リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ
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 「え〜〜と、これで最後だな」

 

 一真が引っ越してきた週の週末、一真は日用雑貨を買っていた。本来なら桜も行くと言ってきたのだが、『友達と遊んで来い』と一真に言われ、一真一人で買い物をしている

 

 「さて、家に帰ったら訓練でもするかね」

 

 『訓練って・・・・普段から10倍の重力のかかるリストバウンドを装備している奴が、それ以上鍛える意味あるのか?』

 

 ゼオンが話しかけてくると

 

 「これで鍛えられるのは肉体だけだ。剣技や武術は鍛えられねえよ」

 

 「離してください!!」

 

 「うん?」

 

 ゼオンと話していると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。気になった一真は声のするほうに向かうと

 

 「触るくらいいだろ?それより、俺達と一緒に遊ばないか?」

 

 「予定があるので結構です」

 

 なのは、フェイト、はやて、すずかの4人が数人の男性に絡まれていた

 

 「そんなこと言わずにさ〜〜。退屈はさせないよ?」

 

 「(はぁ〜〜。しゃあない、助けてやるか)」

 

 その光景を見ぬふりをできなかった一真はなのは達を助けるために、近づいた

 

 「おい、お前ら、彼女たちが嫌がってるじゃねぇか。そこまでにしときな」

 

 「如月君」

 

 一真に気付いたなのはが一真の名前を呼んだ

 

 「あぁ?なんだてめぇは?」

 

 「ただのクラスメイトだ」

 

 「っは、ナイト気取りかよ?まぁ、いいガキは引っ込んでろ!!」

 

 そういい、一人の男が一真に殴り掛かってきた。一真はそれを避けず、黙って喰らった

 

 「きゃ!?」

 

 「如月君!?」

 

 「へへ、ガキがでしゃばるからいけないんだよ」

 

 「・・・・たな?」

 

 「ああ?」

 

 一真が言ったことを男は聞き取れなかった

 

 「殴ったんだ。殴り返されても文句はないよな?」

 

 「はぁ、何を言って・・・がぁ!?」

 

 男が最後まで言い切る前に、男は地面に倒れこんだ

 

 「ケンちゃん!?」

 

 「さて」

 

 一真は買った荷物を置くと。拳を鳴らし始めた

 

 「・・・・きな」

 

 指を『クイクイ』として残りの奴らを挑発した

 

 「ガキが調子に乗りやがって!!」

 

 「ぶっとばしてやるぜ」

 

 残りの二人は同時に一真に殴り掛かったが、一真はそれを余裕で躱し一人の男の腕をつかむと

 

 「せぇい!!」

 

 一本背負いで投げ飛ばすと、直ぐのもう一人に近づき

 

 「ふん!!」

 

 アイアンクローを喰らわせ、そのまま男を持ち上げた

 

 「いだたたたたーーーー。は、離せ!」

 

 「・・・それが人に何かを頼む態度か?」

 

 一真はさらに握力を込めた

 

 「いてぇえええええーー!!お、お願します、は、離してください!」

 

 「よろしい」

 

 一真は手を握力を緩め、男を離した

 

 「きゃぁ!?」

 

 悲鳴が聞こえたので振り向くと

 

 「来い!!」

 

 「いや、離して!!」

 

 一本背負いを喰らった男がなのはを強制的に連れて行こうとしていた

 

 「ほわぁた!!」

 

 一真は軽い助走をつけ、跳び仮面の戦士顔負けの飛び蹴りを喰らわせると

 

 「こいつは・・・おまけだ!!」

 

 「がぁ!!」

 

 そして、その状態のまま、回し蹴りを喰らわせた

 

 「さて・・・」

 

 一真はアイアンクローを喰らわせた男に近づくと

 

 「こいつは警告だ。二度と彼女達に近づくな。・・・もし、近づいたなら。今度は・・・この程度じゃ済まさねえぞ」

 

 「は、はぃいいいいいい!!」

 

 男は一真に恐怖し、気絶した二人を連れて、足早で逃げて行った

 

 「ったく、だいじょうぶだったか?」

 

 男たちがいなくなると、一真は4人に近づき話しかけた

 

 「う、うん」

 

 「大丈夫だよ」

 

 「平気や」

 

 「問題ないよ」

 

 「そうか、なら俺は行くな」

 

 一真は置いておいた荷物を掴むと帰ろうとしたとき

 

 「き、如月君!!」

 

 「うん?」

 

 なのはに声をかけられ振り向くと

 

 「その、助けてくれてありがとう!」

 

 なのはがお礼の言葉を述べた

 

 一真は少し笑った後、手を振りながら家に向かっていった

 

 

 

 「クールやな〜〜〜」

 

 一真が見えなくなった後、はやてがそういった

 

 「そうだね。それに、力もあるみたいだし」

 

 「着やせするタイプかもしれへんな」

 

 「・・・・・」

 

 「なのはちゃん?」

 

 さっきから何も言わないなのはに不思議がりすずかが声をかけると

 

 「ふぇ!?どうしたのすずかちゃん!?」

 

 「ぼーっとしているようだから気になってね?どうかしたの?」

 

 「ううん、なんでもないよ」

 

 すずかにそういい、なのはは歩き出した

 

 「(胸がドキドキする。これはあの男の事を思い出しているときと同じ?この気持ちは一体・・・何?)」

 

 なのはがこの気持ちの意味を知るのはもう少ししたらである

 

説明
第05話
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