SAO〜黒を冠する戦士たち〜 第五十六技 噂の怪談…
[全3ページ]
-1ページ-

 

 

 

 

 

 

 

 

第五十六技 噂の怪談…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-2ページ-

 

 

 

アスナSide

 

―――ピピッ、ピピッ、ピピッ

 

目覚ましのアラーム音が鳴り響いたのでわたしは目を覚ました。

 

時刻は7時50分。

 

隣にはわたしの大切な人、キリトくんが眠っている。

 

彼はすごく大人びていて余裕もありどこか掴めないところもあるけれど、

優しくて頼りがいのある人で少し年上と感じることもある。

 

だけど、いま隣で眠っている彼はあどけない表情をしており年下とも思える。

 

そんなキリトくんの寝顔を少しばかり見つめてしまう。

 

「キリトくん…大好きだよ……」

 

彼の頭を撫でて顔を近づけようとしたら…、

 

「ぅん…、アス、ナ……?」

 

「!?」

 

キリトくんが目を覚ましてしまったので、何故かベッドに正座してしまった。

 

「あ、えと…。お、おはようキリトくん」

 

「ああ…。おはよ、アスナ…」

 

少し寝ぼけたような表情をしている。ちょっと可愛いと思った。

 

彼曰く、朝は弱いらしい。

 

「わ、わたし、朝ごはんの準備してくるね!」

 

「あ、アスナちょっと…」

 

焦って逃げようとしてしまったわたしをキリトくんが引き留めてきた。

 

「えっと、なに? キリトく「チュッ」ふにゃ/////////!?」

 

「改めておはよう…。朝の日課、まだだったから…」

 

キリトくんにキスされてしまいました。

 

「あにょ、そにょ…。ご飯作ってきます/////////!」

 

あまりの羞恥と嬉しさに部屋から逃げてしまいました。

 

幸せすぎて死んじゃいそうです///

 

アスナSide Out

 

 

 

キリトSide

 

「ちょっとやりすぎたかな?」

 

逃げたアスナのニヤケ顔をおもってそうでもないかと思い至る。

 

ここに引っ越してきてもう六日がたった。

 

最近では湖でよく釣りをするようになった。

 

筋力のパラメーターが高いので意外と釣れるものだ。

 

ただ、一つだけ全然釣れない大きな湖があったりした。

 

そして、今日も一日が始まった。

 

 

 

「今日はどうしようか?」

 

「そうだね〜。ん、そうだ! 探検しようよ♪」

 

予定を聞いてみると、無垢な笑顔で答えてきた。

 

こんな風に笑顔で言われたら反論のしようがないな。

 

「そうするか…。そういえば、昨日村でこんな噂を聞いたんだ」

 

「噂?」

 

俺が話題をふると、首を可愛らしく傾げてきた。

 

「ああ。実はな、少し行ったところに森があるだろ? そこにでるらしいんだ……幽霊が…」

 

「幽霊って、モンスターじゃないの? その、バンシィとかアストラルとかそういう…」

 

俺は首を振って否定する。アスナの表情は硬くなり、少し青くなっている。

 

「折角だから探してみようぜ」

 

「え!? いや、あの……」

 

俺の提案にアスナは言葉を濁らせている。

 

どうやら怖いらしい。なら、のせてみるか…。

 

「なんだ、怖いのか? かの【閃光】アスナともあろう者が…」

 

俺がそういうとアスナはムッとした表情をした。そして…。

 

「いいわよ、行きましょ!」

 

俺はニヤッと笑ってアスナに言う。

 

「言ったな?」

 

「あ…」

 

幽霊捜索に行く事が決まった。

 

 

 

「それじゃあ、行くか」

 

「女は度胸よ…。こうなったら幽霊の正体を暴いてやるんだから」

 

どうやらアスナは恐怖心を抑えるために意気込んでいるようだ。

 

「よし! キリトくん、肩車して」

 

「なぜに肩車?」

 

いきなりそんな事をいうものだから、思わず聞き返してしまった。

 

「いいから、いいから」

 

「はぁ、わかったよ…」

 

俺はしゃがみ込んでからアスナが乗るのを確認すると勢いをつけて立ち上がった。

 

「きゃ〜、すごいすご〜い! いつもと違った景色が見えるよ!」

 

「それはよかった。しっかり掴まってろよ」

 

「うん!」

 

こうして俺とアスナは探索へと向かった。

 

キリトSide Out

 

 

 

To be continued……

 

 

 

 

 

 

-3ページ-

 

 

 

 

 

後書きです。

 

怪談調査の正体は・・・・・・みなさんご存じあの子ですけどw

 

今回は少々短めだったと思います、すいません。

 

しかし次回もお楽しみいただけたら嬉しく思います。

 

それでは・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
第五十六話になります。
新婚編が終わり、今回からは新たな話になります。
怪談から始まる話といえば・・・・・・。

どうぞ・・・。
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
17188 16020 25
コメント
lightcloss様へ こちらこそ報告ありがとうございました、もう10年も前の投稿だったので当時よりもPCからスマホなどで見ることも増えたからこその弊害だったようです(本郷 刃)
やはりあの点々が理由だったようです。余白が消え横揺れ無くなりました。対応ありがとうございました。(lightcloss)
lightcloss様へ なるほどです、自分はPCしか利用していないので気付けませんでした。今現在もスマホ等で読んでいただいている方々もいるようなので対処しなければならないので一部コメントの削除を行わせていただきます(本郷 刃)
パソコンだと平気(lightcloss)
スマホで見る際にコメント欄の点々・・・が行変換されないで表示されてしまし右に空白が大量にできるの。だから初期表示は同じなのに横揺れが起きるという(lightcloss)
lightcloss様へ 自分の方で確認しましたが問題はありませんでした、もしかしたら文章の横の長さがそれほど多くない話なのでそう感じてしまう可能性も考えています。(本郷 刃)
このページの横幅がなんか変だ(lightcloss)
コッペパンをry様へ 茅場「ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ…」(本郷 刃)
↓キリト「後で制裁だな・・・」(コッペパンをry)
アサシン様へ 茅場「頭が花畑とも言うのだよ」(本郷 刃)
ユイ「人はこれをバカップルっていうんだよね?(そーどあーとおふらいん参照)」(アサシン)
motomaru様へ はい、いかせましょう!(本郷 刃)
soutiro様へ 2828を止めるすべをしりませんw(本郷 刃)
TK様へ ホントに羨ましい限りです(本郷 刃)
クロス様へ ニヤニヤですよね〜w(本郷 刃)
おし!!こい!!(motomaru)
ヤバイな....2828で止まらないやWWW(soutiro)
羨ましい日課だな!!wwもげろ!!(TK)
ニヤニヤ( ̄∀ ̄)(クロス)
タグ
ソードアート・オンライン SAO キリト アスナ 原作キャラ オリキャラ キリト×アスナ 原作キャラ×オリキャラ オリ×オリ チート 

本郷 刃さんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com