とらドラif 竜児×奈々子 6 |
(も、もう。急になにをいいだすのかしら・・・・・・///)
高須君と料理の話で盛り上がることには成功したのだが
いきなり手を握られ嬉しいやら恥ずかしいやら、ただ赤面するしかない奈々子。
ふと麻耶のほうを見ると、ニヤニヤしながら机の影でガッツポーズなんかしている。
奈々子の頬も自然とゆるんでいく。
(こんなことぐらいでにやけちゃうなんて)
今まで築いてきた大人っぽい奈々子のイメージは丸崩れだが
いまはこうして高須君と仲良くなれたのが何よりうれしかった。
「お!高須、もう女子とうちとけたのか。感心だな!」
「いや、香椎さんぐらいだぜ。俺と笑顔で会話してくれんのは!!」
竜児の言葉を聞いて今は自分が高須君の中で一番なのかと思ってにやけてしまう。
そんなことを考えてる自分は恋する乙女なんだなと
もっとにやけてしまう奈々子がいた。
「そういえば高須これいるか?」
そういって北村君が差し出したのは一枚のチケットのようなもの。
「あん?なんだこれ?」
「会長からもらったんだがスーパーかのうやの10%割引券だそうだ」
「かのうやの割引券だとっ!!!」
その刹那竜児の三白眼が一層の輝きを増す。
廊下から悲鳴のようなものが聞こえたが気にしないようにしよう。
「高須君もかのうや良く行くの?」
かのうやといえば余り知られていないが
新鮮な食材をそろえているとこのあたりの主婦に評判のいいスーパーだ。
かくいう奈々子も家の料理を任されているため良く利用していた。
「いや、予算の都合上いつもは駅前のカワ○チで済ませているんだが
割引券があるとなれば別だ!今日はいい食材が手に入りそうだぜぇ」
そういって舌なめずりをする彼ははた目からみれば連続殺人犯と誤解されそうだった。
(これは神様がくれたチャンスだわっ!いくのよ奈々子!)
奈々子は自分にそう言い聞かせると竜児にこういった。
「わ、私も今日かのうやによろうと思っていたの!
あの・・・もしよかったらなんだけど・・・一緒に行かない?」
「おう、それいいな。香椎の食材選びも見てみたいしな」
そんな覚悟は露知らず、あっさりと承諾する竜児に肩透かしを食らった気分になったが、
奈々子はこの一言で今まで生きてて良かったとまたにやけてしまうのだった。
説明 | ||
続きです。 とりあえず3つずつ位のペースで投稿していくつもりです。 「いっぺんにやりすぎ」とか「もっとやっても大丈夫」とかあればよろしくお願いします。 今回は少しアドバイスをいただきたいのですが 「///」の使用についてどうおもいますか? 個人的にはあまり小説等の形式では見ないけど、SS風になると途端に多用してしまう表現なのですが・・・・・・ 極力減らすようにはしたのですが、アドバイスありましたらよろしくお願いします。 |
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