新魏・恋姫†無双 9話
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 一刀は、貂蝉達が作り上げた薬をのんだことで。朝、目を覚ますと女の子の姿になってしまっていた。

 

一刀「貂蝉ーーー!!卑弥呼ーーー!!・・・はぁ〜〜。あの時の薬の所為だよなぁ。ぶっ飛ばす!!」

 

 一刀は、ズボンを脱ぎパンツ一枚。そして、全体的に体が縮んだことでTシャツがぶかぶかでパンツが隠れて、どこからみても下着なしで大きめの男用のぶかぶかTシャツ1枚という、エロい状態のまま。怒りに任せ部屋から出ようとしたが、かろうじて残っていた理性が警報をならしたことで、落ち着きが戻った。

 

一刀「待てよ・・・。もしかして、やばい?いろんな意味で・・」

 

 一刀は、寝台の上に座り、心を落ち着かせ考えはじめた。

 

 部屋から出た場合・・。

 お姉ちゃんに見つかる→激しく暴走してくわれる

 

 お母さんに見つかる→くわれる→お姉ちゃんが呼ばれる→お母さんとお姉ちゃんにくわれる

 

 姉貴に見つかる→自分だと気づかれない?ような気がする→あの大剣で追いかけまわされる→騒ぎになる→お姉ちゃんにばれる→姉貴と一緒におしおき。

 

 姉さんに見つかる→・・・・展開が読めない。あ・・・でも、姉さんが姉貴を呼んで、くわれる→後で、お姉ちゃんにばれて→はげしくくわれる。状況悪化しそう・・。

 

 桂花にみつかる→いつものように言われる→お姉ちゃんに桂花と一緒におしおき

 

 季衣に見つかる→純粋だからお姉ちゃん聞かれると話す→ばれる→くわれる。

 

 流琉に見つかる→だ、大丈夫???あ、でも季衣と一緒に居る事が多い→お姉ちゃんに話す→くわれる。

 

 風に見つかる→今の所安全???

 

 稟に見つかる→妄想する→鼻血→騒ぎになる→お姉ちゃんにばれる→くわれる

 

 凪に見つかる→真っ赤になって倒れる→沙和と真桜が来る→3人に可愛がられくわれる

 

 沙和に見つかる→着せ替え人形→連れまわされる→お姉ちゃんの所に連れてかれる→くわれる

 

 真桜に見つかる→発明品の実験台→発明品と一緒にお姉ちゃんのところに連れてかれる→発明品を使いながらくわれる

 

 結衣に見つかっ・・・てるね。うん。天井裏で『ハァハァ。一刀さま〜〜♪エロいです〜〜♪』っていいながら鼻血垂らしてそう。絶対。

 

 零に見つかる→大人しそうに見えて一番ヤバイかも。

 

一刀「うん。逃げ場がない!!!あは・・あははは・・・」

 

 丁度、結論に到達したとき。ガチャッ。と、扉が開いた。

 そして、あらわれたのは・・

 

華琳「一刀、起きてるかしら。この竹簡の事な・・んだけ・・・ど」

一刀「お、お姉ちゃん」

 

 一番、会いたくなかった華琳であった。

 

 予想だにしない出来事に、華琳は持っていた竹簡を落としてしまう。

華琳「(一刀が知らない女を、部屋に連れ込んでるなんて!!オシオキシナキャネ)」

一刀「(ゾクッ!!この感覚・・。オシオキを考えてる・・。もしかして・・俺だってわかってない・・?)」

 

 一刀は、大事な家族にわかってもらえないんじゃ。追い出されるんじゃ。という不安に襲われた。

 

華琳「(それにしても。可愛いわね。一刀を少し小さくして、女の子にしたらこんな風になるのかしら?あの、不安で震える目一刀にそっくりよ。・・・・え?さっき、私の事お姉ちゃんと呼ばなかった?お姉ちゃんって呼ぶの一刀しかいなし・・。それに、昨日は全員寝台にすぐ向かってるから、無理だし。一刀もすぐ寝台に入ったから連れ込むなんて無理。もしかして、そっくりさんじゃなくて・・本物?私の夢実現!?た、確かめてみなきゃ。)一刀なの?」

 

一刀「そ、そうだよ。お姉ちゃん。気がついてくれたんだ。よかったぁ〜〜」

 

 華琳に気が付いてもらえて、自然と涙が出ていた。

 

華琳「当たり前でしょ?大切な人なんだから。気が付くわよ」

一刀「ありがとう。お姉ちゃん」

華琳「一刀、二人っきりなんだからお姉ちゃんじゃなくて、華琳でしょ?本当に女の子になったの?(と、とりあえず冷静に確かめましょう。華琳冷静によ)」

 

 華琳は、落とした竹簡を拾う事もなく。寝台に座る一刀に近づいて、いきなり服をまくりあげた。

 

一刀「・・・え?きゃぁぁぁ」

華琳「あら、本当に胸があるわ。どれどれ(触って確かめなきゃね。じゅるり)」

 

 そして、座っている一刀を押し倒すと、服を剥ぎ取り胸をいじる。

 

一刀「んっ・。あっ。か、かりん。や、やめてぇ」

華琳「ちゃんと感じるのね。やっぱり、一刀ね。こんなに胸が弱いんだもの。さて、下はどうなってるのかしら?(あ〜〜〜、本当に可愛いんだから♪)」

 

 胸をいじられ感じてる一刀は、パンツを守るほど力は入らずはぎとられる。

 

 華琳は、股間に手を入れてさわる。

 

華琳「本当にこっちはないのね。それに、ちゃんと女性器なっているわね。しかも、濡れてるわね。感じちゃったのかしら?(楽しいわぁ♪うるうるとした瞳が、ゾクゾクそそるわ。じ、自制が・・)」

一刀「い、いやぁ・・」

 とたん、華琳の中で何かが切れる音がした。

華琳「(もう・・。我慢できない!!!)」

 

 すると華琳は、一刀から降りて廊下に出た。

 

華琳「ちょうどいいわ。そこの兵来なさい!!」

兵「サー!イエッサー!サー!」

華琳「将全員に、今日の軍議中止の通達しなさい!!私の仕事は、お母様か秋蘭に回しなさい。私は今日休むわ。それと、一日一刀の部屋の周囲に誰も近づけさせないで。誰であろうともよ。信用されなかったら、そうね」

 

 部屋に戻り、さらさら書簡を書き廊下の兵に渡した。

 

華琳「これを見せなさい。わかったかしら?」

兵「サー!イエッサー!サー!」

 兵は走って通達に行った。そして、扉を塞ぎ。窓を布で覆った。

 

華琳「さて、十分でしょ?結衣早く、天井裏からどこかに行きなさい」

結衣「ちぇっ・・。御意」

 結衣は、鼻血を垂らしながら一刀の部屋から離れるのだった。

 

 華琳は、寝台に近づきながら一枚一枚服を脱いでいく。

一刀「か、華琳?な、何を?」

華琳「うふ。うふふふふ。何を?って、わかってるんでしょ?」

一刀「い、一日。か、可愛がられる?」

 華琳は、一刀が座りなおした寝台に行き、寝台に膝をつけると手を頬に当てゆっくりと撫でる。

華琳「わかってるから、真っ赤な顔して目が潤ませてるんじゃないの?一刀?それに、最初からTシャツ一枚、パンツ一枚だったわね。もしかして、自分でいじってたのかしら?」

一刀「(ば、ばれてる・・。それに、華琳に触られて・・・もう考えられなくなってる・・。)なっ・・。ち、ちが・・んっ」

 

 華琳は、一刀の口を塞ぐように口にキスをして、舌をからませていく。

華琳「んっ。ぺちゃ。ぺちゃ。ん。ぺちゃ」

一刀「あっ・・。ぺちゃ。ぺちゃ・・。んっ。あっ。(あっ・・もう・・・むり・・)」

華琳「ふふふ。可愛いわ。じゃ、今日は一日中楽しみましょうね。一刀。身も心まで可愛い女の子にしてあげるわ♪うふふふふ」

 

 途中、穂琳が何かを嗅ぎ付けた事でみつかったが。穂琳も参加するという事で騒ぎにはならなかった。

 そして、日付が変わる深夜まで、2人に可愛がられた一刀だった。

 

 

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 次の日朝、玉座に主要な将の面々が集まっていた。

春蘭「どうしたのだ?急に昨日は軍議がなくなったと、思ったら。朝になった途端、玉座に集合とは。なにかあったのだろうか?なぁ、秋蘭」

秋蘭「さっぱりだ。桂花なにか、聞いてないか?」

桂花「いえ。なにも聞いてないわよ。いったいどうしたのかしら?稟と風は聞いてない?」

稟「いえ。私も、それどころか昨日、華琳様に一度も会いませんでした」

風「多分というか、絶対お兄さんが関係してるのですよ〜〜〜」

季衣「え!?華琳様が付き添うほどの事がお兄ちゃんにあったの!?」

流琉「それは、ないんじゃないかな。華琳様なら、全員に知らせてくれるはずだし」

季衣「そ、そうだよね」

凪「華琳様も、隊長も一体どうしたのだろう」

沙和「ん〜〜。穂琳様もいないの〜〜〜」

真桜「ほんとや。どうしたんや?気になりだしたらとまらんやん」

零「うぅ〜〜〜〜。一刀に会えなかった・・・。会えなかった・・・。ブツブツ」

風「おぉ〜〜〜。零ちゃんが、黒くなっていくのですよ〜〜〜。でも、唯一してそうな人が一人いますよ〜〜」

 全員が、風が指さした方向を見ると一人。締まりのない顔の結衣が居た。

結衣「えへへ〜〜。えへへ〜〜〜。一刀さまぁ〜〜〜」

春蘭「な、なんだあれは!?いつもより、ひどいぞ」

秋蘭「ああ。それに、一刀に会えなかったら、零にみたいに落ち込む結衣なのに、笑っている」

桂花「風の言う通りね。結衣は何があったか知っているわね」

零「どいうことですか!?結衣」

結衣「わ、わぁ!な、なに?急にどうしたの零?」

零「急にじゃないです!!一刀様はどうしたのですか!?」

結衣「華琳様が来たら、わかるわよ。一刀様と一緒に来るわ。穂琳様もね」

 

華琳「あら、そろっていたのね。遅れたわ」

 丁度その時、華琳が玉座へと入ってきた。いつにまして、つやつやでどこか満足した顔で。それに続いて、穂琳も入ってきた。

穂琳「おはよ〜〜〜」

春蘭達「「「「おはようございます」」」」

華琳「って、一刀いつまでそこに隠れてるの?早く来なさい」

秋蘭「え?一刀が隠れるだと?」

春蘭「どういうことですか?華琳様」

華琳「どういうことっていわれても、見てもらうしかないわ。ほら出てきたなさい」

 

 華琳は、柱の陰に戻ると一刀の手をつかんでひっぱり出そうとしたが、抵抗して動かなかった。

一刀「だ、だって・・」

華琳「大丈夫よ。お母様手伝ってください」

穂琳「しかたないわね。ほら、いくわよ」

 穂琳は、空いてる方をつかんでひっぱりだした。

 

一刀「お、おはよう」

 すると、一刀に似た女の子がひょこっと姿を現した。

春蘭「え?あの、誰ですか?」

秋蘭「似ているが、一刀より小さいし、声が違う」

零「ん!!一刀様の匂いがする!!くんくん」

 さっきまで、ブツブツと黒くなっていた零が、立ち上がり。匂いのする方に歩き始め女の子の前で止まる。

零「くんくん。一刀様と同じ匂い。・・ぺろん」

一刀「ひゃっ!な、なにするの?」

 次の瞬間、零は女の子の頬っぺたをペロンとなめた。

零「この味、そして匂い。この子が一刀様です。一刀様〜〜〜〜♪」

 

「「「「「はい!???」」」」」

 華琳と穂琳、結衣と零以外が大きな声を上げた。

春蘭「何いっている!!そいつが一刀のわけがない!!」

桂花「そうよ!!一刀のわけないじゃない!!(でも、本当なら不本意だけど貧乳の仲間ね。それにしても、可愛いわね。いじめられてるところみていわ。・・変ね。いじめられたいと思うはずなのに、みてみたいと思うなんて・・・。うむむ。でも、今の一刀にいじめられるのも・・ありね。)」

 

秋蘭「だが、零が間違えるとは思えん(傾国の美少女といったところか。私も、一刀をいじって楽しみたい」

 

風「おぉ〜〜〜。お兄さんがお姉さんに。でも、まだ膝は座れそうなので、大丈夫ですよ」

宝ャ「ほんとになっちまうとは。世の中すごいぜ」

稟「ちょっと風。簡単に信じるなんて。ですが、本当なら・・・。昨日は、変わりたての一刀殿を、ふ、ふたりで・・・。お、おんなのよろこびぉ・・・。ぶぅ〜〜〜〜」

 

風「おぉ〜〜。いつもより余計に出ていますね〜〜〜。トントンしましょうね。稟ちゃん」

稟「ふがふが」

季衣「姉ちゃんになっちゃったの!?兄ちゃん。あれ、ぼくどっちで呼べばいいのかな?」

流琉「し、知らないわよ。でも、わ、私の将来は?兄様の赤ちゃんが・・」

凪「・・・・」

沙和「隊長が女の子に♪わぁ〜〜♪可愛いのぉ♪いろんな着せ替え出来そう♪」

真桜「あかん。凪があまりの衝撃で気絶しとる。でも、本当に隊長が女の子になったんやったら。大人のおもちゃ増やさなあかん」

 

 それぞれ三者三様の反応を見せ騒ぎ出すのだった。

 

華琳「静かにしなさい!!それと、零いい加減に離しなさい。今の一刀は刺激に弱いんだから」

零「わかりました・・」

一刀「はぅ〜〜〜〜」

 一刀は、零に舐められたことでぺたんと床に座ってぽ〜〜っとしていた。

華琳「一刀、しっかりしない」

一刀「わ、わかった」

春蘭「華琳様そいつが、一刀だとは!!」

華琳「あら?私の事信用できないの?」

春蘭「そ、そういうわけでは」

穂琳「なら、一刀に春蘭の秘密ばらしてもらおうかしら?」

春蘭「ふん!!知っている物ならいってみろ」

一刀「え?いいの?」

 

 一刀は華琳の方を見た後、春蘭の方を見て聞いた。

 

華琳「いいわよ。ねぇ、春蘭。秘密が合ってたら認めるわよね」

春蘭「はい!!」

華琳「一刀、いいわよ」

一刀「ん〜〜。いいのかぁ?姉貴は、お姉ちゃんと俺が女装した時の等身大の人形を作って、下着やら服やら着せて楽しんでるとか?」

 

春蘭「な!!そ、それは!!!秋蘭と一刀しか知らない事だったのに!!何故知ってる!!」

 

華琳「へぇ〜〜〜。それは、はじめて聞いたわ。春蘭。それに、まだ認めないのね。なら、もうちょっとすごいものないの?」

 

一刀「すごいもの?ん〜〜姉貴が、一人で慰める時人形使って、○○や○○してること?それとも、○○に○○つけて、○○してることとか?○○してるとき、○○○入れることが気持ちよくなってきたこと?」

 

 発言を聞いた瞬間、全員が春蘭から一、二歩引いた。それと、同時に『本当に一刀だ。それに、怒ってる』と『一刀を怒らしたら秘密がばらされる。怒らせら駄目だ』と実感した。

 

春蘭「うわわぁぁっぁぁ!!。みとめるから、一刀だって認めるからそれ以上いわないでぇ〜〜〜!!!」

 

一刀「え〜〜?もう、いいの?」

春蘭「もう、いいから頼む〜〜!!」

華琳「一刀。もういいわよ。春蘭の人形件は許すわ。それにしても・・(私の恥ずかしい秘密持ってるのかしら?)」

 と、一刀を見てニコッと笑ってみると。一刀も『もちろん♪』という満面の笑みを向けた。

 

華琳「(私も、気を付けた方がいいわね)さて、みんなこの子が一刀だって理解したかしら?」

「「「「はい!!」」」」

穂琳「なら、暴露もうおわりね♪」

 

 華琳は、玉座に上り座った。

華琳「さて、元凶の2人はどこにいったのかしら?」

卑弥呼「うぬ。呼んだか?」

貂蝉「よんだぁ〜〜?」

 

 

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 2人の化け物が、玉座の入り口から入ってきた。

 

華琳「呼んだわ。」

 

 華琳は、立つと垂直に頭を下げた。

 

華琳「私の夢を叶えてくれてありがとうございます!!!」

 

一刀「え?お、お姉ちゃん?な、何いってるの?」

 

華琳「え?あっ、ち、ちがうのよ。コホン。なんで、一刀を女の子姿にしたの?」

 

貂蝉「えっと、話せば長くなるのよ。」

穂琳「いいよ♪話しちゃって♪」

貂蝉「私達が所属していた、外史管理局で御主人様を男の娘や、女の子した艶本が流行っててね。あまりの人気で、本が発売されたすぐに売り切れるくらいでね。実際してみようという話になって。その姿が、実際にしちゃった証拠というか。外史管理局の集大成?みたいなものよ」

 

 理由を聞いた途端、一刀は崩れ落ちた。

 

一刀「え?そ、そんな理由で・・俺を、おんなに?」

華琳「その艶本手に入らないかしら?」

卑弥呼「うむ。確か、カバンの中に入れてきたがいる?」

華琳「ください!!」

卑弥呼「おお、その勢い負けた。うけとるがよい。」

 

 卑弥呼は、カバンから20冊を超える艶本を出して華琳に渡した。

 

華琳「ありがとう。大切にするわ」

 

風「あの〜〜、ちょっといいですか?」

貂蝉「どうしたの?程cちゃん」

風「お兄さん男に戻れるのですか〜?」

貂蝉「ええ。戻れるわよ。お湯につかれば」

一刀「本当!?」

華琳「秋蘭、お風呂を沸かしてもらうよう頼んでおいてくれるかしら?」

秋蘭「御意」

貂蝉「ただ・・」

一刀「なに?」

貂蝉「ご主人様、そのままの姿のまま男に戻るだけよ。それに、水を浴びれば女の子になるわよ」

華琳「どこかで、聞いた話よね?」

桂花「まるで、伝承で読んだ呪詛温泉ですね」

華琳「それね。一刀、もし他の人に聞いたら呪詛温泉に落ちたと説明しなさい」

一刀「ん、うん。わかったよ、お姉ちゃん。(元の世界に居た頃、読んだ話にあったなぁ〜〜。)」

 

凪「あの、この件とは別ですが。一昨日言っていた。隊長が特別とはいったい」

 

 いつまにか、回復した凪がずっと気になっていた質問をした。

 

卑弥呼「そうだの。ご主人の生い立ちを説明せねばならんの」

一刀「俺の?」

貂蝉「そうよ。私たちが今まで経験したことなかった外史で、結ばれて。やがて正史にてその2人の間に生まれたのが、ご主人様よ。曹操ちゃん、覇王って聞いて誰を思い浮かべる?」

 

華琳「西楚の項羽かしら。何故それを?」

貂蝉「じゃ、その宿敵と言えるのは?」

華琳「私をバカにしてるのかしら?劉邦よ。・・・まさか!!」

 

貂蝉「ええ。そうよ。御主人様は、ある外史の項羽真名を月花。そして、その時代に天の御使いとして降り立った、北郷刃これがあなたのお父さんの名前ね。刃さんが、劉家の養子になった。そして、劉邦と名付けられたもちろん、真名は刃ね。」

 

一刀「思い出した・・うん。お父さんの名前だ。そして、夢の中でお母さんが言ってた。真名を月花って・・」

 

貂蝉「2人は、何度も戦う内に惹かれあったわ。もちろん、歴史道理、月花さんが勝ったけど。殺さず、全員を取り込む形で終わったわ。そのあと、刃さんは元の世界に戻る事になったの。月花さんも仲間の説得で、付いて行くとことになったの。戦闘力と氣を引き換えにね。私達は、2人を正史に戻したわ。まだつながりが生きていたから。そして、生まれたのが御主人様。」

 

一刀「そうなんだ・・。」

 

卑弥呼「まだ、続きがあるぞ。儂たちは、油断していた。御主人様に、戦闘力と氣。しかも、より強力になって引き継がれてるなんて思わんかった。でも、覚醒するとは限らなかった。でも、あの悲劇で覚醒した」

 

華琳「そう・・・。でも、その話じゃ一刀は正史に戻れるんじゃ?」

貂蝉「あぁ、気が付いたのね。これまた、特別でね。その刃さんは外史で生まれたのよ。」

穂琳「どういう事?一くんのお父さんが外史で生まれたって?」

 

貂蝉「その、御主人様のおじいちゃん仁さんは天の御使いでね。別外史の項羽真名を皐月さんのところに、降り立ち一緒に大陸統一したのよ。でも、外史否定派がその外史を司る銅鏡をこわして外史をつぶそうとしたんだけど。仁さんたちが、壊れる寸前で間に合ったんだけど、外史の破壊は止められる状況じゃなくなったんだけど。銅鏡が、最後の力を使って正史をそのまま丸写した外史作り、仁さんに関係してる人達を送ったわけ。そして、その外史で2人は結婚して、生まれたのが刃さん。」

 

稟「それでは、その正史に似せた外史に、一刀殿のお父さんを戻さず、正史に送ったのですか?」

貂蝉「2つ理由があるのよ。一つ目は、正史から出た人を正史に戻すのは出来るけど。外史から出た人を、元の出てきた外史に戻すことは無理なの。だから、刃さん達を正史に送るしかなかったの。そして、もう一つ。正史に繋がりがない限り、その人を正史に送れない。ちゃんと、その人と血のつながりがないと無理なの。」

 

卑弥呼「刃さんの場合は、辛うじて仁さんの親せきが生きていたから、刃さんを正史に送れた。でも、もう正史に居た親戚は死に、完全に血が途切れたから送る事は無理。そして、さっき話した通り外史から元の外史に戻すは無理。」

 

貂蝉「話がそれたけど、ご主人様は覚醒したことで、氣をつかえるようになったが、周りに仕える人がいなかったの。それに、私達は小さい御主人様をほっとくことは出来なかった。そこで、力を使い。仁さん達が暮らす、外史に連れて行ったの幸せに暮らしてもらうためにね。そして、そこには楚と漢の主要な将達がいたわ。そこで、武と氣を鍛えたというわけなの。ご主人様がいつ、外史に行ってもいいようにね」

 

華琳「そうだったの」

一刀「ありがと。話してくれて・・・。」

結衣「一刀様・・・。」

零「・・・一刀様」

 

 玉座がシーンと閉まり返った時。難しい話で、オーバーヒートしていた春蘭が目を覚ました。

 

春蘭「うむむ。終わったか?」

秋蘭「はぁ・・。姉者・・。」

春蘭「な、なんだ。」

一刀「あはははは」

 突然一刀は、笑い出して周りは困惑した。

季衣「兄ちゃん?」

流琉「兄様?」

沙和「隊長?」

真桜「大丈夫かぁ?」

一刀「うん。大丈夫。姉貴ありがとう」

春蘭「う、うむ。よくわからんが」

華琳「うふふ(こういう時、春蘭がいてくれてよかったわ)」

春蘭「華琳様、話は終わったのですか?」

華琳「ええ。おわったわ。」

春蘭「なら、前からの約束だ。一刀勝負だ!!」

秋蘭「そういえば、あっちに居た頃そんな約束していたな。姉者と一刀が」

華琳「一刀、春蘭がああ言ってるけど、大丈夫」

一刀「うん。氣とかいろいろ本調子に戻ったからいつでも大丈夫」

華琳「なら、調練場に移動しましょう」

 

 そして、華琳達は調練場に移動するのだった。

 

説明
続きです。
華琳暴走。一刀の家族の生い立ちが明らかに。


誤字、脱字があると思いますが、温かい目でお願いします
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コメント
華琳は大暴走してる…そして一刀の情報収集力が怖いw(ミドラ)
華琳がいい感じで暴走している、素晴らしい。 さて、書いてみようと思った恋姫ssに一部設定が似ちゃったけどどうしよう。(神木ヒカリ)
らんま1/2・・・か?(カイ)
一刀の生い立ちがすごすぎ!! まあ華琳ならああなるだろうな?(きたさん)
華淋の暴走がひどいwww(アルヤ)
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