リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ |
「ぐぅっ!?」
一真が命がけの特訓を始めてから2か月(ダイオラマ球では6か月)、最初の頃は切り傷などが多く、何度か死にかけたこともあったが、今ではそれも大分なくなってきた(だが、切り傷は多い)
「この!!」
一真は瞬動で剣帝レオンハルトの背後に移動し攻撃したが、難なく防がれてしまい、弾き飛ばされてしまった
「くそ、来たれ雷精、風の精!雷を纏いて吹きすさべ、南洋の嵐!!雷の暴風・固定」
一真は放出されるはずの魔力をとどめた
「掌握。術式兵装『疾風迅雷』!!」
そして、それを取り込んだ
「行くぜ!!」
雷の暴風を取り込んだことにより、スピードが上がったが
「・・・・・」
レーヴェはその動きを捕らえていた
「(『疾風迅雷』で速さは互角になったが・・)」
鍔迫り合いになると、一真は決まって弾き飛ばされた
「(力はあっちのほうが上。まぁ、肉体が違うからな当然といえば当然か。パワーが圧倒的に上の相手に勝つには)」
一真はスピードを更に上げ、高速の剣技でレーヴェに攻撃した
「(スピードと手数で勝つしかない!)はぁあああああああっ!!」
一真は剣を振るスピードを更に上げた
「(いけるか?)」
高速の剣でレーヴェを追い詰めていった一真は勝てるかと一瞬思った。だが、その瞬間
「っな!?」
レーヴェの姿が消えた
『マスター、後ろです!』
エクシアに言われ、後ろを見るとレーヴェが剣を振り下ろそうとしていた
「し、しま・・・」
そして、レーヴェの剣が振り下ろされたが
『プロテクション』
咄嗟にエクシアが張ったプロテクションで斬撃を防いだ。その隙に一真はレーヴェとの距離をとった
「サンキューエクシア、助かった」
『いえ』
「す〜〜は〜〜〜」
一真は軽く息を吐いた後、再びレーヴェに向かっていった
「一真君〜〜、居ますか〜〜」
家のドアを叩いて、一真がいるかどうか確認しているシャマル。その手にはタッパーが握られている
「いないのかしら?」
シャマルはドアに手をかけ、引くとドアが開いた
「・・・お邪魔しまーす」
「一真君?ニック?」
シャマルは家に上がり、リビングに入ると。模型細工が置かれていた
「何かしらこれ?」
気になったシャマルがそれに触れると、シャマルの姿消えた
「え?え?ここどこ?私はリビングにいたはずじゃ」
気が付くとシャマルは違う場所に立っていた。その時、遠くから爆発音が聞こえた
「・・・あっちからだわ」
気になったシャマルは爆発音のするほうに向かって走り出した
「来たれ虚空の雷、薙ぎ払え!雷の斧!!」
一真はレーヴェの頭上に雷を落としたが、レーヴェはそれを岩で防いだ
「魔法の射手・雷の九矢!」
一真はレーヴェの周りに矢を放ち、煙を発生させた
「雷神閃!!」
そして、瞬動で懐に入りと、電気を纏った剣でレーヴェを斬った。だが、
「き、消えた!?」
一真に斬られたレーヴェはホログラムのように消えた
「分け身!?いつの間に!?」
一真がレーヴェの早業に驚いていると
「鬼炎斬!!」
レーヴェの最大級の一撃が放たれ、一真は壁まで飛ばされてしまった。そして、ぶつかった拍子に頭を打ち、血が流れてきた
「やっぱりまだ、届かねぇか」
一真は悔しそうな声で言ったが、表情はどこかうれしそうだった
『一真』
機械を止め、一真のそばに来たニック、その手には救急箱があった
「一真君!?どうしたのその怪我!?」
ニックが手当てをしようとしたときシャマルが訓練場にきた
『シャ、シャマル!?なんでここに!?』
ニックが驚いていると
「その話はあとでするわ。とにかく今は一真君の手当てをしないと。クラールヴィント」
『ja』
シャマルは自身のデバイス『クラールヴィント』を起動させると、一真の治療を始めた
「止血と切り傷の治療はしておいたわ」
『すまないなシャマル』
ニックがシャマルにお礼を言った
「いいえ」
シャマルは笑顔で答えた
「それより、ここはどこなの。それとなんで一真君はあんな怪我をしていたのか教えてくれないかしら?」
シャマルがニックに聞くと、ニックはしぶしぶ話し始めた
「つまり、もっと強くなるために今の修行を始めたのね?」
シャマルはニックから一通りの話を聞いた。因みに一真はシャマルの膝の上で寝ている
『ああ。勿論、俺も龍鬼も止めたぜ。だけど、一真がやると言って聞かなくてな』
ニックは頭をかきながら言った
「取りあえず、一真君を部屋に運びましょう」
『そうだな、ついてきてくれ』
ニックはシャマルを一真の部屋に案内した
「う、うぅぅぅぅ」
暫くした後、一真は目を覚ました
「ここは、俺の部屋・・・みたいだな」
一真は辺りを見回して自分の部屋だと認識した
「気が付いたみたいね」
「シャマル?何でここに」
一真はシャマルがここにいることに驚いた
「ちょっと一真君に用事があってね。それより、ニックから聞いたわ。まったく、無茶しちゃだめじゃない」
「・・・・・俺の無茶は生まれつきなんですよ。それに、男ってのは無茶して何ぼって親父に言われましたから」
「そうかもしれないけど、一真君はまだ子供なのよ。そういう無茶はもう少し大きくなってからするものよ。それと、これから訓練をするときは私を呼ぶこといいわね?」
「・・・・・なんで?」
「私がいればある程度の傷は治すことができるからよ」
「・・・・・成程、ならもうちょっと難易度を上げてもいいな」
「こら、そういうこと考えないの」
シャマルは一真の額に軽くデコピンした
闇の書事件まで後、1か月
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第06話 | ||
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