俺、遊戯王の世界で生き残れるかな…… 第七話 |
「初めまして山崎涼太。俺の名前は((竜宮寺|りゅうぐうじ)) ((王真|おうま))! 君と同じ転生者さ!」
そう言った王真は人の良さそうな笑顔を浮かべた。
「そっか〜同郷……かは分からないけど同じ様な境遇の奴に出会えるなんて俺達ついてるな!
「ああ、まったくだ。今度、向こうのアニメについて語り合おうぜ!」
俺達は少しの間和やかに話し合った。どうやら王真は向こうでも遊戯王の大会に出場して優勝を何回もした実力者らしい。
「あ、そう言えば何で王真は俺のこと呼び出したんだ?」
「ん? ああ……忘れてたよ(俺の名前を呼び捨てにすんな。カスが!)」
王真は少し照れくさそうに言った。
「実は涼太に頼みがあるんだ」
「頼み?」
何だろう?
「言いにくいんだけど……涼太のFATEデッキ、俺にくれないか?(てめえみたいなカスにはそのデッキは勿体ねえ)」
「え? はぁ!?」
実力者の王真が俺のデッキが欲しいだって!?
「もちろんお礼はする! ほら、この世界ではカードの価値がおかしいくらいに高いだろ?」
確かに、ブルーアイズとかレッドアイズとか。何十万もするカードがあるらしいし。
「そのレアカードをお前が欲しい分だけ渡す! だから譲ってくれないか!?(俺が持っているトランクはどんなカードでも無限に出てくるトランクだ。雑魚に強いカードをやった所でこっちの懐は痛まない……ククク)」
「し、しかしだな」
「それに君のカードも強い人間に使って貰った方が活躍できて幸せなんじゃないか?(俺みたいにな!)」
俺は王真の言葉にハッっなってデッキを見る。前々から思っていたことがある。セイバー達はかなり強いカードだから俺みたいな弱い奴より強い人間に使って貰った方が嬉しいんじゃないか、そう思っていた。セイバー達は全員精霊だ。だからこそもっと活躍させてあげられる人の下に居たほうが良いんじゃないかって……
「で、でも俺は今度制裁デュエルをしなければならない。このタイミングでセイバーを手放すことは……」
俺はデュエルアカデミアに残らなければ☆ぱーん☆ってされるかもだし。
「(ちっ、面倒くさいヤローだ。俺にカードを渡してさっさとアカデミアから出て行けばいいのによ)ならその後ででも良いよ」
この時の俺はどうかしていた。後で思い返してみてもバカの事をしたと思う。だがこの時の俺は何故か王真にデッキを渡そうとしていた。
「……それなら良いよ」
(涼太! 何を言っているのですか!? 私達は涼太のサーヴァントなのですよ!?)
「でもセイバー。俺じゃお前たちを使いこなしてやれない。だからこの人に渡したほうが君たちのためなんだ……」
俺はセイバーに小声で言った。
(涼太……)
(このままじゃ不味いわね? セイバーちょっとやって欲しいことがあるんだけど……ゴニョゴニョ)
(なっ!? キャスター!? そんな事出来るわけないでしょう!?)
(でも有効な手よ?)
(そうですよセイバー)
(ライダーまで!?)
(離れたくないのなら早くやりなさい)
(くぅ……分かりました!)
なにやらセイバーとキャスターとライダーの女性陣がこそこそやっているがその間にも俺と王真は話をしている。
「じゃあ、制裁デュエルの後にデッキを君に渡すと(涼太)……何だセイバー?」
俺はセイバーのほうを向く。すると……
(涼太は……私たちを捨てるのですか?)
セイバーがウルウルした目で上目遣いで頬を染めながら俺にそう言った。
「ぐはっ!?」
「吐血!?(いきなりなんだこいつ!?)」
(鼻血!?)
俺のいきなりの吐血アンド鼻血に王真とセイバーは驚いていた。
「……すまない王真。気が変わった。このデッキを譲る条件が出来た」
「条件?」
王真は少し首を傾げた。
俺はデュエルディスクを取り出して腕につける。少し前までの変な考えは無くなっていた。
「こいつらは俺がこの世界に来てからずっと一緒だった相棒みたいな存在だ。譲るなら出来るだけ強い人に託したい。だからこのデッキに勝てる位じゃないと譲れないな!」
もちろんさっきのを見ちまった俺にセイバーたちを譲る気なんてさらさら無いけど、もう言ってしまった事は簡単には覆せない。ならそれに条件をつけて俺が勝てば万事解決! ……勝てればだけど。
「……分かった良いよ! 君も俺の腕を見ないことには譲るのは不安だよね!(雑魚が! てめえ如きが俺を試すだと!? 舐めてんじゃねえぞ!)」
そう言って王真もデュエルディスクをつけてデッキをつける。
「行くぞ!」
「「デュエル!」」
「まずは俺の先攻! ドロー!」
(涼太)
俺がモンスターを召喚しようとするとセイバーが俺に話しかけてきた。
(気をつけてください。彼から邪な気配を感じます)
邪? どこにでも居る普通の男子だぞ?
王真side
ん? あのカス、何チラチラ視線が動くんだ?
まさか精霊が……いや、そんなはずはねえ! 俺にも見えていない物を雑魚が見えるなんてありえねえ! はっ! まさかエスパー絽場の野郎みたいにどこからかカードを盗み見てるのか!
……なんて野郎だ、許せねえ! 待っていろアルトリア。そんなカスからはもうすぐ救ってやる!
side out
(兎に角、気を付けて下さい)
うーん、セイバーがそこまで言うなら少しくらい警戒すっか。
「おーい! どうしたんだ?」
俺が考えていると王真が話しかけてきた。いっけね! 俺はデュエルに集中する。
「 俺は『魔術師・バゼット』を召喚! このカードは召喚されたとき自分のデッキ、手札からサーヴァントと名のつくモンスターを特殊召喚することができる! 俺は『サーヴァント・ランサー』を特殊召喚!」
「お、バゼットか(バゼット、俺が必ず救ってやる)」
『魔術師・バゼット』
レベル4 地 効果 魔法使い族
攻1400 守1000
このカードが召喚されたとき自分のデッキ、手札からサーヴァントと名のつくモンスターを特殊召喚する。このカードが戦闘で破壊されたターンの最後にこのカードをフィールドに守備表示で特殊召喚することが出来る。
このカードが攻撃対象に選ばれた場合、ダメージステップ時このカードの攻撃力は500ポイントアップする。
『サーヴァント・ランサー』
レベル4 地 効果 戦士族
攻1500 守1000
自分のフィールドに『魔術師』と名のつくモンスターがいないとき次のターンのエンドフェイズにこのモンスターを破壊する。
「俺は更にカードを1枚伏せてターンエンドだ!」
俺 ライフ4000 手札4枚
モンスター 『魔術師・バゼット』『サーヴァント・ランサー』
魔法・罠 1枚
王真 ライフ4000 手札5枚
モンスター なし
魔法・罠 なし
「俺のターン! ドロー!(雑魚が! 一瞬で消滅させてやる!) 手札から魔法カード『サイクロン』を発動! その伏せカードを破壊!」
「くっ!」
しまった。『((炸裂装甲|リアクティブアーマー))』が破壊された!
「俺は更に『未来融合−フューチャー・フュージョン』を発動! エクストラデッキに存在する融合モンスター1体をお互いに確認し、決められた融合素材モンスターを自分のデッキから墓地へ送る! 俺が指定する融合モンスターはこれだ」
そう言って王真が見せてきたカードは……
「『((青眼の究極竜|ブルーアイズ・アルティメットドラゴン))』だと!?」
そう、この世界では3枚しかないはずの『((青眼の白龍|ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン))』を融合素材にして召喚可能なモンスターだった。
「そうだ! デッキにある『((青眼の白龍|ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン))』を3枚墓地に送る! これで2回目のスタンバイフェイズの時に『((青眼の究極竜|ブルーアイズ・アルティメットドラゴン))』を特殊召喚できる!」
『未来融合−フューチャー・フュージョン』
永続魔法
自分のエクストラデッキに存在する融合モンスター1体をお互いに確認し、決められた融合素材モンスターを自分のデッキから墓地へ送る。
発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に、確認した融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。
『((青眼の究極竜|ブルーアイズ・アルティメットドラゴン))』
レベル12 光 融合 ドラゴン族
攻4500 守3800
「青眼の白龍」+「青眼の白龍」+「青眼の白龍」
『((青眼の白龍|ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン))』
レベル8 光 通常 ドラゴン族
攻3000 守2500
「さらに俺は手札から『((龍の鏡|ドラゴンズ・ミラー))』を発動! 墓地の『((青眼の白龍|ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン))』を除外して『((青眼の究極竜|ブルーアイズ・アルティメットドラゴン))』を特殊召喚!」
『((龍の鏡|ドラゴンズ・ミラー))』
通常魔法
自分のフィールド上または墓地から、
融合モンスターカードによって決められたモンスターをゲームから除外し、
ドラゴン族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。
おいおい……嘘だろ?
俺の目の前には遊戯王の無印で最高クラスの攻撃力を持ったモンスターが現れた。
「バトルだ! 『((青眼の究極竜|ブルーアイズ・アルティメットドラゴン))』で『サーヴァント・ランサー』に攻撃! アルティメット・バースト!」
『((青眼の究極竜|ブルーアイズ・アルティメットドラゴン))』が3つの口を開き白い閃光を放ってくる。それを受けて俺の『サーヴァント・ランサー』は蒸発してしまった。
俺 ライフ4000→1000
「俺はカードを2枚伏せてターンを終了する(ははは! これでカスのライフは残り1000だ! ……いや。まだ油断は出来ない。カスのデッキはFATEデッキだ。何が出てくるかは俺にも分からない)」
俺 ライフ1000 手札4枚
モンスター 『魔術師・バゼット』
魔法・罠 なし
王真 ライフ4000 手札1枚
モンスター 『((青眼の究極竜|ブルーアイズ・アルティメットドラゴン))』
魔法・罠 『未来融合−フューチャー・フュージョン』 伏せ2枚
「俺のターン! ドロー!」
これは、トメさんに貰ったパックの中に入っていた……ラッキーだ!
「俺は『魔術師・遠坂凜』守備表示で召喚! 更に効果で『サーヴァント・アーチャー』を特殊召喚する!」
『魔術師・遠坂凛』
レベル4 光 効果 魔法使い族
攻1300 守1300
このカードが召喚されたとき自分のデッキ、手札からサーヴァントと名のつくモンスターを特殊召喚する。
『サーヴァント・アーチャー』
レベル4 風 効果 戦士族
攻500 守2000
自分のフィールドに『魔術師』と名のつくモンスターがいないとき次のターンのエンドフェイズにこのモンスターを破壊する。
「お、遠坂か。やっぱ良いね。華があるデッキは(凜もだ。もうすぐ俺が助けるぞ)」
「よく言うよ。ブルーアイズなんて使ってくるくせに。俺は『魔術師・バゼット』を守備表示に変更。更にカードを2枚伏せてターンエンド」
俺 ライフ1000 手札2枚
モンスター 『魔術師・バゼット』『魔術師・遠坂凛』『サーヴァント・アーチャー』
魔法・罠 1枚
王真 ライフ4000 手札1枚
モンスター 『((青眼の究極竜|ブルーアイズ・アルティメットドラゴン))』
魔法・罠 『未来融合−フューチャー・フュージョン』 伏せ2枚
「俺のターン! トラップ発動!『異次元からの帰還』! ライフを半分払ってゲームから除外されている自分のモンスターを可能な限り自分のフィールドに特殊召喚する!
さあ、戻って来い! 俺のブルーアイズ!」
王真 ライフ4000→2000
『異次元からの帰還』
トラップ
ライフポイントを半分払って発動する。
ゲームから除外されている自分のモンスターを可能な限り自分フィールド上に特殊召喚する。
エンドフェイズ時、この効果で特殊召喚した全てのモンスターはゲームから除外される。
王真のフィールドに更にブルーアイズが召喚された。
「ブルーアイズの攻撃! 滅びのバーストストリーム!」
王真のフィールドに召喚された3体のブルーアイズが俺のモンスターたちに向けて閃光を放つ。
「トラップカード発動! 『くず鉄のかかし』!「カウンタートラップ発動!『神の宣告!』」んなっ!?」
『神の宣告』
カウンタートラップ
ライフポイントを半分払って発動する。
魔法・罠カードの発動、モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚のどれか1つを無効にし破壊する。
王真 ライフ2000→1000
俺の『くず鉄のかかし』がどこからか放たれた雷によって消滅した。
防御を失った俺のモンスターは全てブルーアイズによって破壊される。
「最後だ!『((青眼の究極竜|ブルーアイズ・アルティメットドラゴン))』の攻撃! アルティメット・バーストストリーム!」
アルティメットドラゴンが俺に攻撃を放ってくる。そうはさせない!
「トラップカード発動!『パワー・ウォール』発動!」
これがトメさんから貰ったパックの中に入っていたカードだ!
『パワー・ウォール』
トラップ
相手フィールド上のモンスターの直接攻撃によって自分が戦闘ダメージを受ける場合、自分のデッキの上からカードを任意の枚数墓地に送る事で、自分が受ける戦闘ダメージを墓地に送ったカードの枚数×100ポイント少なくする。
「デッキのカード36枚を墓地に送って墓地に送ったカード枚数×100ポイントダメージを少なくする!」
俺ライフ1000→100
「おお、残ったな(カスが! そのまま死ねば良いものを!) 俺は魔法カード『融合』を発動! 俺のフィールドのブルーアイズ3体を融合! 現れろ!『((青眼の究極竜|ブルーアイズ・アルティメットドラゴン))』!」
『融合』
魔法
手札・自分フィールド上から、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。
王真のフィールドに2体目の『((青眼の究極竜|ブルーアイズ・アルティメットドラゴン))』が召喚された。
「俺はこのままターンエンドだ」
俺 ライフ100 手札2枚
モンスター なし
魔法・罠 なし
王真 ライフ1000 手札1枚
モンスター 『((青眼の究極竜|ブルーアイズ・アルティメットドラゴン))』『((青眼の究極竜|ブルーアイズ・アルティメットドラゴン))』
魔法・罠 なし
「俺のターン! ドロー! 俺は手札の『英霊・エミヤシロウ』の効果を発動! 墓地に『魔術師・衛宮士郎』が存在する時、このカードを手札から特殊召喚できる! 来い! アーチャー!」
『英霊・エミヤシロウ』
レベル7 風 効果 魔法使い族
攻2000 守2500
墓地に『魔術師・衛宮士郎』が存在する時、このカードを手札から特殊召喚できる。
自分のフィールドに『魔術師』と名のつくモンスターがいないとき次のターンのエンドフェイズにこのモンスターを破壊する。
俺のフィールドにエミヤシロウが魔方陣から現れる。
「さーて、問題だ。FATEデッキを使っている俺ですが。そのデッキにはフィールド魔法が1種類だけあります。さて、それはなんでしょう?」
「FATEのフィールド魔法……あれか!」
「ご名答!俺は手札からフィールド魔法『|無限の剣製《アンリミテッド・ブレイド・ワークス》』を発動!」
フィールド魔法を発動するとエミヤシロウが呪文を唱える。
『I am the bone of my sword.(体は剣で出来ている)』
『Steel is my body,and fire is my blood.(血潮は鉄で 心は硝子) 』
『I have created over a thousand blades.(幾たびの戦場を越えて不敗) 』
『Unknown to Death.(ただの一度も敗走はなく) 』
『Nor known to Life.(ただの一度も理解されない) 』
『Have withstood pain to create many weapons.(彼の者は常に独り 剣の丘で勝利に酔う) 』
『Yet,those hands will never hold anything.(故に、生涯に意味はなく。) 』
『So as I pray,unlimited blade works.(その体はきっと剣で出来ていた。) 』
エミヤが唱え終わった瞬間、辺りは一瞬炎に包まれた。
次の瞬間、俺と王真は別の場所に居た。果てしない荒野が続き、空には錆付いた色の歯車が回っている。そして周りにあるのは……名剣、名刀、魔剣、聖剣、剣剣剣……
ここが|無限の剣製《アンリミテッド・ブレイド・ワークス》。エミヤシロウの唯一にして最強の魔法。これを使って負ける気がしない!
「このカードは墓地に存在するエミヤシロウが装備できる装備魔法の数だけエミヤシロウの攻撃力が1000ポイント上がる! 墓地に存在する装備魔法の中でエミヤシロウが装備できるカードは6枚! これにより、エミヤシロウの攻撃力は6000アップ! 更に相手モンスターの攻撃力が1000ポイント下がる!」
『((青眼の究極竜|ブルーアイズ・アルティメットドラゴン))』
攻4500→3500
簡単に言えば『ディノインフィニティー』の装備魔法版だね。
『((無限の剣製|アンリミテッド・ブレイド・ワークス))』
フィールド魔法
『英霊・エミヤシロウ』もしくは『魔術師・衛宮士郎』がフィールドに存在する時のみ発動できる。
墓地に存在する『英霊・エミヤシロウ』、『魔術師・衛宮士郎』が装備できるカードの数×1000ポイント攻撃力がアップする。
『英霊・エミヤシロウ』、『魔術師・衛宮士郎』はこのカードの対象となったカードの攻撃力を上げる効果以外の効果を得る。
このカードがフィールド上に存在する時相手モンスターの攻撃力は1000ポイントダウンする。
『英霊・エミヤシロウ』、『魔術師・衛宮士郎』がフィールド上に存在しなくなった時このカードを破壊する。
「墓地にある『英霊・エミヤシロウ』に装備できるカードは『悪魔のくちづけ』『重力の斧-グラール』『流星の弓-シール』『閃光の双剣-トライス』『破邪の大剣-バオウ』『ビックバンシュート』だ!」
悪魔のくちづけ
装備魔法
装備モンスターの攻撃力は700ポイントアップする。
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
500ライフポイント払う事でデッキの一番上に戻す。
重力の斧−グラール
装備魔法
装備モンスターの攻撃力は500ポイントアップする。
このカードがフィールド上に存在する限り、
相手フィールド上モンスターは表示形式を変更する事ができない。
流星の弓−シール
装備魔法
装備モンスターの攻撃力は1000ポイントダウンする。
装備モンスターは相手プレイヤーに直接攻撃をする事ができる。
閃光の双剣−トライス
装備魔法
手札のカード1枚を墓地に送って装備する。
装備モンスターの攻撃力は500ポイントダウンする。
装備モンスターはバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
破邪の大剣−バオウ
装備魔法
手札のカード1枚を墓地に送って装備する。
装備モンスターの攻撃力は500ポイントアップする。
このカードを装備したモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した場合、
そのモンスターの効果は無効化される。
ビッグバン・シュート
装備魔法
装備モンスターの攻撃力は400ポイントアップする。
装備モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードがフィールド上から離れた時、装備モンスターをゲームから除外する。
『英霊・エミヤシロウ』
攻2000→6500
「ば、ばかな! 攻撃力6500のエミヤシロウだと!?」
『((無限の剣製|アンリミテッド・ブレイド・ワークス))』の攻撃力6000の上昇にシールとトライスの攻撃力1500の下降だ。
「『英霊・エミヤシロウ』の攻撃! ブレイドダンス!」
何も無い空中から大量の剣が出現し『((青眼の究極竜|ブルーアイズ・アルティメットドラゴン))』に降り注いだ。
「うわああああ!」
王真 ライフ1000→0
「よっしゃ! 楽しいデュエルだったぜ?」
王真side
「……あはは……負けたよ」
何故だ!? 何故俺がこんな雑魚に……そうだ! こいつはやっぱり俺のカードを盗み見ていたに違いない! そしてカードをシャッフルする時に欲しいカードを上に持ってきたんだ。そうじゃなきゃ俺がこんなカスに負けるわけねえ! なんて卑劣な野郎なんだ!
「それじゃあ、俺はもう行くぜ?」
「あ、うん。また今度な?」
「ああ、また今度」
そう言ってカスは去っていった。
「…………クソガァ!」
俺はデッキをぶちまけた。そして何度も踏みつける。
「カスデッキが! てめえらのせいでカスに負けたじゃねえか! カスが! 死ね!」
俺は更にカスデッキに火を付けて燃やす。
カスデッキはカスにしては盛大に燃える。いや、カスだから盛大に燃えるのか?
「はっ! ザマーミロ! ハハハハハッ!」
side out
俺は王真とのデュエルに勝った後、オシリスレッドの寮に向かって歩いていた。
ふと、俺は疑問に思った事をセイバーに聞いてみた。
「なあ、セイバー。勝っておいて言うのもなんなんだけど、本当に王真に貰われなくて良かったのか?」
(ええ、良いんです)
「でも、俺より王真の方が強いと思うぞ? 正直」
(確かに、私もカードなのですから強い人間に使って貰った方が嬉しいかもしれません)
「なら……」
(ですがこの身は涼太の為だけに生み出された存在。涼太についていく事こそが私達の喜びなのですよ)
「ふ〜ん。そんな物なのか?」
(そんな物なのです)
「皆も?」
(もちろんよ)
(私もだ。主殿)
キャスターとアサシンが言う。
(まあ、そうだな。どこぞの馬の骨に使われるくらいならな?)
ランサーがニッと笑いながら言う。
(■■■■■ーーーー!)
バーサーカーが叫ぶ。
(私達は涼太だけのサーヴァントです)
ライダーがニコリとしながら言う。
(皆、貴方について行きたいと思っています。そのような事を言わないでください)
「セイバー…………ありがとう」
皆俺なんかについて行きたいと言ってくれている。なら俺は皆をうまく使ってデュエルに勝つ事こそが皆への感謝を表せるんじゃないだろうか?
俺はそう思って空を見上げる。青い空が広がっていた。…………今回も生き残れたか……
(無論、私も思っているぞ? マスター)
「うぉ!? アーチャー!?」
どうやらまた精霊が増えたらしい。
あとがき
お久しぶりです皆さん。作者です。
学校が忙しくあまり投稿できませんでした。この前ようやく余裕が出来たので投稿しました。
皆さんに質問なのですがデュエルのシーンでどっちのターンか分からないという事はありますか?
それに限らず見にくいや分かりずらいなどがありましたら教えてください。
他のシリーズでも「こうした方が良い」「ここの表現がおかしい」「この文間違ってる」などがありましたら教えてください。
説明 | ||
俺は何の変哲もない普通の高校生。なのに…… え?ここどこ? トイレ? 何故に? え?遊戯王の世界? ちょっ!? 俺そんなに強くないんですけどーーー!? | ||
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コメント | ||
シン・T・有馬さま、コメントありがとうございます。zeroのカードは多分出てきます。(RYO) FATE/zeroのカード出すのですか?(シン・T・有馬) ZERO&ファルサさまこめんとありがとうございます。そうですか。楽しく読んで頂けているならよかったです。(RYO) okakaさまコメントありがとうございます。王真はマジひどい子です。残念ながら十代達が釣りをしている場面は……ハッ!……あるじゃん。(RYO) ん〜特にないですよ?楽しく読んでますから。 (ZERO&ファルサ) 王真の小物外道っぷりに引いたwいくら無限に出せるからってカードに愛着も無いのかよ・・・そしてアーチャーさんの精霊化!釣り竿渡すなよ!絶対渡すなよ!・・・チラッ(okaka) |
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