超次元ゲイムネプテューヌ music & Goddess 2 |
ガチャ・・・
扉を開けた音と共に二人の耳にはやかましい声が聞こえてくる
「だから!モンスターなら私たちでも倒せるって言ってるのー!」
「お前たちみたいな子供に倒せるわけ無いだろう・・・」
どうやらネプテューヌ達を子ども扱いしてクエストをさせないつもりのようだ
(やりたいならやらせてやればいいんだろうが・・・教会としてはそれで死なれるとこまるから、だろうな)
「兄、あの子達どうしたんだろう?」
「お前には関係ない。ここでじっとしてろ。クエストを貰って来る」
「あ、うん」
コツ、コツ、コツ
受付に近づくにつれて声が大きくなる
「もう!試しにひとつやらせてよ!キッカリシッカリバッチリクリアしちゃうからさ!」
「はあ・・・最近の子供は物分りが悪い・・・おっと、ほら他の人の邪魔だ」
「ねぷ?」
「ほら行くわよ。ねぷ子」
「ごめんなさいですぅ」
「悪いな、こっちこそ」
「あー!あいちゃん引っ張らないでー!まだあの人にいうことがー!」
「いい加減にしなさい!」
ずるずると教会の椅子まで引っ張られていく紫髪の子。
「お待たせしました。ご用件は?」
「クエストを受けに来た。俺宛のがあるはずなんだが・・・」
「あなた様のお名前は?」
「おそらく夜雀宛になってるはずだ」
「夜雀!?あの最近噂の!?」
受付の青年はひどく驚いている、無理も無いか。最近なんだか嬉しくない事に色んな噂があるらしいからな・・・
「ねぇねぇ、あいちゃん。夜雀って?鳥?」
「はぁ・・・もう呆れて怒れないわ・・・いい?ねぷ子。夜雀っていうのは最近噂の歌手よ」
「え?でもクエスト受けてるよー?」
「ねぷねぷ。夜雀さんはモンスターハンターでもあるですぅ。」
「ええ!?歌手でモンスターハンター!?・・・なんか怪しいねぇ!!」
「どこがよ・・・はぁ」
「だって、モンスター倒すとき歌うんでしょ!戦いがすきなんだね!」
「・・・もういや。このこ・・・」
「元気出すですぅ、あいちゃん」
なんかいろいろ言われてんなぁ・・・はぁ
「あの、こちらになります」
「ああ、ありがとな」
「では、吉報、お待ちしております」
「期待しないでいてくれ」
あいつのとこまで戻る。その途中三人の隣を通ったがまだ終わってないらしい。
「えー?だから怪しくない?ギターで叩くんでしょ!」
「誰もそんなこと言ってないでしょうが!」
「二人とも静かにするですぅ!」
ふぅ・・・
「あ、おかえり。色々言われてるね・・・」
「関係ない。行くぞ」
「あ、うん」
二人で出る。三人の喧騒はまだ響いていた・・・
「君たち!いい加減でていきたまえ!」
「・・・あの受付、大変だな・・・」
「なんか言った?兄」
「いいや。なにも」
「ふっ!」
ダンジョンに入って早速出てきたモンスターに向かい発砲する。
「いけ!」
「うん!」
合図とともに少年はモンスターに肉薄、連撃を叩き込む。
「はぁっ!」
足払いからアッパー。空中回し蹴りからライダーキック。そのまま獅子の闘志をぶつける。
「獅子戦吼!」
ガオー!という声(が聞こえる気がする)と共に敵が消し飛ぶ。
「終わったよ。兄」
「よし。奥に行くぞ、まだ目標には遠い」
「少し休んでも・・・」
「これくらいで疲れるな」
そういって俺はどんどん進んでいく
「MATTE!」
「・・・はぁ。変な発音をするな。某王者じゃないんだから・・・」
「ごめん・・・」
「こいつか・・・?」
最奥と思われるところについた。そこには今までとはちがう空気を纏ったモンスターがいた
「兄、こいつ強いよ・・・」
「お前からしたらな、俺はそうでもない。」
こいつはまだ未熟だ。俺の足元にも及ばない。だがいつかは俺を越えてもらわないと困る・・・そのための修行でもあるのだ。
「よし。お前メインで行け」
「えぇ!?今僕からしたら強いって・・・」
「お前が強くなるために来ているんだ。つべこべ言わずに行け、援護はする」
「あーもう!兄の馬鹿!」
そういうとあいつは走っていく。最初からそうしろ。ったく・・・
「おら!」
俺は片手に持った銃を乱射。狼のような体躯をしたモンスターだがあいつは横から周りから攻めるように言ってあるから味方には当たらない。
グオゥ!というような悲鳴と共に怯む。今だな。いけ!
「魔神拳!」
地面擦れ擦れを拳を振るうようにしたあいつの手から衝撃波が生まれ狼へと走る。
だが狼はなんとも無い様子で避けた・・・
「怯んでからの復帰が早いな・・・慎重に行け!」
「うん!」
バウッ!といいつつ狼があいつに噛み付こうとする・・・が、バックステップから回り込みに入る!
「もらった!」
これはあいつの得意技だ。俺はコンセントレーションと呼ぶ。どうでもいいな。
「きめる!」
あいつの体に力がこもるのがわかる・・・攻めるな・・・
「魔神拳!・・・双牙!」
先ほどの技を至近距離で二発・・・避けられんな
「まだまだ!三散華!追蓮!」
殴る殴るからの蹴り上げ、肘打ち。調子に乗ってきているな・・・
「くらえ!烈破掌!ここで・・・!乱掌!」
敵を掴み上げて手の先に力を集中、爆発。その後敵の懐に飛び込み拳を一文字を描くように回し、軌跡を爆発・・・そろそろとめるか
「終わりだ!殺g「止まれ」うわ!?なにするの!兄!」
「そろそろ反撃がくる。離れろ」
「大丈夫だよ!」
あの馬鹿・・・忠告を聞けとあれほど言ったのに・・・ん?言ってないって?あんたらには言ってねぇよ。
「殺劇!b」
あいつがモーションに入った瞬間狼の目に殺気が宿る・・・反撃にでるか・・・ったく
「やば・・・!ガード間に合わn「どけ!」兄!?」
ガブッ!!
「っち・・・」
あいつと狼の間に割り込んだはいいが、噛みつかれたか・・・
どくどくという音と友に血が噴出す・・・
「離れてろ!俺がやる」
「う、うん・・・」
いくか・・・
「離れな!」
大きく体を回して狼を飛ばす。
「こい、ヴァイスヘイン」
元から腰に挿してある銃を構えそこに剣をイメージする。その場を光が包み、光が晴れた俺の手には
剣と形容するには禍々しい暗黒剣のようなものが握られていた
「ふん・・・こいよ」
挑発に乗るかのように狼は俺に向かってくる
「・・・剛・魔神剣!」
タイミングを合わせ剣を叩きつける、次だ!
「起こしてやろうか?シェル・ヴァンガード!」
剣に刺してある銃身を砲身に変え、地面と平行に打ちぬく。
砲身からは地面を削りながら敵にぶつかる弾丸がでてきている。
ガガガガッ!
グオゥ!そんな悲鳴をあげ狼は爆発に巻き込まれ打ち上げられる。
「へっ・・・終わりだ・・・。」
落ちてくる狼にあわせ剣を・・・振り抜く!
「爪竜連牙斬!」
玄人の龍が爪で引き裂いていくように流れるような連撃で切り裂き続ける!
「すっ・・・ごい。さすが兄・・・」
もう狼は息をしてないようだが・・・念には念を入れるか
「爆ぜろ!」
空に切り上げた狼を砲身で打ち抜く。
・・・狼は消えてなくなった
「ふぅ・・・」
「兄!すごいね!」
バキッ
「いった!何で殴るのさ!?」
「俺は忠告をきけ・・・そういったよな」
「うっ・・・」
「お前はしばらくクエストには連れて行かん」
「そんな!許して!」
「帰るぞ」
「え!?許してくれたの!ねぇ!」
ギィィ・・・
二人が教会の扉を開けると・・・
「ふっふっふ・・・待っていたぞー!怪しい人ー!」
・・・仁王立ちしたネプテューヌがいた
「・・・おい、受付済ませて来い」
「え?あぁ・・・うん」
さて・・・
「俺らになんか用か?お嬢さん方?」
「あーっと・・・いきなり怪しいとかいってごめんなさい。まずは名乗らせてもらうわね。
私はアイエフ。あんま大きい声じゃ言えないけど、プラネテューヌの諜報員よ」
「わら・・・私はコンパですぅ。看護し見習いをやってます」
「そしてそして!私がネプテューヌ!この世界を救うひーろーだよー!」
・・・
「あー・・・っと。もういいか?」
「えー!?まだ話ははじまってないよー!?」
だって・・・ひーろー。なんていわれてもなあ・・・なんか発音が棒読みっぽいんだが・・・
「もうねぷ子は黙ってる!失礼したわね、時間、空いてるかしら?」
「ああ、まぁ。戻ってきたばっかだしな」
「そう・・・じゃあちょっと話を聞いてもらえないかしら?ここじゃなんだから・・・そうね。町にいきましょうか」
町か・・・
「おい!戻って来い!」
「あ、うん!これ、報酬だって」
「えーと・・・なんかずいぶん多いのな・・・」
「あいつには困ってたからお礼も弾んだらしいよ!」
「まあいいか。町に行くぞ」
「町?なんで?」
「このお嬢様方が話があるそうだ」
「時間取らせて悪いわね」
「いや、かまわん。行こう」
ついに出会いました!・・・誰か見てくれてるのかな?
説明 | ||
2話です! 誰も見てくれないと思いつつもかいてます! そろそろペースダウンかもですね(はやい) |
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コメント | ||
>リアルではおぜうタイプ 様 コメント感謝です!エクシリアです!あまり期待はしないでくださいね 汗 これからも読んで頂けたら嬉しいです!(東の和菓子屋さん@蒼) 作品を見逃していたとは不覚。……エクシリア?とりあえず新しい作品と聞いている。期待させてもらうぞ(キリッ(リアルではおぜうタイプ@復帰) |
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