・もういいよね、殺していいよね。
「お、落ち着け夜哉。ドス黒いオーラがでてるぞ。」
「やる気になったのね。」
「帰る。」
「な、なんでよ。」
「めんどい。」
「却下って言ってるでしょう!それと、私は嫌いな言葉が三つあるのよ。『ムリ』『疲れた』 『面倒くさい』。この三つは人間の持つ可能性を自ら押し留める良くない言葉。あたしの前で 二度と言わないこと。いいわね!」
「しるか、自分が言う言葉を他人にとやかく言われる筋合いはねえ!」
「うるさい、さっさとかかってきなさい。」
こ、こいつ、話がかみあってねえぞ。
「こないならこっちからいくわよ。」
バババババ
「あぁもういい、殺す!」
神崎が撃ってきた銃弾がくる。
ガガガガガ
すべての弾が床に落ちた。
「!?」
眼を大きく開いてる神崎に一気に距離を詰めて腹に蹴りを放つ。 チッ、後ろに跳んでダメージを半減させたか。
「ケホッ、弾をたたき落としたの!?」
おれはシカトして、
「爆殺槍」
「紅い槍?どこから・・・!?」
おれはしゃべる暇をあたえず投げる。何本も。神崎はおれが投げる槍を避け続ける。
「そんなんじゃわたしは倒せないわ!」
「どうかな。」
神崎の周りはおれが投げた槍が突き刺さっている。
「神崎、そこから離れろ!」
「爆!」
槍一本一本が半径1メートルの範囲まで、爆発をおこした。
「チッ、キンジの声に反応しなかったらいまごろ肉片になってたぜ。」
「な、なんなの、あんたの力は」
「武偵なら自分で考えな。」
「あなたの力はわからないけど、弱点はわかったわ。あんたは、距離を おこうとしている。つまり、あんたは接近戦が苦手なのよ。」
「・・・・・」
どっからそんなのが、わかるんだ?確かに距離はおいたが、それは爆発をくらわないようにた めだ。
「近接なら!」
背中から2本の刀を取り出しつっこんでくる神崎にしかたなく近接戦をする。
「黒刀、鬼迅」
「黒刀ね、いくわよ!」
2本の刀をつかい、切りかかってくる神崎にわざと圧される。
「やっぱり、接近戦は苦手みた・・・・なっ!?くっ」
今度は、逆に押し返し、切りかかろうとして、やめた。刀を地面にさす。
「やめだ。」
「な、なにいってるのよ。やっとやる気出したとおもったら。」
「弱い奴とやる気は無い。」
「なによ、途中まで私が優勢だったじゃ」
「そこだよ。あんたは、おれが手加減してることもわかってない。少し本気だした らおされてた。」
「ぐっ、だけどまだ終わってないわ。決着がつくまでよ。それに、私は、あなたの 力がわかったのよ。さあ、続きをやるわよ。」
「はあ、鋼鉄の壁」
めんどくさいおれは、神崎を鋼鉄の壁で覆ってやった。
「なによこれは、ちゃんと戦いなさい。」
「これも戦略だ。5分で壊せたら続きをやる。ムリなら帰る。おいキンジ、先に 帰っとけ。おれは、ちょっと遅くなるから。」
「わかった、レキによろしく伝えといてくれ。じゃあな。」
「じゃ。さて、のこり、4分だぜ。どうする。」
「しかたないわ、蘭豹先生、50万+します。」
ドン!おいおい、教師がでてくるか?
「ってか鋼鉄を素手で壊すか普通?」
「さあ、続けるわよ。卑怯とは言わせないから。これも戦略なんだから。」
「おれは倒せないぞ。接近戦でもな。」
「まだ近接銃撃戦があるわ。・・・・あ、あれ?どうして?」
「お探しのものはこれか?」
おれは弾倉を取り出す。さっきの接近戦のとき盗んどいたものだ。
「か、返しなさい。」
「やだよ、これも戦略だ。」
おれは、弾倉を握りつぶした。
「さて、まだやんの?」
「あたりまえよ、私は強くなくちゃいけないのよ。」
なんかもう主旨ずれてね?ま、いっか。
「なんで強くいたいんだ。」
「うるさい、あたしには時間がないのよ!」
意味分からん。
「わかったよ、本気でやってやるよ。ただし、死んでも知らねえから。とべ。」
横に振った刀から、黒い斬撃がとぶ。
「な!?ぐうううう、きゃ!」
斬撃を受け止めきれず後ろに吹っ飛ぶ神崎、だが
「まだまだいくぞ。」
とんでいく斬撃、避ける神崎、観ている生徒は、蘭豹すらおれの力に驚きを隠せな いようだ。そりゃ、目の前で、マンガみたいな光景が広がっていたら驚くわな。 だが、ま。終焉だ。
「飛べ、夜煌鳥」
刀は、10羽の鳥となり神崎に飛ぶ。
「な!?鳥!?こ、このぉ!」
「よそみすんな、よっ。」
「ぐはっ。」
夜煌鳥に注意がいってる間に一気に距離を縮め鳩尾に拳を放ち、吹っ飛ばす。
なんか、デジャブ。
「こ、この。っ!?」
神崎は動けない、
「動くと首が飛ぶぞ。」
首に夜煌鳥から戻った鬼迅を当てられてるからだ。
「おれの勝ちだ。」
「あんたの力は自分が言った言葉を具現化させる力ね。」
「へ〜、あんたでもそこにはたどりついたか。でも、残念だがはずれだ。もしそう なら、名前ではなくもっと具体的に言わなきゃないけないはずだぜ。」
「じゃあなんなのよ!」
「武偵なら自分で考えろ。じゃあな。」
「まちなさい、あんたの力のことはいいわ。」
「じゃあ、なに。」
「あんた、私の奴隷になりなさい。」
「・・・・は?」
何いってんだ、この負け犬は。全員かたまっちゃてるよ。
「だ か ら、奴隷になりなさいっていってるのよ。」
「あー、バカ?」
「な、なんですって!?もう一回いってみなさい。」
「ばかだろ。」
「に、二回もいったわね。許さないわ!」
「今まけたばっかの奴につく意味が分からん。」
「うるさい、あんたは今から私の奴隷よ。主人を敬いなさい!」
♪〜♪〜
「おっと、この着メロは、もしもしレキ?」
「夜哉さん、約束忘れてませんか?」
お、怒ってるぞ。今何時だ?
・・・ゲ、授業おわってるし。
「ご、ごめん。再試験を受けけて、負け犬が吠えてて。今行くから。」
「ちょっと、主人を前にし「だまれ殺すぞ。」・・・・・・」
「だれですか?今の声」
この声だけで人殺せそうと思うほど殺気に満ちていた。
「負け犬だよ。あってから訳はなすから、今どこ?」
「校門前です。」
「2分でいく。ピッ」
「さあ私のどれ・・・」
「おれをつけたら・・・地獄をみせてやる。」
このときおれは形容しがたい殺気があったらしい 生徒の一人の証言より。 そんなことより、おれは校門まで走る。
「2分ちょうど。」
「すいませんでした。」
「言い訳は行きながらききます。」
「はい。」
やっぱり、怒ってる。背後に阿修羅がみえるほどだ。全部の顔がキレてるな。
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