鳴上悠 キレる
[全1ページ]

陽介「な〜!今日は久々に、隣町に行ってみね〜か?」

 

陽介が提案した。今日は久々に皆で遊ぶことにしたので、隣町まで足を伸ばそうと言ってきた。

 

千枝「いいね。ここ最近ご無沙汰だったしね!」

 

雪子「そうだね。それじゃあ、今から向かおうよ。」

 

りせ「賛成♪」

 

直斗「ええ、わかりました。」

 

完二「ウッス!」

 

こうして俺達は、隣町に遊びに行った。

 

 

・・・隣町・・・

 

 

陽介「いや〜!久々で遊び疲れたぜ。」

 

完二「そうッスね。先輩!また勝負しましょう!!」

 

悠「ああ。いつでも。」

 

俺達は、ゲーセンで遊びを満喫して、駅へと向かっていた。

 

千枝「は〜、遊び疲れてお腹すいた!」

 

雪子「私も少し・・・」

 

陽介「んじゃ、そこのファミレスでも入るか。」

 

完二「賛成ッス!」

 

俺達は、すぐそこにあったファミレスに入った。

 

店員「いらっしゃいませ。何名様でしょうか?」

 

陽介「え〜と、8人で!」

 

店員「かしこまりました。それでは、こちらのお席へどうぞ。」

 

俺達は、店員に案内された席に向かった。

 

店員「ご注文はお決まりでしょうか?」

 

陽介「俺はAランチ!」

 

悠「このボリューム御膳。後はコーヒーを。」

 

千枝「アタシは、ステーキセット!」

 

雪子「じゃあ、きつねうどんで。」

 

完二「俺は、カツ丼超大盛で!」

 

りせ「私はパフェ。」

 

直斗「僕は、サンドウィッチをお願いします。」

 

クマ「クマは、リセチャンと同じパフェにするクマ♪」

 

店員「かしこまりました。」

 

店員は、俺達全員の注文を聞き、奥へと消えていった。

 

千枝「ここ、前から来てみたかったのよね。美味しくて安いって聞いてたから♪」

 

陽介「へ〜、里中でもそういう所行きたがるんだ。」

 

千枝「何ですって!!」

 

陽介のいらぬ一言で、千枝は陽介に襲いかかっていた。

 

陽介「ちょっ!里中さん!ギブ・・・ギブです。」

 

千枝「全く!」

 

陽介が千枝に誤り、その場は収まった。それを確認したかの様に、いいタイミングで店員が現れた。

 

店員「お待たせいたしました。」

 

クマ「待ってたクマ♪」

 

テーブルに各自注文した物が並べていかれ、食事を開始した。

 

・・・数時間後・・・

 

食事も一通り済ませた俺達は、話に没頭していた。

 

店員「お待たせいたしました。コーヒーをご注文の方?」

 

悠「あ、俺です。」

 

俺は、注文したコーヒーを一口、口に含んだ。いい味だ。堂島の入れたコーヒーには負けるが。コーヒーの余韻にひたっていた時に、奥からうるさい声が聞こえた。

 

チンピラ1「おい!この店は、客にこんなもん食わせんのか!!」

 

チンピラ2「気持ちワリ〜!」

 

チンピラ3「責任者呼べよ!責任者!!」

 

がらの悪いチンピラが、文句を言っている様だ。そっとしておこう。

 

千枝「なんなの!あいつら!」

 

雪子「千枝、黙っとこ。」

 

りせ「関わらない方がいいよ。」

 

直斗「そうですね。」

 

女子達は、余り関わらない様だ。だが、このメンバーはTVにも出たことがあるりせや直斗がいる。チンピラ達はそれに気付いたのか、こっちの席に向かってきた。

 

チ1「あれ〜!君りせち〜だよね♪」

 

チ2「マジ!ってかあれって、TVに出てた女探偵もいるぜ♪」

 

チ3「そっれに他の2人も、結構可愛じゃん!彼女達、今から俺達と遊ばない?」

 

チ1「そうそう♪」

 

りせ「ちょっと!やめて!」

 

完二「オラッ!テメ〜!いい加減にしろ!!」

 

チ1「ああん!やんのかテメ〜!」

 

完二「上等だ!!」

 

チ3「シュッ!」

 

完二「グハッ!」

 

陽介「おい!完二!大丈夫か!!」

 

完二「コイツの拳、全然見えなかったぜ・・・」

 

チ1「当たり前だろ!コイツは、現役のボクサーだぜ!」

 

チ3「お前の動きなんざ、止まって見えるぜ。」

 

完二「畜生!」

 

チ2「さて、雑魚はほっといて、行こうぜ!俺達が可愛がってやるからさ♪」

 

雪子「嫌!やめて!!」

 

千枝「ちょっと!触らないで!!」

 

りせ「完二!クマ!!」

 

チ1「そこのお前!さっさとどけよ!」バキッ

 

チンピラは、思いっきり俺を殴り、飲みかけだったコーヒーを頭から被った。

 

チ3「コイツダッセ〜!」

 

チ1「こんな何も言わね〜奴に、なに言ったって一緒だよ。チキンヤロ〜だしさ。」

 

チ2「全くだ!」

 

チンピラ3人は、コーヒーまみれになった俺を見て、笑っていた。

 

 

ブチッ

 

陽介「ブチッ?」

 

悠「・・・・・・」スタスタ

 

チ1「な、なんだよ・・・」

 

チ3「や、やろ〜ってのか?」

 

俺は、そのままチンピラの横を素通りした。

 

雪子「え・・・」

 

千枝「そ、そんな・・・」

 

りせ「嘘でしょ・・・」

 

直斗「先輩・・・」

 

チ1「なんだよあいつ!」

 

チ2「ビビって逃げてら〜!」

 

チ3「ダッセ〜!」

 

俺が出ていった後、あいつらは笑っていた。

 

陽介「嘘だろ・・・相棒。」

 

すると、後ろからブンブンと何かを振り回す音と、足音が聞こえてきた。

 

悠「人1人、殴り飛ばせそうな物があって良かった。」

 

相棒は、何処から持ってきたかわからないが、確かに人1人殴れそうなカジキマグロを持っていた。

 

チ1「おめ〜なめてんのか!」

 

チ3「俺が相手だ!」

 

俺は、現役ボクサーのパンチを避け、そいつの顔を思いっきり殴った。 

 

バキッボカッ

 

チ3「うぎゃ〜〜〜〜!!」

 

チンピラの1人は、相棒に殴られ、そのまま星になった。

 

チ1「コノヤロ〜!」

 

チ2「来い!」

 

次のチンピラが襲ってきたが、俺は体当たりをして、相手を倒した。そして、TVの中同様ボカスカコンビをおこなった。

 

チ2「ぎゃ〜〜〜!!」

 

チ1「ひ〜!助けてくれ!頼む!!」

 

悠「自分のおこなった事を恨め!そして、諦めろ。」

 

チ1「い、いやだ・・・た、助け・・・ひでぶぁ〜〜!!」

 

残りのチンピラも片付けて、千枝達を救った。

 

陽介「あ・・・相棒・・・」

 

完二「花村先輩・・・俺、絶対に先輩には、逆らわない事にします。」

 

陽介「ああ、俺も同意件だ。相棒、キレたら、あそこまでおっかないとは・・・」

 

千枝「鳴上君!!」

 

雪子「本当に・・・本当にありがとう。」

 

りせ「うわ〜ん!先輩!!」ダキッ

 

直斗「先輩・・・」ギュッ

 

雪子達は、俺に抱きついてきた。

 

悠「皆、無事で良かった。」

 

俺は、そう言い冷凍のカジキマグロを拾った。

 

 

・・・数時間後・・・

 

 

俺は、暴れた本人として、稲羽警察署に連行されていた。そして、今現在堂島から事情聴取をされていた。

 

堂島「お前な〜、ほどほどにしろよな。本来なら、補導歴付いてもおかしくないんだから。」

 

悠「すみません。」

 

堂島「ま〜・・・何だ・・・お前は許せなかったんだよな。自分の仲間が、やられてて黙っていられなかったんだろ?」

 

悠「・・・はい。」

 

堂島「ならいいんだ。だが、程々にしてくれよ。」

 

悠「わかりました。」

 

そう言って、俺は取調室を後にした。すると、帰ったはずの皆が、玄関前で待っていた。

 

陽介「相棒!」

 

雪子「良かった。」

 

完二「先輩!無事で良かったッス!」

 

直斗「すみません。僕達が本来なら事情聴取を受ける筈なんですが。」

 

りせ「でも、無事に終わって良かった。」

 

千枝「そうだね。」

 

雪子「そうだ!よかったら、今から皆で家に来ない?鳴上君にお礼もしたいし。」

 

陽介「賛成!じゃあ俺達はジュネスで、何か仕入れてから行くわ!」

 

完二「花村先輩!俺も付き合いますよ!」

 

クマ「クマも行くクマ♪」

 

雪子「それじゃあ、後でね。鳴上君、行こう。」

 

悠「ああ。」

 

俺は、雪子達の提案により先に旅館に向かった。

 

堂島「悠の奴、いい仲間をもったじゃないか。」

 

その光景を、暖かく見守っていた堂島であった。

説明
鳴上悠が特別捜査隊の仲間と遊びに行って、その帰りにファミレスでの事
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
10562 10361 2
タグ
ペルソナ4 鳴上悠 

虎命!さんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com