テイルズオブエクシリア〜転生者はイレギュラー |
〜レオンSIDE〜
翌日、俺たちはシャンべリルアン海停から船に乗ってダークエリオン海停へ向かっていた。
俺たちはアルヴィンにこれから行く闘争都市ダークエリオンについてを聞いてみる。
「あ〜、闘争都市ダークエリオンって、俺が二十年前にいた頃にはなかった街だ。悪いが、俺じゃあ話ができん」
アルヴィンも困っているのか顔を手で触る。さて、情報を集めるのにどうするか。シャンべリルアンの住民にも聞いてみたが、誰も詳しく知らず、俺もアルヴィンが知っていると思い、他には効かなかった。さて、どうしようか。
俺たちが困っていると、
「ん?乗客さんの皆さん、どうかしましたか?」
この船の船長が俺たちに近寄ってきた。
俺は船長にいう。
「ええ。実はこれから行く闘争都市ダークエリオンについての話しをしていたんです」
「おお、闘争都市ダークエリオンのことか。よかったら、儂が話をしてあげますが?」
「本当ですか!では、お願いします」
ラッキーだな。ここで話を聞けるとは。
「闘争都市ダークエリオンは今から二十年前にできた街なのです。二十年前、まだ小さい村だったところの旅人の男が訪れました」
「(! 確か、二十年前に謎の男がダークエリオンのあるところに行ったのも確か二十年前……合致するな)」
「その男はこう言いましたのです。『この村をもっと大きくしないか?闘技場のような者を作って人々の見世物にすれば儲かるぞ?』と。その男が言ったことが何故か信用でき、村の皆さんは村を発展させるため、各地から腕っ節の強い男たちを連れて来て、5年と言う年月を経て、今の闘争都市ダークエリオンができました」
5年……つまり今から15年前に闘争都市ダークエリオンが完成したのか。
「十五年前に完成した闘争都市ダークエリオンは5年に一回、街を改装します。そして、その5年に一度の改装を記念し、街では多規模な闘技大会を実施するのです」
「へぇ〜、それは面白いな。船長、その大会のルールってわかったりする?」
アルヴィンが面白いことを聞いたと言わんばかりの表情で船長に聞く。
「ええ。闘技大会は大規模なので大会は最低でも1週間はするのが今までの記録にあります。闘技大会のルールは……といっても、戦闘方法は、シングル・タッグ・パーティーの3つのです。パーティーは仲間が5人なら5人、8人なら8人となっています。タッグの場合は男女のペアですね」
「そっか、タッグは男女のペアなんだ……」
「ええ。今、集まっているペアは全部で14組です」
……おい、14組だと。
「船長。一つ聞きたいが、そのタッグは名前とか分かるか?」
「さ、さあ?あ、ですが、一組だけわかります。確か……クレス・ミントペアでしたか?」
ガクッ
その名を聞いた俺は膝からガクンときた。
「(ま、マジかよ。ソードダンサーや謎の男だけじゃなくて、まさかクレス達まで!?じょ、冗談じゃないぞ!?)」
「レ、レオン、大丈夫か?」
いきなり膝をついている俺を見たミラが心配して声をかけてくる。
「あ、ああ……大丈夫だ」
いかんいかん。ミラに心配させてしまった。
「今年の大会は荒れるぞ?何しろその14組を見て、他の参加者達はビビってしまってな。参加タッグは全部で20組。儂がこの船に乗る前はまだ14組だけじゃったし、着いてからすぐにエントリーすれば間に合うぞ?」
よし、着いたらすぐにエントリーしに行こう。
「船は後、3時間で闘争都市ダークエリオンに着く。まあ、のんびりして待っていなさい」
そういい、船長は俺たちの前から去っていった。
そして、3時間後、船は闘争都市ダークエリオン、ダークエリオン海停に到着したのであった。
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第67話 闘争都市ダークエリオンへ | ||
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「他には効かなかった」は「他に聞かなかった」ですね。(BLACK) | ||
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