超次元ゲイムネプテューヌmk2 希望と絶望のウロボロス
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突如として降り注いだ豪雨の夜だったが、朝目覚めると雨は無かったかのように空は晴天だった。

アイエフがNギアという四大陸のシェアなどを調べれる端末からの情報によると、女神の信仰率はうなぎ上りで上昇しているということでこれからの戦いに対して有利に動けるらしくそれは大変、喜ばしいことだと思う。ただ………

 

「『ごめんなさい、僕はもう君たちとはいられない』ってこんな状況で何考えているのよ……!」

 

アイエフは怒りの拳を造りながら苛立っている。

朝のことだ、協会の扉に差し込まれていた一通の手紙は空から送られてきたもので内容はアイエフの述べたとおり俺たちのパーティーからの離脱することだった。

いくら状況がこちらに傾いていると言ってもこのパーティーの中で文句なしの最強が居なくなったんだマジェコンヌ四天王とかはともかく、誰がティシフォネとかレイスを相手にすればいいんだ?

 

「空さん………」

「空おねえちゃん……」

 

ネプギア達も突然のことに動揺を隠せないようにただ机に置かれた空の手紙を見つめる。

 

「戦いが怖くて逃げだしたんじゃなくて?」

「それは絶対にない」

 

チカの言葉を俺は即時、否定する。

ゲイムギョウ界を想う気持ちだけなら、あいつは女神を上回るほどこの世界を想っていることを俺は知っている。

少なくても自分だけ安全な場所に”怖い”と理由だけ行くやつではない。

 

「がすとは空さんとか付き合いが短いのでよくわかりませんですの」

「うぅん……ほら俺には誰にも知ってはいけない極秘の任務がある展開とか、自分のとんでもない過去を知ってみんなに会えないとかそんな感じとかは?」

 

アニメやマンガの見すぎですの、とがすとが日本一に言っているが……ある意味、それはもっとも正解に近いかもしれない。

レイスが空に罪という思い出を叩き込んで空は罪悪感を覚え、女神であるネプギア達と共に行動することが出来なくなったと考えればかなり辻褄が合う。ーーーと考えたところで隣のコンパが俺の裾を引っ張ってきたそしてアイエフがこちらを見てくる。

 

「…………こぅさん」

 

この場で空の行ってきたこと知っているのはゲイムギョウ界でもネプテューヌ達とアイエフ、コンパそれにイストワールやゼクス、最後に俺とあの神界を舞台に決戦した俺達しか知らない。ーーー空のことを伝えることで理解してもらうこの世界が歩まされてきた悲惨の過去を

 

「早すぎる……ロムちゃんやラムちゃんにはきつ過ぎる話だぞ……!」

「だけど、女神よ?−−−いつかは知らなくちゃいけないことよ。例え候補生でも((守護女神|ハード))なら」

 

っーーだけど、っと喉から出そうになるがアイエフの言葉に間違いじゃない。

ネプギアも、ユニも、ロムちゃんも、ラムちゃんもーーー人間じゃないんだ。

これからのゲイムギョウ界を支えていく存在なんだ、女神候補生なんだ………

 

「…………」

「あの、お兄ちゃん?」

 

俺たちの真剣な眼差しにネプギアは首を傾げる。

 

「チカ、人払いを頼む。−−−これから話すのは禁忌の情報だ」

 

 

 

 

ーーーーーーーー○●○ーーーーーーーー

 

 

客室には、ネプギア達含めて日本一達も集まり怪訝そうな表情で俺たちを見つめている。

俺はアイエフとコンパに目を合わせて互いに頷き、俺は口を開いた。

 

「お前たちは4年ぐらい前に起きた事件を知っているか?」

「えっ?確か元女神マジェコンヌが起こした事件のことでしょ?。お姉ちゃん達が解決した……」

 

ユニが思い出す様にあの時のことを述べていく。

四年前ーーー俺がこの世界に来て一年のときに起きた異常なモンスターの出現から起きた数々の被害、そしてモンスターを操っていたとされる元女神マジェコンヌが世界を破滅させようとしたこの事件は((公式|・・))ではネプテューヌ達は討伐したという話になっている。

 

「実は、マジェコンヌを倒して終わりじゃなかったの」

「それに、マジェコンヌを倒したのは俺達じゃない、空だ」

 

俺たちの発言に更に怪訝そうな顔になるネプギア達、なぜ空が倒したことになってないのかそれは空の行ってきたことが原因だった。

 

「((再選計画|リライト・プロジェクト))ーーー空がそう名付けたこれは、世界の果てにたどり着いたゲイムギョウ界をリセットしてもう一度やり直しを実行させることだった」

「………えっ?」

 

空は今までのゲイムギョウ界が築いてきた歴史をぶち壊し全て最初からにしていくこの計画でどれほどの女神と人間が殺されてきたか……数えきれいほどだ。

 

「空には掛け替えのない親友がいた」

 

ーーーレインボーハートが殺された事件

ーーー託された思いを空なりに実行した結果が招いた悲劇

ーーーモンスターがなぜ存在するのか

それから俺は空の歩んできた道を全てを話した。

 

「そして俺たちは、定められた運命に従うのを拒否して俺たちは空を倒して自我を通した。それが四年前に起きた事件の真実だ」

 

全てを吐き出した俺はただ手を絡ませネプギア達の反応を見る。

アイエフもコンパも気難しそうに顔を歪めていた。

 

「そっ……そんな……空さんが、そんなこと」

「…………」

 

絞るように呟かれたネプギアの声音は酷く絶望の色が濃かった。

 

「……空さんが出て行ったのは?」

「日本一が言った様に自分の罪を知って顔見せ出来ないと感じたんだろう」

 

そう……とあくまで冷静に返すユニだったが握っていた手が震えていた。

ロムちゃんとラムちゃんは……今にでも泣きそうだった空に懐いていたから予想できなかったわけじゃなかった。

その他にも空とライバルような関係のケイブ先輩はいつもの無表情が怖いぐらいに無表情で、5pd.は信じられない様に頭を頭を抱えていた。

 

「お兄様はその破壊神をどうするのです……?」

「………前のことでそれなりに心を入れ替えているし、それにあいつはこの事件が終わればもうゲイムギョウ界と関わらないと言っていたしな……」

「それは信じれるのですか?」

「−−−あぁ、あいつは遠回しの言い方をするけど嘘はつかないから」

 

芯は強い奴だから俺はあいつのそんなところを信じているから

 

 

 

ーーーーーーーー○●○ーーーーーーーー

 

 

「5pd.をよろしくお願い、紅夜」

「任せてくださいケイブ先輩」

 

あの痛々しい空の過去話が終わり、俺たちは港に集まっていた。

なんだかんだ全ての大陸のゲイムキャラの協力を得ることが出来た俺たちは一度、プラネテューヌに戻ることにしたのだ。

ユニ達は元の大陸に戻ると最初から言っていたので既に旅だったが、あまりいい雰囲気でお別れすることは出来なかった。

あと、5pd.がこちらのパーティーに入ることになったアイドル活動はどうした?と突っ込みたいが彼女の強い要望もありとりあえず入ることになった。

ケイブ先輩によると歌で人を癒すことができる能力があるし、護身術もそれなりに会得していると言っているので大丈夫そうだ。

 

「紅夜、あなたも無理はしないでね」

「……はい」

 

心配そうにケイブ先輩は俺を見つめている。

これから更に過酷になるであろう戦いになることは容易に想像できる。

 

「大丈夫です。俺には心強い仲間がいますから」

 

ネプギア達は俺の大切な仲間で、心強い人たちだ。

 

「そうね……行ってらっしゃい」

「行ってきます。ケイブ先輩」

 

そして、手を振るケイブ先輩に背を向けてプラネテューヌ行きの船に俺は乗り込んだ。

 

 

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夜天 空side

 

 

「…………」

 

プラネテューヌに移動した僕は、人気のない森を歩いている。

本当ならこれから四女神救出に行こうと思ったんだけど、この世のものとは思えない力を感じてここに来た。

多分、この世界の住民で気づいているのはレイスと僕だけだと思う。

目的地に近づくほどにモンスターでも人間でもない異なる生き物の気配と異臭が漂う。

そして、僕は理解するここはーーーゲイムギョウ界じゃない。

自慢じゃないが、これでも数々のゲイムギョウ界の歴史を僕は見届けている。

それは同時にゲイムギョウ界の大陸にどんなものがあるのかほぼすべてを把握しているはずの僕にとって見たことが無いということは四大陸から離れた孤島くらいの違い、ここはネプテューヌの北北東の位置にあるキャザリング城という『((女神を要求する未来|ゲハバーン))』が封印されたいた場所の近く。

そして、ここは僕が周囲ごと消し飛ばした。

だから、消滅させた大地はそう簡単に直るわけないのに、何事もなかったように木々が生い茂っている。

 

まるでゲイムギョウ界とは違うことなるこの大地からは、狂気と混沌に満ち溢れているようにすら思える。

この世界の理を狂わす絶対的な化け物が、

この世界を嘲笑うが如く壊す混沌の怪物が、

ーーーつまりここは非現実と現実の境界線という訳で、僕は既に非現実の境界に入ってしまっている。

 

 

「………最悪だ」

 

パシッ!と僕は横から投擲された原始的な槍を二つの指で止める。

僕はそれを見る。

刃として機能している鉱物。

それを抑えている紐。

そして柄の部分として細長く斬られた木の枝。

その全てはゲイムギョウ界に存在しない物、つまりこれは異界から持ち込まれた物だ。

 

『ーーーーー』

 

僕の耳に声ながら声として認識でない、腐った柔らかいものをぐしゃぐしゃにしているような不可解な言葉が聞こえる。

草むらから出てきたのは、蝦蟇蛙のような形態をした、ピンク色の多数の触手を持つゲイムギョウ界には絶対に

存在しない生き物。

 

「ムーンビースト……なんで…?」

 

あの這い寄る混沌を崇拝している彼らが、なぜこんなところにいるか混乱するが、相手は獲物を見つけたように草むらから続々とその手に槍を持って囲むように現れる。

 

「………ちっ」

 

舌を打った直後、彼らは襲い掛かってきた。

空中へジャンプする者、地面を滑るように跳躍してくる者。

一番最初に突き刺してきた槍を捻って回避し、その柄を握り拳で叩き割る。

 

『ーーーっ!!』

「うるせぇよ」

 

僕は宙に舞った刃をキャッチしてムーンビーストの頭上向けて突き刺した。

沈黙化したムーンビーストが握っていたものを盗り、背後から迫った二つの槍撃をずらして大きく一歩を踏み出す。

二つのムーンビーストの首を掴みへし折る。

二人の持っていた槍を盗って空中で奇襲してきた彼らを突き刺した。

?る彼らたちの槍撃を抑え、躱し、叩き割り、そして刺す。

それを繰り返しているウチに僕の周囲にはいつの間にかムーンビースト達の屍だけが転がるようになっていた。

 

「…………」

 

浴びてしまった彼の鮮血、赤ではないヘドロのような緑に色で妙な粘着性がある気持ち悪い彼らの血、汚れている表面上でも裏でも、僕は汚れている。

 

『実にいい化粧を付けたね。破・壊・神?』

「やっぱりお前しかしないよな。ーーーニャルラトホテプ」

 

万象を嘲笑うかのような笑い声、木の陰から現れたものは長身の男性だ。

全てが黒いと言ってもいいほどの漆黒の服装、紳士の様に無駄のない姿だったがその嘲笑いが原因でどう見ても怪しい人物、いや……邪悪な人というべきか。

 

「一体、この世界に何の用だ。お前たちが気まぐれがこんな小さき世界を混沌と狂気で満たす気ながらお前たちはとっくに行動しているはずだ」

『おやおや、その言い方よっぽど私を嫌って?』

「お前を好きになれる奴なんてこの世にはいないよ」

 

クスクスクスと嘲笑をするにニャルラトホテプに気を逆撫でされている気分で胸糞が悪くなる。

しかし、油断はできないなぜならこいつの実力ならこんな世界、一瞬で無に還せれるぐらいは余裕である。

 

『そうですね〜。しかし我らが盟友は実に友好的でしたよ?あの神殺しの頂点も含めて』

「………何が言いたい。そして隠れている奴は全員出てこい。お前たちの桁外れの力じゃ隠れることなんて無理だろ」

 

僕の発言と共に空は全ては灰色に染まった。

ここはもはや、ゲイムギョウ界じゃない……彼らたちの世界だ。

 

『お久しぶりですね。破壊神』

 

まず空間から出現したのは美しい女性だった。

眩暈すら起こしそうなこの世のものとは思えない容姿して闇を思わせる長髪が神秘的に揺れる。

胸の所が開けたコートを着ていて、彼女が地面に降りるとそこは一瞬にして花が咲き誇る。

ーーー黒き豊穣の女神『ショブ=ニグラス』

 

 

『あら、相変わらず硬い顔ですね折角ですから石にして差し上げましょうか。破壊神』

 

次に現れたのは蝙蝠の翼を生やした女性だ。

心を鷲掴みされるほどの可憐な美貌で全体的に露出度が激しい服装をしている。

左右に巻かれた髪で、瞳は可憐とは裏腹の聘睨な非人間的な見る者を石にすることが出来る魔眼を持っている。

ーーー影の女悪魔『マイノグーラ』

 

 

『久しぶり』『元気にしている?』『破壊神』

 

虚空から放たれる老若男女の重ねられた声。

そしてどこからともなく現れる。絵に描いたような普通のどこかの学生服を着た男性。

しかしのその実態は、あらゆる時間と空間にアクセルすることが可能で過去と未来をその手に握っている。

ーーー神々の副王『ヨグ=ソトース』

 

 

『やぁ、何年ぶりかな?破壊神』

 

その声を聴いただけで僕の全細胞は急加速した。

気配も力量も全て肌を刺す様に感じながら、気づくことを拒絶してしまう。

それは僕を見上げていた。

全身を覆い隠すように伸びた灰色の髪、微かに見えるその表情は男性とも女性とも言える容姿だった。

それ以前に僕は震えるこいつの極地まで行く不気味な翡翠色の瞳に純粋な恐怖しか感じられない。

ーーー神々の魔王『アザトース』

 

「ーーーっ!。一体何の用なんだ!?」

 

人間なら既に魂まで死滅するほどの重圧感、存在と言う物が彼らの意思関係なく滅ぼしていく究極絶対の邪神達がなんでこんなところに!?

 

『それは、((君が一番知っているはずですよ|・・・・・・・・・・・・・・))』

 

こいつらからすれば人間なんて存在は良くて餌程度、悪ければ破壊されるだけ無力でちっぽけな認識でしかない。

だからこいつらが人間を滅ぼしに来たとかその程度で動く訳がない……!

 

「………レイスか」

『いま、零崎くんはそんな名前になったのね』

 

そういってショブ=ニグルスは大切な存在を想うよな心配そうな顔で目を閉じる。

 

『むぅ』『……』

 

それを面白くなさそうに夫であるヨグ=ソトースは口を歪ませている。

 

『ヨグはもう少し個性をお持ちなったらいかが?そんなヘタレだから、奥さんに見捨てられるのですよ』

『マイたん』『これでも頑張って』『いるんだけど……』

 

ヨグ=ソトースはマイノグーラに背中を叩かれ俯き加減で元気なく落ち込む。

こいつら全員に付いているアホ毛も枯れたように俯いた。

 

「君たちのことだーーー殺せなんでしょ?」

『君からすればそう聞こえるだろうね。でもボクはあえて言わせてもらう。返せっと』

「ーーーっ!」

 

アザトースが強めに声を零した。

それだけで周囲の木々は一瞬で枯れ果てた。

 

『元は君の物だからって理由でボクは引かない。君と盟友の仲にはいま深淵が出来ている。我らが神話の盟友を無駄死にすることは我らに宣戦布告を見做すよ』

 

アザトースの静かな死の言霊を吐いた。

そして周囲は、生物の住むことが出来ない砂漠となった。

これ以上こいつらを刺激すると、神々の戦争が起きるそれも全世界のバランスが崩れるほどの((終焉|エンド))クラスに、レイスは全世界のバランスの一角なっているんだ。

 

「気に入っているんだね」

『これを人間で言えば恋愛感情に近いだろうね』

 

この魔王様は実に自分勝手だ……。

レイスが欲しい、けどレイスのことを事情を気にしない正に独裁者だ。

 

『破壊神、私達は本気です』

『ククク、ショブ=ニグルスそんな丁寧に話さなくてもいいだろう?』

『えぇ、お兄様の言うとおりです。破壊神これは実に簡易な取引です』

 

いい笑顔で混沌兄妹が、僕に詰め寄る。

今この時も彼らは抑えることなき混沌をばら撒いている。

耳に届く罅が割れていく音、今僕がいる場所はゲイムギョウ界を区切った絶世界、しかしそれはゲイムギョウ界を上乗せしているのでこれ以上彼らが力をばら撒けばここは破壊され、彼らの放つ混沌がゲイムギョウ界に放たれたらーーー終わりだ。

 

『こうたん』『いまレイたんと言うべきかな?』『僕も彼を気に入っているからね』『また一緒に宴したいし』

 

クトゥルフ神話というほかの神々の神話と比べることすら愚かな程の超次元の存在。

更にその神々たちのトップ達が動けば世界どころか次元は消える。

 

『ボク等の提示するのは、レイスの解放だよ』

 

ーーーっ、僕は血が出るほどに拳を握る。

条件だけを飲むことは簡単だけど、それを実行となるとかなりの疲労がかかる。

 

「ーーー期限、は」

 

血が止まっていると思うほど全身を寒気が襲う。

彼らから放たれる死の言霊を聞きすぎた。

震えた声で意識が朧朧になっていく中で必死で口を開く。

 

『一週間だよ。((優しい|・・・))でしょ?』

 

アザトースの言葉に耳を疑った。

マジェコンヌをそして四天王を倒して上でディスペア・ザ・ハードを((レイス|・・・))をなんとかしろだと……?

本人は死ぬ気なんだぞ……!。

あんな意思だけで世界の理すら曲げるあの剛毅な奴を説得しろだなんてーーー無理だ!

 

『久しぶりに破壊神の絶望顔を見たわね』

『ククク、アハッハハ、出来なければこの世界が滅びるだけだ』

『そうだ。更に全ての並行世界も木端微塵にしてーー全世界に混沌をばら撒いてやる』

 

もうこれは取引じゃない、ただの脅しだ。

そして完全な詰みだ。

ここで断ればゲイムギョウ界と僕は殺される。

一週間以内にマジェコンヌらを倒した上でレイスを助けないとこの世界に未来は無い。

 

『では、一週間後。お待ちしております破壊神』

 

言いたいことだけ言い残し、彼らは消えた。

 

「…………」

 

このまま、いままで通りのルートでこの世界が救われたとしても時間が足りない。

そもそもディスペア・ザ・ハードは本来の物語では決して現れることが無い存在でその実力はマジェコンヌより遥かに次元が違うほど強い。

今の僕は空亡ちゃんの手によって力のほぼ半分を失っている。

空亡ちゃんを探して返してと頼む?いや、そもそもこのゲイムギョウ界で僕が本気出せば、この世界は簡単に崩れてしまう。

そんな状況下でディスペア・ザ・ハードを倒せたとしてもそれは僕の手によって再び滅ぼしたゲイムギョウ界が残るだけだ。

 

 

「どう、……どうすれば……」

 

思い出が壊れてしまう。

この世界での軌跡は宝物なんだ。

壊されたり、壊したりは絶対にさせない。

 

説明
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紅夜はプラネテューヌへそして空は……!
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コメント
藾弑サン>空「そっちは赤魂状態でも滅茶苦茶強いのに更に最終決戦仕様があるか……」紅夜「こっちは最終技があるだけだな」空「残り一週間で全てを終わらせないといけないのか、なんてムリゲー」紅夜「絶望したらそこで終わりだ。希望はどんな苦境でも輝かく!」空「(なんか痛いセリフ…)」(燐)
クァム「最終決戦仕様の俺が出れば簡単に全て片付けられるのに…」バカっ!人様の作品を荒らすな! クァム「まぁ空さん、脅しに負けずに頑張れよ!」簡単に言うな! クァム「てか藾弑、mk2-Qとっとと更新しやがれ!」ぐぬぬ(駆蘭)
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超次元ゲイムネプテューヌmk2 二次創作 新キャラ大量(ただしあまり出ない) 混沌へのカウントダウン 

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